アキラの投稿作品一覧
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おやすみなさい そう呟いて 今日もわたしは ゆめに溺れる
其れはわたしが わたしのために 心に創った わたしの世界
見上げた空は 夜の色
朝は来ないと 知ってても
歪な窓枠 歪んだ視界
いつになったら とべるかな
くぐれなかった ドアをくぐって
知らないけれど 懐かしい場所
愛しいひ...夢の続き
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呼吸するように 歌を紡いでいた あの頃
呼吸もできなくなってしまった 私は
意味のない問いを 繰り返しては 俯いた
まだ唄っていたくて ひたすらに叫んだ
この声は 誰に届くの?
唇から溢れ出す 微かなメロディ
それさえも揺らいで 雨に掻き消されてく
ガラス製の眼差し いつかは朽ちても ...忘れられない唄がある
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灰色に濁る 曖昧な天気
雨のちくもりで 晴れたらいいな
せめて今だけ あなたと歩く
このときだけは 晴れていて
あなたに内緒で 歩幅を合わせた
静かな世界で 笑ったわたしは...
触れ合う手から 伝うぬくもり
透明に響く あなたの温度に
何度も何度も わたしは願った
「この幸せが ...あめのちきもち
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名前を呼んでくれることが ただ嬉しかったあの頃
名前を呼ばれてしまうことが どうしようもなく辛い、今
信じていたことがただ信じられなくなって
すべてを遠ざけたいと願った
思い返せばいつだって その目にわたしは映っていなかった
現実から目を逸らして 都合のいい偶像を眺めてた
だけどもう遅い...確かに恋だった
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空の向こうで 何かを探してた
風の真下で 確かに惑ってた
探していたものは 何だった?
見つけたものは 何だった?
真昼の景色に 逃げ込んで
語られなかった 物語
君が居たあの日 もういちど
さよなら思い出 もう見ない
小さな言葉だけ 大事に抱えてた
君との記憶 幼き日...求めたものは、
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冷たい空気の中 誰かが確かに嗤ってた
寂しい夜空の下 静かに確かに星が降る
歪に伸びる手 遠く流れた
しろくろしろくろ しろくろあかしろ?
ふたつめの地獄 森の奥の赫
しろくろモノクロ しろくろあかいろ
窓に映った 夜の色だけ
水銀の涙 白銀の世界
此処から飛べたら きっと幸せね
...世界はしろいゆめに溶けて
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彼方まで声を届けて どこかにいるはずの貴方へ
ずっと探してた 君のいる世界を
雪で埋もれてる 地図の切れ端
深い黒のなか 見えないてのひら
ずっと探してた 僕たちの世界を
夜を映す窓 揺らぐ金の色
しろくろくろしろ 歪に伸びる手
心映す窓 流れる景色
心に刻んだ 「わたしはひとり」 ...白の彼方に
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伝わらないよ この想い
伝わらないよ この気持ち
伝えたいのは キミひとり
伝わらないのも キミひとり
どんな言葉も どんな想いも
すべてをキミに 届けたいのに
手をすり抜けて 散らばってゆく
伝わらないよ 伝えたいのに
届けこの声 遥かなキミへ
伝わらないなら 運んであげる...届けこの声、遥かなキミへ。
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雨待つ雨傘 ちいさく跳ねた
色褪せながら 彼は立ってる
雨待つ雨傘 ひどく渇いた
溶け出しながら 彼は待ってる
雨傘の為に雨を待つのだと
彼はそう言い 少し笑った
ひどく色褪せた 雨傘握り
悲しさ連れて 微笑んで見せた
雨待つ人へ 貴方の為に
私は小さな 奇跡を祈ろう...雨を、待つ
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昨日は雨 空は淀んで
今日は雲 空は灰色
明日は晴れ 空は水色
あさっては快晴 抜けるほど澄んだ空
こうして今日も 私の日常は
きのうときょうとあしたを繰り返して
私が生きる『今日』に繋がっている
この空のすぐ傍で
あさって晴れたら どこへ行こうか?
(君と出会った、あの場所へ)...あさってのこと。
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恋のいいところは、階段を上る足音だけであのひとだって分かることだわ
恋はなにより幸せなこと
だけどなにより辛くもあるわ
恋はなにより悲しいことで
それはなにより苦しいことだわ
だけどなにより あなたが好きなの
恋を知ったあの日 世界の色が変わった
恋のいいところはきっと 階段を上る足...コレット
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このからっぽな胸の奥を
誰か何かで満たしてください
このからっぽな胸の奥を
埋める何かは きっとひとつ
あなたがいなくなってから
私はただただからっぽなの
ねぇ 会いたいよ 声を聞かせて
私はただただからっぽなの
からになってしまった私は
日々をなんとなく過ごしてく...このからっぽな胸の奥
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唄う ために ここに 来たの
唄う ために ここに 居るの
唄う だから ずっと 唄う
唄う うたう ウタウ 歌 を
わたしのすべては ただ唄うために
奪わないでよ 唯一の価値を
わたしから声が 消えてしまったら
何が残るの? …なんにもないから
唄うことだけが 赦される
唄わなけ...堂々巡り
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どうして 誰も教えてはくれなかったのだろう
すべてがわたしの独り善がりで
どうして 誰も諭してはくれなかったのだろう
すべてがわたしを 愛してはいないこと
ただ信じ込んでいた
世界のすべてがあたたかで
ただ思い込んでいた
世界のすべてを愛せると
そうだね ぜんぶわたしの勘違い
幼さ...離葬
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諦めない あの日の夢を
忘れたくない あの日の誓い
いつもいつでも 目指し続ける
この手に 夢を掴む日まで
熱を帯びていく 午後のグラウンド
響く声が 染み渡ってく
最後の夏は 一度きりだから
走り去る背中に 揺れる数字
さぁ 準備はいいかい?
試合開始まで あと少し...グロリアスプレイス
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闇を突き抜けて 白い光
わたしの世界を抉じ開けて
新たな世界を見せ付けた
たとえば世界が変わるような
たとえば世界が終わるような
闇を突き抜けて 白い光
その存在を 刻み込んだ
一瞬の強い輝き
一瞬の邂逅
闇を遮った白い光...光輝。
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Call Me! Call Me!!
Call My Name,Call Me,Please!!
誰かに名前を 呼ばれた気がした
ほんの少しだけ 君の姿を期待して
振り向いた 夕暮れ染まる 駅の向こう
灰色に 行き交う人混み 呑み込まれてく
コールミー コールミー。
コールマイネーム、...Call Me!!!
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忘れられない唄を聴いたときから
決めていたんだ 走り出すってこと
さぁ 行こうか 君と手を繋いで
笑い合って どこまで行けるかな?
大丈夫だよ 怖がらないで
傍にいてよ 一人じゃ寂しいでしょ?
さぁ 行こうか たとえ何度立ち止まっても
後悔しないように……
止まない雨 晴れない気持ち...その行き先は、きっと。