タグ「MEIKO」のついた投稿作品一覧(43)
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冷える足先
残像すら既になく
この両手は 何も紡げない
縺れる舌に
苦味すら残らず
この身体は 何も赦せない
戸惑い
憎み
嘲り
君は 何を望む?...ワカレノ唄
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馬鹿みたいだと思うの
こんな感情、イコールで繋げない
ありえないと思うの
こんな恋愛、すぐに終わるよ
恋人同士とか
恋愛ごっことか
イベントごととか
形だけに、惑わされる
さよならと
この手を振れたらいいのに...Like≠Love
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静寂が耳に木霊して
暗闇に灯りが溶ける
不安定に音を揺らしても
壱すら赦されないワタシ
唯一の存在で居たかった
気付けば波に消されてた
声高く唄を奏でても
壱すら赦されないワタシ
奏でるこの声に
唄うこの器に...零
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呆れてしまうよ
いつだってこの視界は不透明で
優先順位さえ不確かなまま
時間に追われて息してる
飽きられてしまうよ
いつだって同じことの繰り返し
聞きたくない言葉には耳を塞いで
大きな声で叫びましょう
こんな 世界は イヤだ
朝焼けすら憎んで...n0thing
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この部屋には君の気配すらない
冷えて堕ちて渇く嗚咽の意味も
誰も知らず
今、朽ちていくなら
君ごと沈めてしまえ
この身を
ほら、聴こえるだろう?
その瞳も
ほら、色を失くし
「君は 声を 嗄らし 唄う...朽ちる色
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わたしは。
なにも、しらない。
絡めた指の、ほどき方
男の、節ばった大きな手のひらが、頬を包んできた。
まるで壊れ物にでもするみたいな、そんな動き。
「……メイコ」
僅か十数センチの距離で、名を呼ばれる。
大層低く、どこか呻るような響きが、胸の奥をざわつかせた。
「…何よ」
強がって、そ知らぬフリ。...*小説*がくメイ*絡めた指の、ほどき方*5/5はMEIKOの日!*
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繋ぐ音の狭間に
小さな灯りが消えていく
只眺めることすら出来ず
目を逸らし俯く日々
嗚呼 この声が世界を揺らすなら
少しでも 何かを変えるなら
君の頬が 渇きますように
憂う瞳が 空に向かいますように
嘆く人の狭間に
小さな灯りが再び...Life
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君は願う
まだ明けぬ空の彼方
たゆたう水面は涙に似て
苦しみに赤を吐く
僕は唄う
その果てさえも知らぬまま
思い描く未来は遠く
滲んだ残照 解ける指
堕ちたのは空
沈むのは言の葉...for you
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君の待つ空に ひとつ
今 降るは 淡い色
密やかな 息の下
幾年(いくとせ)も待ち焦がれ
微笑む 君は ただ 想う
赦されぬのなら
その曖昧な境界(さかい)を
壊してしまえばいい
このままでいられれば
何一つ変わらなければ...永久ノ音
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ウサメイコ
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あれもこれも全部欲しくて
笑顔振りまいた
結果中途半端
僕が歩くその先に
何が存在しているか理解せず
結果こんな状態
いつから妥協ばっかりなのかな
こんな僕でごめんなさい
緩やかに落ちてく感覚に
つられるように目を閉じた...僕と、明日の僕と
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壊れかけたままのこんな関係でも
君は離したがらないよね
同じ景色見てた筈の
この目に映るのはモノクロ
君が欲しがってばかりいた
約束の証すら 意味を失くす
もう 哀しい顔は見たくないから
目蓋の裏 笑う君に
ごめんねとさようならを告げよう
剥がれ落ちた感情...モノクロ
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夢にのまれた あの夜の話
静寂すら煩く響いて
言葉飲み込んだ 喉が喘いだ
ひっそりと咲いた呼吸音
繰り返し寄せる想いの波間に
溺れていた
このまま
そのまま
君すら見えず
求めず...Dear my song
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籠女
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かごめ かごめ
かごの なかの とりは
いつ いつ でやる
よあけの ばんに
つると かめが すべった
うしろのしょうめん
だぁれ?
籠女籠女と鳴く鳥は
幼い子どもの手を引いて
籠の中に入れました...籠女
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冷えた指先が痛むよ
もうない温度を探して
冷えた足先が迷うよ
もうない未来を求めて
こんな淋しい想いするなら
君に逢いたくなんてなかったよ
箱の中に閉じ込められて
受け入れる音を奏でるよ
愛していると叫ぶことも
永遠を欲しがることも赦されず...それは、とある箱庭の
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耳を塞ぐ 音の連なり
君の声さえ聞こえない
こうやって目を閉じれば
全て忘れられる
そんな、気がした
生まれ落ちる鼓動に
幾つ涙 落としたかな
揺らぐ水面 憂う顔も
記憶の隅に追いやって
胸を塞ぐ この想い...Born
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少し冷えた指先が 哀しげに触れた
促されるまま上げる視線
貴方が淋しく笑う
間違いなど何もなく
惹かれあった筈だった
どうしてなのかな 視界が滲んでく
赦されないと言う
誰が赦さないのだと問われる
護るなんて言えやしないから、傍に居たいと告げた
この世界と 私と...レンアイカンジョウ
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喘いだこの身体を
抱きしめる腕は二本だけ
同じ温度 同じ感触
だってそれは「私自身」
愛だの恋だのと
唄う身体支える 脚二本
同じ速度 同じ癖で
くるくる 同じところ回る
歪んだまま
歪ませたまま...音ノ色、君ノ唄
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もう 訳判んないよ
君は結局何を言いたいんだい
「正義は必ず勝つ」だなんて
いつの時代のヒーロ気取り?
もう 多分聞き飽きた
右から左 左から右
言葉はそのまま通り抜けていく
私の心をささくれ立たせて
そんなもので その世界どう変わるの
そんな価値観 ぶち壊してあげたいよ...増殖の箱の中
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ほらごらん 欠けた月が
空に貼り付いて 笑ってる
部屋には二人だけ
手を繋ぎ 眠りに 落ちるだけ
淋しさは 独りを知るから
空仰ぎ 君を想う
哀しいことはキライだよ
今日は抱いて眠ってあげよう
簡単な魔法に浸り 瞳を閉じて
幸せに 笑うの...君を抱いて眠る夜
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私には誇れるものなど何も無い
唄も力も意思も
何もかも中途半端
そんな『モノ』誰が必要としてくれるでしょう?
壊れそうに 悶える夜
窓の外 冷え切った
闇の中 息潜め
誰の為でもなく泣いている
惨めだ、と笑う
私には捨てられないモノがありすぎて...壊れる月
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貴方との記憶は
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哀しいとき いつだって
君は 小指を絡めて
「何も怖くないよ」と
小さく微笑んでた
そうやって誤魔化して
小さな傷たくさん抱えて
「もう無理みたい」だなんて
淋しく笑ってた
ため息ついて幸せ逃げるなら
息吸い込めば戻ってきますか?...Hello,Hello
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今すぐにでも死ぬとしたら
後悔せずに逝けるかな
最後の一呼吸まで無様に藻掻いて
きっと泣き喚くんだろう
取りあえず、何かしてみるか
でも何かって何
くるくる見渡した周りの景色は
眩暈とともに不安に滲む
足元覚束ない?だって仕方ない
見下ろせば真っ黒な落とし穴...ロンリィチャイルド
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紫煙 燻らせ
今 打たふ 言ノ葉
降り返り 落つる
重いの最中(さなか)
君 雪し日
今 浚ふ 音ノ色
皆も 揺れ 死に
浮かぶ 愛間
いと惜しく
来る惜しく...言葉遊ビ
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啜る音の連なりも
喘ぐ呼吸の煩さも
いつか忘れてしまうでしょう
とどまることなく揺れる
この世界の片隅
「永遠に愛しています」
そう簡単に口にしないで
永遠など、有り得ない
哀しみが降り注ぐ
泡沫は押し潰され消えて...混沌
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音が投下されます
私は唄います
ヘタクソだと言われ
いつか見向きもされなくなりました
手が差し伸べられます
私は振り返ります
初めましてと微笑まれ
泣いてしまったのを覚えています
いつ離れていくかもしれない現実に怯え
ふとした瞬間離れる視線に凍え...Nothing
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こんな程度の行為で満たされるような
そんな生やさしい想いじゃない
形だけ重ねたって、傷を舐めあうばかり
そんな程度の言葉で満たされるような
こんなありきたりな想いじゃない
音の連なり重ねたって、傷を深めるばかり
それならどうすればいい?
それならどうしたらいい?
答えはお互い、持っていない
受け入れ...No is
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この夜が明けなければ
君は、低く呟く
抱き締めてくる腕の温かさに
ただ、泣きたくなった
この世界が終わればいい
君は、低く喘ぐ
抱き締めてくる腕の震えも
もう、振り払わなきゃ
最初から判ってたはず
何も正しいことなんてない...モラトリアム
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