やぐひこの投稿作品一覧
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また この季節が来たよ
君の好きな この季節が
ずっと 待ち望んでいたよ
君が また僕の手握ること
季節は 幾度と繰り返す
君の小さな 希望乗せて
「早く 貴方の隣へ」
笑顔 眩しく散らせ
だけど その願いは
けして 天に 届くことは 無くて...芝桜
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「ありがとう、ありがとう。」 そして来世へ
貴方の紡ぐ唄は 遠く彼方へ
視界を掠める 彩の花
空気は水になり 私の心を満たす
足元を金魚が擦り抜けていく
「お乗りなさい。」と
静かに、静かに 景色は変わる
花は記憶を映し出し
私の奥へ吸い込まれる
山紫水明の世界が 切なくて...さよならを胸に、ありがとう。
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何も聞こえない
何も見えない
僕の意思を
僕の意図を
食い千切ろうか。
全てが偽善と言うのなら
僕の斜め前もそうであり
全てが悠然と見るのなら
僕の真下がそうである
気付く 足跡も 軌跡も 踏み潰し...課題嫌悪
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誰の為に積み上げてるのかな
ただ無心前進でトランプを手に取る
それは僕の塔
それは無関心の頂上
君の為に積み上げたのかな
ただ疑問空想論理で次の一手を打つ
それは君の塔
それは感情の沸点
ああ、ねぇ?お願いだから
目の前でトランプの塔が崩れていく...ひとりでとらんぷ
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猫の仮面憑けた 狼少年少女達は
興が醒めなくて 興醒めってやつで
何事も無かったかの様に 愛も無さ想で
外見立派で 内面藻屑な馬と鹿共に
笑顔貼り付けた
鶏みたいな脳サイズ 三秒後に記憶は
削り除かれて 削除ってモンで
何事も無かった風に 偽(イツワ)善(ヨシ)って者で
開けるは紙束 閉じるは尊重 ...烏滑稽
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両腕を広げ
両脚を広げ
上下半身を広げ
首を広げ
髪を広げ
全身を擲って
今、私は
空に堕ちる。
清らかな闇の宇宙(ソラ)に
片足を一つ 突っ立てて...プラネット コール
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「私を愛して、けれども私は貴方を愛せない。」
誰だって憧れるシンデレラストーリー
私だって物語のお姫様みたいになりたかった
可愛い顔 綺麗な躰 美しい声 無垢な心
けれどもそんなのはもう 大昔の白昼夢
叶うことなどは無く ただ今日も何も無い顔で
醜い笑顔と醜態をバラ撒く
誰かに言っている「愛して。」...哀愁と食い意地の孤児
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夢の中 軋む 心臓
繰り返し
巻き戻し
涙の宙(そら) 憂う 景色
切り替えし
映し出し
そこには何も無いと
呟き
目を逸らし
「変わりはしないよ。」...remembrance-想イ時-
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またこの季節が来たよ
君の好きな この季節が
ずっと待ち望んでいたよ
君がまた 僕の手を握ることを
だけど その想いは
けして 神様に 届くことは 無くて
一人 ただ 泣き叫んだ
芝桜の花が舞い上がる
君の元へ 僕の心へ
いついつまでも瞳に映って...芝桜
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真っ白な 紙ヒコウキ
あの 青く澄みきった 空の下
雲みたいに ふわり フワリ…飛んで行く
君に 気づいて欲しそうに
ただ ただ
ただ虚しく 宙を飛んだ
僕にも 赦されるのなら あの雲のような
真っ白い 心を持ちながら
この 紙ヒコウキみたいに
青い空を 自由に...紙ヒコウキ
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地面は波打つ(トクン トクン)
リズムよく刻む(トックン トックン)
君の部屋を探す(ギータン ギータン)
扉を開けてく(バットン バットン)
君の面影探して(ラリルレ ラルラル)御伽箱【おもちゃ】の中を迷う(ラルラル タッタッ)
君の笑顔を探して(ンパッ ンパッ パッパッパヤ)駆けていく(ラッラッ...迷い子羊の哀歌
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君が嫌い 僕も嫌い
私が好き 僕も大好き
それが怖い それも怖くない
答えは何処? 事実は何?
空虚な白黒(モノクロ)の世界 巡り果てる現在(うつつ)
泥沼だらけの心(うつわ)に いくつも突き刺さる 戯言(たわごと)
ソレハダアレ
真実が見たいと言ったのは 如何にも自分らしいけど
所詮は偽者のお遊び...戯言
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僕が歩む道の先に
答えは無いの?と
繰り返し聞いても
誰も、答えてくれるわけもなくて
ただ必死に縋り付いて
意地でも這いずり廻り
暗い闇の中
僕は叫んだ…。
voice 声を聴かせて
light 闇を照らして...Q&A