電電来子の投稿作品一覧
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A
貴方のその心臓に
弾丸を撃ち込めたなら
幸せになれる
幸せになれるはずなんだ
B
重ねていく貴方の罪を
責め続けてどれだけ経った?
路上で死んだ猫を見る目で
私の指先を...バイバイゲーム
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A
粋なネーミング
拍手してやろうか
センス飛び散るお部屋に
ずっとホーミング
監視してやろうか
合図任せのお返事
B
隠れきれるわけないだろ
曝されて暴かれて...空間拒絶思考
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A
いつまでも愛しぬけるほど
僕は堅くできてない
良くもない悪くもない
人生 一週間 安い言葉
B
例えば飛び散る紅のように
狂おしく踊ってしまえばいい
そうすればいつかは出会う
想像を超えた冷たさ...愛しのベレッタ
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A
「こんな、世界はまるで」「融けだした、金属のようだ」
呼吸するのもだるくて 10秒
そっと息を止めてみる
「ほらね、どうしようもなくて」「ついつい、やったことなんですよ」
にやけた顔でまた一人 言い訳
そっと僕を独りにした
B
先送りに送った感情
隔たりに閉じ込めた衝動...ラジウム
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A
知らない世界 コンニチハ
お陰様で 自由の身ですよ
鎖と壁と サヨウナラ
青い空へと 旅立ちましょうか
A
夢見た世界 コンニチハ
右も左も よくわからずに
お手々引かれて アリガトウ
アナタはきっと 親切なのですね...カゴノソト
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イントロ
私の声が聞こえてますか
ここから出られる日は来ますか
もう何年も窓の中から
貴方を見つめているのに
A
暗く煤けた部屋の壁と
代わり映えのしない調度品
私は少しもここを動かず
貴方と話す時を待ち望んで...密室画廊の少年少女
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A
自分勝手な喜怒哀楽振りまいて
楽しいですか。楽しいでしょうね。
自暴自棄気味に飛び降りて
苦しいですか。苦しいでしょうね。
B
「お天道様は見ているの」
「嘘吐きは舌を抜かれるの」
そんな世界でどうやって
生きればいいかは明白 明白 明白...みっつのいきかた。
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A
価値観の違い
世界観の違い
意見はいつも食い違い
私と違う、あなた
B
今日もケンカしました
些細なことくだらないこと
本当はこんなこと言いたくないの
仲良くしたいの...私と違うあなたと違う私
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S
酒や、歌えや花盛り
この時のために生まれたの
酒や、歌えや花盛り
何時何時までも、ここで
A
今年もまた季節は廻り
お前に逢える時が来た
肴はお前の旅の思い出
嘘で彩られていようと...桜の丘(仮)
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A
本を読むのが好き
ページをめくる心躍らせながら
あなたと会うのが好き
カウンター越しの業務連絡
B
この世界は不可思議
予定調和には終わらないから
一歩先が読めない
ページもめくれないまま...恋愛小説な私。
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A
「この世のどこかにイダイでステキな神サマがいるんだって」
そんなヨマイゴト興味もないし確信もないし価値もない
本当だったらスゴイコトだけれど普通に考えりゃアリエナイ
B
ゴミ撒き散らした交差点のど真ん中で
アタシは今日もマイクスタンドと突っ立って
だるくて重い体引きずり目を閉じる
飽くほど溺れた...ナンニモナイセカイ
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S
今まで君から貰った すべての“愛”にお返しを
1日だけじゃ足りない 君と僕の真白(まっさら)な“愛の日々”
A
君と僕は初めて出会いました
君は笑って僕を見つめました
僕はそんな君が眩しすぎて
こっそり目をそらしたりしました
あれからもう何年もたったね
僕らもそろそろいい年だね...WHITE SIDE
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A
大量生産される毎日
疑念も信念もごみばこの中へ
誰も彼もが何もわからずに
「いつも通り」の日々を過ごす
B
「くたびれた」と溜息吐いてはソファに寝そべりTV(テレビ)を見る
そのままそこで朽ちたみたいに
何処へも行かずに行かないままに
S...[Alternative]
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A
鉄筋コンクリート製の檻の中には
今でもカナリアが閉じ込められている
灰色の壁 息もできなくて
謳うこともできなくて
B
「忘却という名の罪 破棄される罰」
「無知という名の堕落 その先はいまだ誰も知らず」
S
機械仕掛けのカナリアが今日も青空の下動き出す...キカイノカナリア
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A
特攻参上 原価は上昇
ツギハギだらけのエスケープルート
有象無象に 有言実行
ハリボテ建前なんでも使え
月夜に勘定 仁信バイバイ
夢物語ならダストシュート
B
トリックスターならば魅せつけろ!
S...盗品スロットル
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A
灰色の街凍えた空気
どうしようもなく続いてる今
興味を無くした人間の群れ
噂を恐れて街を這う
「今の私は、まるで空気ね」
「この空とおんなじ灰色ね」
僕の、隣に膝を抱えて喜ぶように悲しむように
B
独り言、ぽつり、吐き出す少女...ノイズ
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A
ふわふわ浮いてるの アタシ
どっちへ行けば正しいの?
上か下か右か左か
それとも名もない未知の方向か
B
どうすれば決められるのかな
行きたい場所もないし
不安定に浮かびながら
どっちへ行こうか迷ってる...ほうこうおんち
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A
時々思い出すあの日のこと
君はずっと待っていてくれた
寒さと温もりが混じるこの場所で
僕をずっと待っていてくれた
B
「桜もそろそろ咲くね」「こっちではまだもう少し」
そんな短いやり取りだけで僕らは繋がっている
誰も知らない 君を知らない 僕を知らない ここでは
どうしようもなく 寒すぎて 君に...風が桜を