タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧(26)
-
開かない扉の向こうの景色を
知らない、知りたい ―錆びゆく感覚
冷えきったこの躰を 掻き抱いた爪の痛み
吐息を数えて朽ち果てた 微熱の痕
記憶はまだ光を待つ
仄暗い鸚緑の中
冷えきったこの躰を蝕む夜
無数の声
「ココカラ ダシテ」
欠け落ちた肋の裏 静謐が木霊する...鸚緑の部屋 【コラボしました】
-
寂れた映画館の奥
始まるよ、影絵のショータイム
今日は 電線に引っかかり帰れない月のお話
『静かに朝がやって来て 横顔を見せた太陽
密かに恋してた月は、細く細く消えていったのさ』
フィルムの欠けた空の映写機 腹を回しカタカタ笑う
彼女が口に入れた飴玉 ほんの少し苦いカラメルの味
いつからか体と別れ...シャドウ・シアター 【コラボしました】
-
遠くの影、青の背中
夕立が降る予感
忘れた嘘、探す気配
喉に指を絡めた
咲いてる朝、枯れゆく夜
いつかの夢が疼く
渇いた雨、くすんだ花
届かないのなら
明日は来なくていい
手にしたのは 一錠のアスピリン...Aspirin 【コラボしました】
-
蒼い天井 手を伸ばした
何もないなら 名前を与えよう
虚無に描く絵空事で 信じる意味を書き換えていく
踊れquadrillion(10^15)
ありふれた生命 ありきたりな夢に溺れ
不眠症の羊 まどろみのまぶた 映り込む虹硝子
刻めquadruple(四拍子) 空の水槽に透明な希望を注ぐ
そこに眠る...Sacred Secret 【コラボしました】
-
濁る満月
「アイシテルヨ」は 耳障りな貴方の口癖
神に誓って、そんな戯言
最低な嘘で また繰り返すの?
溢れた憎しみは引鉄となって
重ねた日々を撃ち抜く
路地裏にこだました 高らかな銃声
月の端が欠けた
もう一度、あの日の輝きを祈れど
錆び付いてしまった 胸の十字架...Re:bright 【コラボしました】
-
歩いて、触って、眠って、目覚めて
ありふれた明日は来ない
この身が終わると気付いた時から
叫び始めた 命
もしも この両足が自由なら
部屋の外へ踏み出していこう
もしも この両腕が自由なら
誰かに触れてみたい
神がいるのならば なんて無力な
すがりつく 鼓動の糸...If 【コラボしました】
-
靴音が似てる、たったそれだけのことで振り返ってしまう
未練がましい鼓膜を惑わして 消えた
いたずらな春の蜃気楼
巡り巡る同じ季節 日々はもう遠いのに
肌が覚えてる あの温もり
甘い記憶封じ込めた 透明プレパラートが
照り返す過去 まだ忘れられない
忍び寄る気配 また白昼夢が来る
思い出すことに怯えて...プレパラート 【コラボしました】
-
電波塔は叢雲の下で 受信を待ち続けている
空回る木枯らしの影踏み 明け方のいかづち
灰色の耳が聞き逃した 鏡によく似た悲鳴
「それは、坂の上から転がる花瓶の音でした」
Something vague is coming into my mind over electric waves.
Is t...6th. 【コラボしました!】
-
君に会いに行く時は いつでも雨が降る
ざわめくノイズの景色 揺らいだ一つの傘
窓を叩く音 溜め息の湿度 まとわりつく花の香り
曇る窓ガラス なぞる指先が零すしずく
そっと ひび割れてく
ゆるやかな化石みたいに
君に会いに行く時は いつでも雨が降る
それでも 傘を回して佇む君が好きで…
君がいなくなっ...Brella 【コラボしました!】
-
影が手招いてる あちら、こちら。
夢の中で出遭う なぜか懐かしい人
欠けた記憶と忘れた名前
鈴の音色に誘われたら
I am in dream now,
standing in front of locked door.
I don't know how to open it,
but I k...///unknown/// 【コラボしました!】
-
桜並木のまどろみ
A dreaming air sings this graceful song.
つむじ風が起こしていく
Here comes a tender wind, fragment of hour.
街角でふとすれ違う くすぐったい風は
駆け足で季節を塗りかえていく予感
窓に描く春模様
...Flowery Song 【コラボしました!】
-
皆が皆 誰かのコピー
同じhuman(ヒト)という生産ライン
個性を求め 手本に倣い
似れば似るほどフェイクになる
自分を探し 他人を無視し
「ドレがダレとか、どうでもいいや」
アレもソレもドレもコレもダレもカレもポチもタマも
アッチもコッチもニッチもサッチも
いーっしょ!
「Hi,Adam. 調子...act. 【コラボしました!】
-
懺悔、恨み 断末魔で上塗り(paint)
鼓動、吐息 断ち切る静寂(silence)
迷い、恐れ 薙ぎ払う剣
臥した骸 蹂躙し進む
終わりの見えない聖戦(war for peace)
錆びていく世界
戦ぐ白旗も 今はなんて鮮やかな緋色
響け狂詩曲(rhapsody)
掲げる強欲な正義(justice...Scarlet Hero 【コラボしました!】
-
移り気な視線が ひらり
花から花へ渡り
浮気性な指先 ゆらり
また誰か欲しがってる
あやふやな距離を隔てて 芳しく待ちぼうけ
アタシまで飛んでおいでなさい 貪欲な蝶々さん
方程式や図形は苦手
でも計算はお手の物
アナタが振り返るまで5秒
口紅を重ね塗るの...SWING to SING 【コラボしました!】
-
誰も癒すことのない
掌(ここ)に潜む 別れの痕
縮む距離と遠い笑み
薬指に光る銀のリングに
本音を飲んで吐き出す 哀れな嘘
いつか、いつかもう一度
逢えば、逢えば元の二人
戻れる気がしてた
「お幸せに」
誰も癒すことのない...Crescent Mark 【コラボしました!】
-
貴方が最期に見たいと言った
悲願の華が咲いていた
天涯からも見えていますか
朱(あか)の笛吹き 煙(けむ)に巻く
咲いた願いよ、何故枯れる
色彩一つを纏えども
風に吹かれて 秋雨(あきさめ)に濡れ
灯りし明かりは褪せるのみ
貴方が最期に欲しいと言った
悲願の華が散っていく...曼珠沙華
-
誰かにエゴを押し付け 誰かから逃げ出してる
全部見て欲しいくせに 目隠しの布をキツく巻いてる
生まれ変われる未来をずっと待ち望みながら
輪廻なんて曖昧なモノに頼れずにいるアタシ
悠久の向こう
天国じゃなく地獄でもない場所まで
いつか置いていくのなら
愛の言葉 棄て去ってよ
君の「スキ」で呼吸する
ア...悠久の向こう 【曲になりました!】
-
先見の瞳を 手に入れたコドモたち
目の前のことが見えなくなった
僕らはあんなにも楽しんで生きていた
明日の日を憂うこともなく
水たまりを 渡り歩き
歩道の白線またいで踏んで
転べば素直に泣いて
飴玉一つで笑顔になる
少年時代のあの頃 僕ら何も
見えちゃいなかった 「今」だけがあった ...少年時代の瞳 【音が付きました!】
-
寂しげな影 床を黒々と濡らしては
繋がれない手をだらり垂らし まどろみに泣いている
シーツに落ちた朝焼けを抱き寄せて吸い込んでみても
求めている温度とは違って 空しくなる
音沙汰無しの毎日に
世界はくすんでモノクロに広がる
あなたのくたびれた肩に触れて 笑いたい
錆び付いた赤 積もった塵の上に降った...追伸、僕は元気です 【曲になりました!】
-
運河へと流すは 貴方に宛てる文
此れで仕舞いだから もう帰らないで
貴方も愛した日々も 語り合いし夢も 今
忘却の波に呑ませ 一人明日を歩み行く
貴方へと流す文は 何処へ辿り着くのでしょう
当ても無く彷徨うなら 水の中溶けてしまえ
星屑を見上げて 交わし合った契りは
とうに忘れ去られ 泡へと消えゆく...文流し 【曲になりました!】
-
時刻は二十二時 貴方はまだ来ないから
空になったカップ 片手に待ちぼうけ
無言でおかわりを 注ぐ優しいマスター
この一杯でもう 最後にしましょうか
お気に入りの喫茶店 向かいには貴方が座って
甘い物つまみ 飽きるまで話し込んでたね
ふと見た窓の外 金星が点滅し
警告を送るけど わかってるの
望まない...a cup of farewell
-
高速道路(ハイウェイ)を走っていく自動車(オート・カー)はとても快適
室内の温度、適温 ソファは居眠りに最適 …でも
昔はこんなじゃなかったよね 蒸し暑かったり凍えたり
ソファは硬く居心地が悪い代わりに 距離は近かった
君の居ない自動車(オート・カー)
事故知らずの道路を行く
未来は無音で忍び寄って...オート・カー 【音が付きました!】
-
信号は点滅し 歩行者を急きたて
電球は点滅し 寿命を知らせてる
デタラメな点滅じゃ 届かないことなど
承知の上だけれど 止まらないリピート
メロディー未満のノイズたちは
何をすれば 音になれるの?
孤独な日々 うんざり
意味のない嘆きを拾い上げてくれたのなら
「タスケテ」って聴こえてくるはず
不要と...Noisy Signals 【曲になりました!】
-
毎日着ていた 制服の隅に
アイロンじゃ直せない 皺はほら オリジナル
胸のリボンは 綺麗な赤だった
少しだけくすんでる 大人の色なの
定期の行き先が違う駅に変わることも
窓際が私の席でなくなることも
卒業ということ 巣立っていくことで
嬉しいこと なのにまだ 寂しいと思うよ
「この教室には、たくさん...卒業ということ 【曲になりました!】
-
夜の獣が背後で狙ってる
定刻までは僅か
思考/選択 断ち切り 駆け出す
振り返りは厳禁
足掻(あが)くことしか 許されないなら
ひどく無様に転んでみせるわ
暁になったら終了(ゲーム・オーバー)の鐘
魔法が解け 私は消えるけど
タイムリミットまで キミを探し走りたい
この鼓動が今叫んでいる方角へ...タイムリミットの鐘が鳴るまで 【曲になりました!】
-
昨日に等しく 繰り返されてく
同じ言動 不変の筈の日常
それでもいつかは終わっていくのね
歩む進む まだ見知らぬ底へと
永遠の中で 巡っているつもりになって
降り続けている 螺旋の渦
Step down, step down, go ahead
時の流れ 逆らえずに
Step down, step ...螺旋階段 【音が付きました!】