タグ「北森耕太郎」のついた投稿作品一覧（136）

A.
少年は膝を抱いて 明けない空を見上げていた
打ちひしがれた虚ろな瞳で
少年は無力を知り 震える拳握っていた
数えきれない想いと苛立ち
B.
オモチャのナイフ 忍ばせて
短い過去を刻んだ
S.
そこに僕を見つけた...

想像した朝は 予想より眩しくて
ちっぽけな僕のこと 呼び覚ます午前５時
眠い目をこすって 白い窓開けてみる
柔らかい風が舞い 僕の頬なでていく
四畳半の部屋に ぎゅうぎゅうに詰めこんだ
夢は埃かぶって 隅っこに埋もれてる
逃げてばかりの毎日に
慣れすぎた最近じゃ
よくできた皮肉にも
力なく 笑うだけ...

いつもひやかされてる分
今日はたくさんしゃべろうね
ジャマをするヤツはいないよ
だから何も気にしないで
夜の風は寒いから
もう少しくっついて
理科の時間で習うより
体温ってあったかい

ながれぼしみつけたら...

過ぎゆく日に重ねた記憶
あの頃の笑顔
無邪気だった幼い季節
振り返るたび 優しく
憧れ 遠くかすんだ
手を振る君 うつむきながら
ありがとう ぽつり
覚えてくれてるかな いまも心の奥に
変わらないふるさとが 鮮やかに映る
桜舞う春も 陽に滲む夏も...

やまない雨の窓 見つめ
古い映画 ラストシーンに
絡めた小指 ほどいて
感じないふりをしてる
消せない灯り 揺れる
気だるそうな 君のせいだよ
曖昧な表情 浮かべて
確かめようとしてる
もう 引き返せないプロローグを
何度 上書きしたんだっけ...

その腕で抱きしめて あなたを感じさせて
いま以上寄り添って 私を感じさせて
溶けだす媚薬のよう まどろむ記憶は
溢れる吐息を追う 眼差しに溺れそう
蒼く染まる 夜のラビリンス
あなただけと夢見たかった
月の雫 こぼれる空に
翔んでいけるね
隠しきれない 熱い衝動
嘘も本当もすべて co...

何度越えてしまった 数える指が痛い
重ねてきた心は 押し潰されそう
ごめんねより伝えたいこと
溢れて 流れて
また今度 出会えた時には
素直になれるかな
ふざけあった時間を ごまかす胸の隙間
外れかけたボタンと 大好きの意味と
ありがとうじゃ伝えきれない
優しい記憶を...

仰々しいそぶり バカみたいバレてるよ
本能の限り 正直に言ってごらん
生まれたままの姿 隠さずに早く見せなよ
レアなアレ 奥の奥
もっと絡めてあげるから
喉鳴らす感触を
ずっと覚えてられるかな
求めてる物は 安っぽいものじゃない
官能の極み 妄想で溢れるそうね
遠巻き指をしゃぶる...

ケーキがないのなら
代わりにあなたでいいわ
我慢してあげるから
唇を甘く包んで
ほら また お口がお留守なの
いいわと 言うまで離さない
明けない夜の物語
もっと胸 高鳴らせて
物足りなければもう二度と
逢うこともないでしょう...

秋は夕暮れ 頬打つ風に
吹かれるたびに 思いだす
無邪気な笑顔 公園の隅
寂しさ紛らわせる 口笛に
いまはどこにいるの
ずっとあの日のまま
過ぎる時間に 取り残された
記憶 よみがえる
伸びる 伸びる 影を追いかけ
ゆらり ゆらり 揺らめくたびに...

いつだってからかって
あどけないその笑顔が 鬱陶しくて
撫でる手を振りきって
素直にはなれなくて そっぽ向いて
ねぇ 分かって 本当はそうじゃないって
ねぇ 分かって 裏返しの想いを
手に届く距離だから 傷つけるキスをする
愛しさと気まずさの 天秤に君と僕
夕暮れを追いかけた
遠い日の無...

「どこまで続く道なんだろ」
ぽつり呟いた君の背中は
とても大きくて ぎゅっと
もう このままで 時が
止まればいいのにな なんてね
しがみついた 日に焼けた腕
「どこまででも ついていくよ」
学校じゃ言えないこと
指折っていくつ数えても
足りないくらい...

A
えっと、だってそうでしょう
意味なんてないでしょう
聞き飽きた 惚れた腫れたの one night date
きっと待ってたんでしょう
それ、なんて愛でしょう
自己満足(ジコマン)で 切った張ったの midnight game
B
裸よりもっと感じる場所
教えてあげたのが 行き違い 間違い...

Engaging the Universe
哀しみ辿って枯れる日々に
翳った翳った空を
頼りない両手 広げたんだ
沈んだ沈んだ夢だって
「いつかは」なんていらないから
Breaking down, Change it now 熱い
鼓動に疼きだす胸は ごまかせない
イビツに光ってる 欠片なら
凍った...

A
大人たちは知らないこと
机の隅 落書きした
くだらないと笑われても
小さな夢 描くんだ
B
長くて短い時間なら
転んでもいい 背伸びしてみるさ
S1
しくじって つまずいて 怒られて...

A
そういうことにしてあげる
それがいいのなら
そんなことまで言うのなら
そのままでいてあげる
B
曖昧なのは 傷つきたくないから
絡まったまま ほどけない 蜘蛛の糸
S
簡単なSuggestion 頷けば済むだけの...

たしかに私 引き金を引いた
回りだすフロアーで
なびいた髪を 湿らせた指で
気の向いたままに そう
はじけだした heartbeat 騒ぎだすfortune　
Now on 止まれない
昨日までを脱ぎ捨てて 踊る
Going on 痺れるくらいのキスだって
まだ物足りないから more, more,...

冷めたキスと 苦い煙　
忘れかけた 記憶ほどいた
満たされやしない 夜の
欠片に切った 指先流れる 痛みはいまも
癒えないままで 溢れだした赤 とめどなく
散らかった部屋 ひび割れた鏡 沈んだ花じゃ
止まった時間 巻き戻せないね あの日のまま
湿る肩に 落ちる雫
差しだす手は やめて いらない
欲し...

刹那に微睡んだ 意識は罪の
意味さえ忘れて 静寂の孤城で
気高きはずだった 使命 汚した
恥辱の失楽 裁きを冀う
誘惑のロッソ 誠誓う証 十字架の
純潔を破り 哀れ
贖えぬ 身を窶し 書き換えた預言書の罰
夢うつつの時間を求めた代償 タナトスに
毟られた翼の 痛みは鈍くなって
もう一度教えて 甘美な...

茜色に染まる 砂利に軋んだ 帰り道に
揺らめきながら 伸びていく影法師
無邪気な頃が蘇って
照れ隠し ほどいた手の
温もりはいまでも残ってる
紡ぎあっていたはずの
時間だけがいま 遠く映る
強がり 言い聞かせても
幼い日の憧れ
何度 季節過ぎたのなら...

待ち焦がれた夜に 溶けていく影は
なぜひとつになれず 雫に消える
蒼ざめた柔肌 忘れられぬ感触は
逃れはできない籠の中の鳥 羽根をもがれた
気だるい媚薬を含んだくちづけ
移ろう記憶を紡ぐような
細くしなる指 頬に当てたなら
優しく微笑み眠るから
罪にこの身悶えて 帰る場所ない
愚かな神の使い...

♥️♠️
気まぐれ色をしたクレパスに
ふたり分の想いを
いまだけ描く地図 夢心地
どこまででも行こう
♥️
まだ間に合うからね せわしない街並み
息切らし駆ける 日々忘れよう
お気に入りのシャツと 雨傘とカセット
約束の時間 君を探すよ...

もう一度 爪立てて 痛みの理由を教えて
寂しさに慣れた ふりだけ上手くなってく
ぎこちない相槌に 意味なんてない
あてのない物語 また続きを探す
コイン投げて裏表 どんなキスをねだっても
逸らす視線 本当は 気のないことも分かってる
こうやって沈む舟に 流され揺蕩う
疲れきった身体 浮かべて慰めて
...

そよめいた 風の音が
朱鷺色の名を呼んだ
とめどなく 果てしなく
押し黙る凪のよう
行方も知れず 迫り来る茜に溶けだした
少年の夢はまた 駆け巡る
いまひとひらの 葉を眺めてる
枯れ落ちるまで 鈴懸の丘で
頼りない かくれんぼ
待つ人のない場所で...

烈火 夢幻想 heart beating 叫ぶ
Set on 夜閃光 触れる reach for 胸に
超理想 創造導く fly high 眠れない夜に
折れた翼 広げたら
無限大 so far 永遠もこの手の中
溢れだした ガソリンの匂いは
蕩けそうな エリタージュのようだね
いまやっと開いた 自...

甘く溶けだす月夜に 酔わせて堕として
冷えた薬の効き目を 確かめたいから
いま彼方に浮かんだ 腐れた現の残滓
もう逃れられない いびつに誘う楽園
朽ち果てた夢は 時限で蘇る
冴えた瞳ギラついて また眠れない
鈍く蕩けた痛覚 行き場を失くした
湿る小指を噛むのは 慰めたいから
ただ速まる鼓動に ...

A
砂に沈む蹄の 音に胸騒ぎ
湖に浮かぶ小舟の 波に憧れる
B
どこを目指し旅立つ ツバメの群れ遠く
あの日までの幸せ もう一度唄って
S
狭い檻の片隅 隙間に射す月
鎖につながれても 心は消せない
A...

じゃあまたね 本当は話し足りないけど
悪い癖だね
囁く声 混ざりあう 18時の秘密
レモネード飲み干したらバイバイ

駅へと向かう人波に 流されてみるんだ
昨日と違う道で
いいことだけ 詰めこんで
はちきれそな この想い
見上げた空 君と同じ空...

頼りなく芽を出した
しなやかにやわらかに
ひとひらの葉を伸ばす
眩(い陽射しはくすぐるように
荒れ果てた大地に密やかに
息吹いた命はいまでも
温もりを忘れた街並みに
かすかな憩い浮かべる
哀しみも憎しみも 繰り返す過ちも
全部 溶けていくのなら...

並んだ影は 小さく揺らいだ
沈みだした彼方の 夕空を待っていたんだ
給水塔の跡 帰り道を急いだ
子どもの頃には もう戻れなくて
宛名のない手紙を 書き溜めてた
とめどない約束 ばかり数えていたんだ
傷つくたび大人に ひとつ近づいてた
躓く痛みさえも 心地よかったんだ
大切な想いだけを 殺して...