タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(12)
-
答え合わせも出来ないままで言葉を話す
みんな違う位置に立ってるし 仕方ないな
窓辺で泳ぐクジラを君の目に移したくて
砂の中探してたけど勘違いだったんだ
スコップを置いて
電子の部屋で自分宛ての言の葉なんかを
空っぽの姫とふたりで作ってさ
隙間から漏れた音がどこかの誰かの希望になることもさ、あるかな
...独白
-
君と作った曲でミクと踊りましょ
音が鳴れば思わず胸も跳ねるわ
子供みたいなステップで二人踊りましょ
ここではおうじさまとかわいいおひめさまほら
ほら私のこの声がみんなを笑顔にする
君だけのメロディをエディターに打ち込んで
アメみたいな甘い言葉で愛を歌ったら
「ガラじゃない」なんて君ははにかんだ
ミクといっしょに踊りましょ
-
Flowering Earth
-
感じた気がした視線 赤い瞳
どこへも消えないで 今そこに行くから
窓の外を眺めてた
映る世界は美しくいじわるで
越えることのできない溝
誰かと触れあうことが怖くて
差し伸べられた手 握ってもいいなら
春になると融けてしまうような命でも
あなたと一緒に
花咲く大地を歩きたい...Flowering Earth
-
指を入れたその先にタッチ
揺れ動く きわどい縁を
隙を見せたその口にキャンディ
甘酸っぱい唾が湧き出す果実
開きかけのつぼみを讃えて
最高級のワインを注ぐ
赤く膨らんだ瞳にくちづけ
雪が溶けるような熱い昂り
濡れた花びらひとつ摘まみ上げ
白く長める指がうごめいて...リップ・クリップ
-
リップ・クリップ
-
高架下並ぶ人の中にひとり
水滴が張り付くカップを片手に渡ってた
すれ違いざま目を合わせようとして
君は人の波に飲まれてく
夏の幻か
昔夢に見てた
黒い前髪の下
微笑んでた君は少しずるい
古い蛍光灯が照らす空気に
低くうなるガラス戸の前にひとり迷ってた...黒い前髪の下
-
黒い前髪の下
-
朝めざした場所
一歩ずつ歩いて行けばすぐかな
なんて思ってた
気がつけば影は長く伸びて
ひとりきりなんて
別に私はなんともないわ
ここは君の街
ずるいよね
道はどこまでも伸びて行く
歩く 歩く 歩きながら...軸の上の色
-
軸の上の色
-
夢を見てた
おかしいな 目の高さ
曇りなく透ける空の旅に似てた
風を見てた
広がった 絵の赤さ
山に浮く鉄塔の上で夏を見てた
次会うときにはもう少し話したいけど
見えない香りに僕はきっと
西へずっと歩いたら
きっと辿り着けるだろうか...透明な香りと見えない声
-
透明な香りと見えない声