電電来子の投稿作品一覧
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A
自分の嘘が嫌いでした。
心がえぐられるような気分で
誰かに依存したい本心と
心許ない笑顔がごちゃまぜになってって
A
自分の嘘が嫌いでした。
心ばかりがきれいごとを吐いて
誰かを見下したい本心と
心さえ失くしそうな不安感、あっあっあ...ショウシン・モウモク・ジコヒテイ
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A
誰かのフレーズだけ借りて
自分飾る愚か者
口先だけ上手いフリ
逆さまに落ちた
A
誰かが言ってたこと吐いて
周り騙す愚か者
指先見て指したフリ
机上の空論...末路の声
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S'
「大嫌い」
そう告げた唇の傷跡がまだ
心にトゲを刺して
くつくつ、と
笑うのです。
A
いつもの朝の風景は
突然途切れ出す
知らなかった衝突は...コトノハの後悔
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A
制服着込んだ悪意の固まり
廊下踏み鳴らす靴のかかと
○(まる)と×(ばつ)じゃ計れない グレーゾーンな彼女
机の上 ロッカーの中 色んなところに潜んでは
反射的に起こす行動 ヒッチハイクの恋模様
B
教壇の前 28番 笑いながら
ぺらぺら の 紙 みたいな 衝動
I don't know!...終わらないあの日の夜は
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A
ずっと待っていた
自転車に乗ってくるあなたを
調子外れの歌 響かせて
春の花の香り 漂(ただよ)わせて
A
きっと終わっていた
始まる前から出会う前から
調子外れの歌 響かせて
春の花の香り 漂わせて...手紙
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A
雑音警鐘最期の声
頭蓋骨の中で反響した
握るバールは錆び付いたまま
手放せない
B
蹴って殴ってかち割って
血も涙も出さない化物を
地面に転がして
月を背に、振りかざす...night duty
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A
君は知らないんだろ
僕にだって感情はあるよ
口開けたまま無言無言
されるがまま、しょうがないかな?
A
君は知らないんだろ
僕にだって言い分はあるよ
手振りかざして自問自答
できないまま、しょうがないよね。...ヒステリック・マシンガン
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A
人類撲滅キャンペーン
四畳半の部屋に
銀色のエイリアンが
大量発生、窓から
B
「君がこの星で一番偉い生物ですか?」
と、真面目くさって聞くもんだから
冗談まじりで応えてた
はいそうですよ、イエスイエス...人類撲滅キャンペーン
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A
密やかな声がする
夜の闇に紛れてさ
雲に隠された月
両目が光る・る・る
A
ささやかな悪戯(イタズラ)さ
そんな怖がらないでよ
星は落っこちちゃった?
クスクス笑う・う・う...前夜祭へようこそ
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A
水の止まった噴水の
ひび割れをこっそりなぞりながら
大理石の壁の前に立つ
君の髪 風になびいて
静かに流れ落ちる
B
澄んだ瞳は何を見る?
明日(あした)すらわからない
足元の小石を蹴飛ばした...僕の世界が終わるまで
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A
銀の首輪に錆びた鎖
腐った味
感じない舌先
震える夜の部屋の隅
子守唄は悲鳴、酩酊。
B
這いつくばって何に成って
牙も爪もとうに折れた
血肉滴る皿の上...犬傀儡
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A
満員御礼 拍手喝采
液晶画面の発信音
スポットライトが 当たりっぱなしで
熱い熱い
A
群衆心理の 洗脳光線
週刊雑誌の警告音
ストロボライトが 光りっぱなしで
痛い痛い...ゴシップニュースの人形劇
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A
羽根むしられた天使
もがく地上で這いずって
声届かぬ神託
あらぬ虚言を引きずった
B
祈りなさい
その心求むまま
堕落した白き翼
回らぬ舌で世迷言...失楽園
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A
地下室の壁 血糊のあと
閉ざされた扉の鍵穴は消え失せ
囚人染みた格好のまま
不味い飯と空気貪ってた
B
足枷が外れないから
外に出ること諦めて
かつての英雄は
右手の痣眺めた、だけ...幽閉サイケデリック
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夏場のアイドルなめんじゃないわよッ!
A
年中無休でちやほやされてる
テレビの女たちとは違うのよ
生きるか死ぬかの瀬戸際で
踏ん張ってる「ちょっと悪目立ちしちゃったうっかりさん(アイドル)」だっているのよ
B
うるさいなんて言わないで!
命短し歌えよ乙女
一夏だけのコンサート...セミプロ☆アイドル
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A
キャンディー 噛み砕き かけらきらきら
ハンカガイ ウラドオリ お手の物
サイテーな ヤツだって だれかちらほら
甘すぎて 笑えるね ポイ捨て三年間
B
スキップ
イチャつくカップル達 無視しよう
ケータイで繋がる仲間にヤッホー
もう自由 今日から...リトライフ
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A
ドラム缶一杯の疲れが溜まれば
そろそろ解体し時だろ
ネジも釘も抜いちまったら
さっさとぶっ壊そう、さぁ
S
叩け 外せ へし折れ 曲げろ
ギリギリまで追い詰められりゃ
できないこと
あるわけないな...abnormal tool
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A
無口で従順 僕の彼女
仕事は完璧 賢い彼女
愛してるなんて言わないよ
君は僕に使役される運命
B
いつでも
僕の傍にいてくれて
いつでも
僕の好きにさせてくれる...Celular
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A
一歩進んで振り返る
昨日とか昔とか
あんまり成長してないなって
ちょっとだけ拗ねてみる
B
普遍の意味
習ったのはいつだったっけ
つまらないとは限らないよ
日常...デイリーライフ
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A
「とりあえずお前には興味はないから、
ちょっと飛び降りてみろよ」
そう言った途端に誰かが落ちてた
冗談、これは何の冗談?
理解するのに三十秒
B
つまり俺の言葉は誰かの心に刺さってさ
実行へと移させるパスワード
S...言霊リアライズ
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A
絹の肌鞣した草原(くさはら)に
嘲り笑った鳥の歌
張り子の三日月浮かぶ空
口笛は何処(いずこ)へ消え去った
A
綿の首絞った独りきり
戸惑い走った足の裏
迷い子の頭撫でる手の
優しさは何時から無くなった...供養の人
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A
狭い狭い試着室ね
今日は何を着せられるのかしら
真っ赤なドレス 青いブローチ
色とりどり 染められましょ
B
別に嫌じゃないわよ
我慢と愛想(あいそ)でやっていけるし
笑いながら手を振ってれば
満足なんでしょ?...着セ替エ人形
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A
失う時
境に仕舞えば
もう二度と此方に戻れない
B
輪廻は訪れないまま
業火に燃え尽きた
赤い蝋燭 古びた棺
涙枯れるまで
S...弔いの唄
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A
空気、まさにその通り
居ても居なくても気づかれない
いわゆる底辺寄りの残念な人生
B
パーツの出来・その他諸々
何を取っても平均以下でさ
ランキングの最下位争い
一歩手前でうろうろしてる、そうさ
S...ぼっちマン
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S
百年後にまた会いましょう
今の貴方は幼すぎる
百年後にまた会いましょう
呪縛と共に
A
紙切れと口約束だけ
安易な契約
忘れられた貴方は美しい
心躍る...九十九の歳月
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A
「腐った世界は嫌いだ」アタシは呟いた
昨日も今日も 周りはゴミだらけ
息が出来ない
B
自分をこのままにしておくために防護服なんて着込んでみた
本当は気付いているんだ
変えられなきゃ変えられるだけ
S
友達が皆 毒 を吐いたから...Gad And Schoolwar
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A
乱雑に扱って欲しくはないけど
大事にして欲しいわけじゃないのに
勝手な想像→妄想
叩く陰口 「笑ってんでしょ」
B
そこそこ最低な視線
まぁまぁ最悪な意見
集まって一塊に
S...perfect princess
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A
垂れ流す伴奏
馬鹿げた調和
狭い部屋じゃ耳が痛いだけ
少しは黙ってろよ
B
押し込められてんのには
もう慣れたけどさ
脳味噌が腐っちまった
無力を思い知れ...思想革命罵詈雑言
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A
バラバラになったパズル
拾い集めてゴミ箱へ
どうせ考えてないなら
いらない いらない 必要ない
B
目を潰したまま
自分が求める理由を求めた
無限ループで終了
ガラクタになっただけ...チリアクタ
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A
汗がダラダラ 膝はガクガク
扉の前で小一時間 過ぎて
いつの間にか両手が震えてる
B
落ち着かせるためにお注射をしなくっちゃ
ポケットからガラス製の薬物取り出した
S
動脈に刺して 血流感じて
三原色の液体を注ぐの...ストレス逃避行