アキラの投稿作品一覧
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朝を追い越した 鮮やかな月
消えない傷跡 なぞった指の
光を遮る 鋼鉄の窓
錠前が鈍く 輝いて見えた
扉を閉めたのは誰なのか
鍵をかけたのは誰だったのか
もう何も憶えていないんだ
ただひとつ確かなことがある
私はずっと此処から出たかった
Mr.ナイトノッカー...Mr.ナイトノッカー
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要らないものなんて何もないんだよ
道端の小石を必要としないのなら
偶然この広い宇宙に生まれた
僕らの星だって必要としないだろう
膨張と収縮を
繰り返して繰り返して やっと生まれた
君が生きたこの地球は
誰にも分からないように 今 終わろうとしている
ねぇ ライカ
其処からは何が見え...ライカ
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瓦礫の山 揺らぐ陽炎
ささやかな希望さえ 掴むことが出来なくて
怯えた目で 膝を抱えて
僕のこのてのひらの 無力さに涙が溢れた
向かい風に逆らって 立ち尽くした幼い日
風の中で伸ばした手 その先には何がある?
進めないこと 分かっていた それでもまだ一寸先を
踏み出せたら 変われる気が...Against Wind
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例えば昨日
道端の花が咲いてたら
僕はその花を きっと摘んでいた
あまりにも容易い 終わりを描いた
僕はきっと考えたくなくて
重力に惹かれて流れていく あの星の顛末を
例えば今日
道端に花が咲いたなら
僕はその花の 名前を探すよ
あまりにも健気な ひとつの名前を...アイエヌジー
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恋なんて 気がつけば
落ちていた そんなものでしょ?
迷わずに 手をとって
宇宙へと わたしを連れて行ってよ
キミ以外 もう見えない
それくらい わたし 本気なの!
カラダごと キミという
重力に 惹かれてどこか遠くへ
空より広い恋 雲なんて 気にもしない
勇敢な ココロ...Be my ROMANS
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極彩色の世界で また今日も目が醒めた
通りすがりの誰かさんに 手を振る無邪気さは何処へやら
乳白色の大地は 来たはずの道を隠す
通りすがりの誰かさんに 後ろ指さされてる そんな時代
寝違えた首の痛み
しばらくしたら引くんだろうけど
間違えたキミの痛み
いつまでだって続いてくんだろ
踏み出した...極彩
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消し去りたいはずの面影が 今も消えてくれないの
憶えていることすら痛くて 苦しくてたまらないの
愛することを教えてくれたのに
忘れることは教えてくれないのね
目蓋に焼きつく 笑顔を彩った
鮮やかな色は 今もそのままで
流した涙は 数え切れないけれど
それに意味なんて これっぽっちも無か...スーベニア
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あなたと迎える 初めての春に
素敵な笑顔を 始めての笑顔を
あの日もこんな いいお天気で
澄み渡る空 透明な風
出逢った今日を 出逢えた今日を
きっと忘れない そう誓ったの
季節は巡り 思いは募り
理由もなしに ケンカもしたね
でもその度に 仲直りして
そして今日まで 歩いてきたの...僕らの初めての春に
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どこにいても なにをしてても
時間は変わらずに進んでくし
わたしが此処にいないとしても
世界はとりあえず廻ってるし
朝がきたよ 昼もすぎて 夜になりました
太陽が昇る昇る そのあとは沈むだけ
昼になって 夜をぬけて 朝がきたとして
そんな日周運動 疑問にすらならない
きっといま 朝と...あなたと此処で、最後の世界。
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廻りめぐる世界で
鳴る初めての音も
流れついた場所の
手が届きそうな未来も
すべての声を咲かせて
そこから始まる言葉
ワンダーワードひとつだけ
合わせ鏡に溶けていく
片道 勇敢 賽の目はゼロ
未来は無限のはずよ...ワンダーワード
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カーブミラーの シグナルは
めぐりめぐって 次の朝
バックミラーの片隅に
揺れて見えたのは 白い影
自転車ドミノの瞬間と
せっかちに灯る ウインカー
鉄筋校舎のゆらめきに
空の近くで立ち尽くす
耳鳴り風鳴り 声がして
右手に光る 蒼い針...自転車ドミノ
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あの日僕らが 切り取った セカイの欠片は
今もまだ 小さなてのひらのなかに在る
だからもう泣かないで ひとりじゃないから
泣き止むまで傍に居るよ
歪な窓に 想いを馳せた
覗いた其処から 何が見えたの?
空のまんなか 宇宙の端の
ピアノの陰に 隠れて泣いた
醒めないゆめを 望んだの
...窓枠で切り取るセカイ
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引き出しの中で眠ってる
わたしに良く似たおんなのこ
あのこがわたしの心なら
きっと幸せになれたのに
無限に続く 階段の途中
ドアをくぐれば ハナレバナレね
歪に伸びる手 さんぶんのいち
もう少しだけ 此処に居たかった
「出たくないの?」
引き出しの中で眠ってる...キミノコエ。
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シュガーレス・チョコレイト
甘い甘い 恋もいいけれど
いつだってキミは 甘くって
でもそんなキミが 好きなのよ
でもね たまには ほろ苦い
シュガーレスでも いいじゃない?
シュガーレス・チョコレイト 甘い甘い 恋もいいけれど
シュガーレス・チョコレイト お砂糖はゼロ そんな甘さを
...シュガーレス・チョコレイト
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雨のリズムのメロディで
紫陽花の花のステージで
ゆるくステップ踏んだなら
君はちいさな夢を見る
小さな恋のメロディは
雨が上がってひとしずく
君とふたりで寄り添って
綺麗な空に 虹を捜した
君の夢は叶いましたか?
僕の夢は君の隣に...虹が見える場所
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小難しいこと
考えるのは好きじゃない
笑ってさえいれば
案外なんとかなるモンで
限界なんて 誰が決めるものでもないだろう?
確かなことは 僕に絶対無敵の笑顔があること
YesもNoも 見せない
食わせ者 笑って
いつだって そうさ
信じてるから...Lucky Amplifier
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いつか 君と 歩いたこの道で
今はひとりきり 春を待つ
君は 今日も 笑えているのでしょうか?
あの日から今日まで ずっと
隣に君がいない それだけのことだよと
ひとりの道で 無理にでも笑うから
君と過ごした日々は 今でも色褪せないまま
夕暮れの街と木漏れ日に笑う君を
この花が咲くた...やがて廻る春に
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明日が来ない君に
最初で最後のさよならを
君に明日はもう来ない
僕の明日は何処に在る?
出会い そして別れて
笑い そして泣くんだ
その繰り返しが生きること
別れるために出会い
出会うために別れる
その繰り返しが君と僕...途絶えた未来と君と僕。
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私は何処に居る?
私は何処に居た?
ねぇ どうか答えて
夕暮れアンプリファー
赤く染まる空に 黒い影が見えた
薄ぼんやりとした 夜はもうすぐ其処
夕暮れは とても綺麗だよ
でもどうして 胸が苦しくて
綺麗過ぎる あの空に 嗚呼
居場所なんて 何処にもないんだ...夕暮れアンプリファー
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浮かんでは 消えていく 君のすべて
躊躇っては 立ち止まる 僕の弱さ
大事なものがありすぎて
踏み出して 微笑んで 伸ばした手
振り返って 立ち竦む 怯えた目
大事なものを抱き締めて
いつの間にか失くしてた ほんとうにたいせつなもの
あの日のすべてを後悔して ただ苦しいとだけ思った
...Truth Blue
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君と過ごした あの日々は
今でも褪せずに ここにある
あの日僕らが 選んだ道は
間違ってなんか いないよね
ハロー、ハロー 君は今日も 元気ですか?
僕はこっちで それなりに日々を 過ごしていますよ
君が居ない たったそれだけのことなのに
あの日からずっと 君がいた場所に 君の影を見る...Splendid daily life
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窓を叩く雨に ひとりぼっちが泣き出した
白と黒と 君がいない部屋
雲が零れていく 太陽は見えないまま
いつの間にか 君を見失っていた
ぱらり ぱらり 止まらないしずく
僕も 何も 届かないことも
雨は いつか 止んでしまうから
ふたりだって きっとそうなんだ
この空を覆うような 雲になれる...雨の先へ
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笑顔の仮面を貼り付けた 嘘吐きピエロが今日も泣く
騙し騙され 喜怒哀楽を 繰り返す日々に 溜め息ひとつ
壊れないかな だけど世界は そう簡単には 変わらないしな
笑顔の仮面を貼り付けた 嘘吐きピエロが今日も泣く
ピエロの心はガランドウ 傷付かないように逃げてきた
笑顔の仮面のその下で 鏡の...嘘吐きピエロ
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遠い空 幽契 色褪せた地図
旅立ったあの日と 変わらないよ
現在地 暁鶏 解けた意図
ひどくゆるやかなカーブの途中
コンパスは何処?
途方に暮れた迷子は未だ籠の中で
わたしは いつから 此処に佇んでいるの?
あなたは いつまで 待ってくれるの?
あなたの 隣で 笑っていたあの日は
...あなたへ至る道
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歪に寄り添って 擦り切れた裾に
指を這わせた その影が揺らぐ
背中に寄りかかり 見上げた月は
咎めるように ただ蒼く遠い
幸せになれなくても それでもいいから
ただ傍にいたいだけ それだけなんだよ
笑って 笑って 今を生きていくよ
弱くて 弱くて それでも笑って乗り切るから
笑顔の ...笑って、
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[S0]
Stand!Step!Start!
さぁ始めましょ!
[A1]
さぁ 始めるのよ
恐れることは なにもない
さぁ 歩き出すよ
世界は希望に 満ちてるよ!
[B2]
ただ真っ直ぐに ただひたすらに...Stand! Step! Start!
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ざわめきの中 廻る眼差し
彷徨う視線の その先に
いつもと同じ 君の姿に
その横顔に 微笑んだ
僕らは友達 親友だから
進みもしない 戻りもしない
そんな距離だから 壊せもしない
いつだってただ もどかしいだけ
壊したいのは 君との距離で...Re:愛しい距離
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賑わいを背に 足取りは軽く
向かう先には いつかの防波堤
片足で立って 眺めた海は
いつまでも ただ 眩しかったんだ
焼け付くような アスファルトの上
見下ろした海と 遠過ぎる水面
見上げた空は やたらと高くて
空の彼方に 目が眩んだんだ
傍で寄り添っていられたら
それだけで幸せだ...愛しい距離
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あなたがいつも弾いていた ピアノの音が好きだった
メトロノームも億劫に 同じリズムを刻むまま
眩しい夕陽を背に受けて 長く伸びる影 ふたりきり
ゆるやかな日々が続くように そう願っては 目を伏せる
確かなことなんて何もないのに
その不確かなことを、信じてみたいと願いました
ベランダから見...ユメノオワリ
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飛び立っていく 2色の風船
伸ばしたその手が 涙に滲む
「泣かないでね」と 頭を撫でて
魔法をひとつ プレゼントした
遠い記憶に 埋もれゆく
輝く日々の 断片を
壊さないように 掬い上げ
あなたの瞳に 託したい
「夢の果てまで 立ち止まらずに 走っていけたら いいのにね」
私はここ...ゆめのはてに