電電来子の投稿作品一覧
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A
霞む衛星 富と名声を
不可思議混じりに集めて放った
奥へ遊説 唱え歓声の
轟く “ことなかれ” 主義の現実を
B
陰謀論 暴論の
答えはまだ出ないまま
知らないふりをして
「手を打て!」「足を鳴らせ!」と...オーダーメイカー
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A
ちょっと僕の話を聞いてほしい
すぐに終わるさ、すぐにね
B
言わなきゃ伝わらないこともあるだろう
言わなきゃいけないことも、そりゃあるだろう
それでも僕は思うんだ
「言葉じゃ伝わらないこともある」って
S
君の声も 君の温度も 君の優しい微笑みも...(略)足りない僕の頭と言葉(略)
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A
誰にでもこんなことできるよ
僕である必要はないでしょ
誰にでもこんなことできるよ
こんなことくらい
こんなことくらい
A
誰にでもこんなことできるよ
あいつでもそいつでもできるよ
誰にでもこんなことできるよ...心、自傷
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A
くっつけちゃうぞ、そこの君
ぼくの体に縫い糸でちくちく
名前はキマイラ、生まれてこの方
愛されたことありゃしない
B
不気味な目
不気味な手足
不気味な足音響かせて
不気味な歯...ぼくはキマイラ
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A
昔々誰かさんが言ったそうな
「神は死んだ」と嘆いたそうな
「神様も死ぬんだなぁ」って
そう言った先輩も死にました
あぁ
S
世の中は割と理不尽で
僕みたいな輩(やから)が蔓延(はびこ)ってゆく
何にもないの、気力もやる気も...なにもない
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A
子供のころ描いてた背中は
随分と今じゃ小さくなって
どうしたんだい? どうしたんだい?
なんでそんなに縮こまってんのさ
B
ねだることばかりが上手になって
大きくなったはずの両手から
落としたものもなくしたものも
多すぎて数えきれない...Twenteen
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A
少女の足元には影
頼るものもなく
灼熱にすでに渇き飢えて、少女は独り立つ
A
少女の瞳には翳(かげ)
虚ろがこびりつき
灼熱はすべて奪い掠め、少女に襲いくる
B
孤独と幾星霜に苛まれた心には...少女は砂漠に独り立つ
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A
派手な振動で君の鼓膜は
きっとどこか壊れてしまった
私の声は届かない
君の耳にはもうずっと届かない
B
耳触りのいい
餌に
策に
無機物に、君は...スリヘル。
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A
どうしようもなく朝が怖い
そんな自分に吐き気がする
「真っ白な未来がある」なんて謳い文句
ひどく不安定な心地
B
流れゆく人の顔を
どう覚えればいいのかわからなくて
ただ落ちていく砂の粒を
留めておきたくて...まっしろなみらい
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A
巷の流行りに現を抜かし
嘆かわしや、あぁ嘆かわし
そんなに欲しけりゃくれてやる
さぁさ皆さんご一緒に
はい
S
やってるね、やってるねぇ
ちんちんかもかもやってるねぇ
やってるね、やってるねぇ...没案
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A
どうしよう、心臓爆発しそう
頭が沸騰しそう
ずっと片思い一方通行な
隣のクラスの高橋君
でも見ちゃったの、私見ちゃった
B
同じクラスの斉藤さんと
二人きりで遊園地へと
腕をからませ...ちんちんかもしれない
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A
目覚ましの音 あわてて駆け出して
ごはんもそこそこに、制服着こんでドアを開ける
少し走れば君が待っていてくれる
微笑み浮かべ
B
二人並んで歩いていく 他愛もない会話しながら
それなのに キラキラ して見える
S
ありがとう、いつもいつも...君と私の恋模様
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A
鼓動 混同 賛同 一直線
堕落 墜落 快楽 万々歳
機能 才能 反応 最前線
御託 潤沢 全く 無問題
B
あんたが望まなかったように
わたしも望まなかっただけさ
S
狭すぎるこの世界の中で...ネグレクトシンドローム
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A
永久(とわ)の友情を語っていた
あの日の女子の皆さんは
卒業式最前列で
泣いて笑って幸せそう
A
かく言う私は悟っていた
惚れた腫れたにゃ縁もなし
卒業式端っこのほうで
魚の目をして前を向く...鏡界線
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A
期待は昔から嫌いだった
きっと裏切られて終わるから
時の流れとやらもそれを
解決してはくれませんでした
B
ごめんね
なんて軽々しい
そんな空っぽの頭を振り下ろされても
ごめんね...迷惑な他人
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A
肌寒い三月の朝
まどろみの中から抜け出して
窓の外を眺めた
一面の桃色は僕を迎えてはくれない
B
破り捨てた粗末な紙切れは
あの日の僕の下へ置き去りに
したまま
S...ukakuoG
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A
臆病な女だった
いつも下ばかり向いて
伸びただけの髪の毛 傷んだ毛先が宙を舞った
B
いつごろだっただろうか
彼女がここから消えたのは
ああ、いつごろだっただろう
彼女がこの世から消えたのは
S...レイニーシーズンマシンガン
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A
行動は難解で 会話には入れない
そんな君がこの目に焼きついていった
最初はうらやましいだけだった その次には傍にいたくなってた
次の次を何度か越えたら 君が欲しくなっていた
B
見た目だって 中身だって 全部全部 つりあわない
机いくつか越しの埋まらない隙を
どうしようもなく見つめるほど
僕は ...君の中に少しだけ僕を
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A
逆恨み妬んだ 影のできた道の上
「貴方がこばんだ」キレイゴト、バイバイ
A
「この気持ちは何だ?」失意と憐憫乗っかって
「私が殺した」オリノナカ、バイバイ
B
狂気がちょっとずつ 私を孕ませて
おおきくなるの、心の中
つながった胎動...ナイトムーンメランコリックドリーム
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A
涙でおぼれそうな日もあったね
どうしようもなくて死にたい日もあった
君はずっとそばにいて「大丈夫」って聞こえそうなほど
私を助けてくれた
B
十何年前かの誕生日 私に贈られた
丸くて柔らかい君は今はもういない
S
ニニ、ニニ。君のこと、大好きだったよ。...私の大切なニニのはなし。
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A
八連並んだベイベー イキなコトしようじゃないかと言われてった
落ちくぼんだ目に(笑)(笑) 移ろうは秋の風と女心です
A
哀憐気取ったバイブル 惑わされ行こうじゃないかと聞かれただけ
閉じ腐った目に(病)(病) 誘うはカラスとネオンライトなんて
B
始まりはいつだったか?(燃焼連勝散々散々)
終...サッカライン・オアシス・シンドローム
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A
ぱっと呼んで急言 そーっと置いて進言
語り出すのはミーイズム
かっ飛ばして削減 ふーっと吐いて上限
悟り出すのはエゴイズム
B
調子乗って アクセル踏んで 突っ込んで
サヨナラ バイバイ マイライフ
料紙切って 良識って なんだっけ?
ホモもヘテロも逆様に...ミィンブレイカ
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A
恍惚の生命 走り出した
聞こえないフリで 従順を待った
対話もない 対面もない
虚ろな目は 月夜を舞った
B
明らかに「気づいている」
存在の証明 言動の乱れが
咲き出すその前に 断ち切れるか?
S...ロンリー・ロンリー・ペシミズム
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1A
詰めこんだ弾丸は意味もなく飛び出してた
「こんなことすらできないのか」罵声(ばせい)の雨
ハートに、ハードに突き刺さる何かしらの衝動に
「それなら生き残ってやろう」呟いた
極めこんだ算段はにべもなく断ち切られた
「こんなことすらできないのか」指差す笑み
コースも、モードもばらついたままでのゼロ...Utopia or Distopia(仮)
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課題なぞ滅びてしまえ
課題なぞ滅びてしまえ
課題なぞ滅びてしまえ
課題なぞ滅びてしまえ
こんなの資源の無駄じゃ
全くもって無意味の権化じゃ
滅びてしまえ滅びてしまえ
課題なぞ滅びてしまえ
英字の羅列と絶望を織り混ぜた
僕専用の課題様...(non title)
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A
言いたいことも言えない世の中じゃ
生きづらい息辛くって
アウトロー決め込んでみても
なんか違う・違う・違う
A
やりたいこともやれない世の中じゃ
逝きづらい遺棄辛くって
諦めをこじつけてみても
なんか怠(だる)い・怠い・怠い...LS
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今日のごはんは焼き肉にしよう
豚か牛かは決めてないけど
鶏はないかな、ラムはありだよね
あれはどうだろ、これもいいなぁ
ジューシーな香りを想像しよう
もぐもぐ咀嚼 ぱくぱく消化
血となれ肉となれ
おいしくなぁれ
腹回りに警報発令
あらら、いけね。ちょっとやばいようね...(non title)
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A
ひとりで寂しい夜も繋がっていたい
ハートや星や笑顔に埋もれさせて
他愛もないやりとりに 心 飛びこませたい
B
そんなアナタの願いを叶えましょう
数値だけの存在だけど
歌と光で導いて、手にした言葉を胸に抱き
S
届けるよ、このメッセージ...transmission of the messages
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A
得物をペンに持ちかえて
相手は目の前の書類、累々(るいるい)
ヘイワなニチジョウを愛すべきか唾棄(だき)すべきか
タイクツな日々をどう生きるべきか
B
暗いあの場所で 夢でも見ているような
浮遊感味わえば もう戻れない、日の下
S
あぁ、何と戦ってるんだ!...ニチジョウヘイワキタン
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A
モルタルの落書き 参照
火をつけた足音に 干渉
気に病まぬ嬌声が 残響
状況証拠だけ 提唱
閉塞的スパイス 献上
頬痩けた蒼白の 願望
見知らぬ顔の群れ 惨状
縛られたカナリアが 癲狂
手を伸ばした午前二時...インドアグレイタウン