はじめまして、こんにちは。みずあんこ(または、ミズカミ)ともうします。 我が家にはボーカロイドはいませんが、うっかり登録してしまいました。 ちょっとしたおはなしや歌詞っぽいのをこそこそ書いてゆきたいとおもいます。 鏡音のふたりやアイスな兄さんが好きです。 普段はどこかでこっそり二次創作文章を書いているようです。
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買い物を終え、片手に大きく膨らんだレジ袋を持ってスーパーを出ると、そこにカイトの姿は無かった。おかしい。スーパーに入る前にここで待っているようカイトに言っておいた筈だった。スーパーの目の前に待たせておくというと、まるで飼い犬のようだが、彼の場合は仕方が無い。一緒にスーパーの中まで連れて行くと、勝手...
君のこころさえ、ひとすくい
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丁度昼下がりだろうか。玄関から呼び鈴が鳴る音で目を覚ますと、辺りは窓からの日差しで白く眩しかった。重い瞼を擦っていると、再びピンポーン、と呼び鈴が鳴る。慌てて炬燵から怠い身体を引っ張り出し、玄関へと向かう。部屋の主の彼女からは自分が不在の時に呼び鈴が鳴ってもドアを開けるなと言い聞かせられてはいたが...
指先は知っている
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「はい、了解です。そうしましたら明日の午後三時に先方との打ち合わせに向かう事になっていますので・・・」
ドアの鍵が開く音がしたので玄関へ向かうと、マスターは靴も脱がず、立ったままで携帯で何か話し込んでいる様子だった。きっと仕事に関係している話だ。だって、顔が真面目してるから。わたしは邪魔にならない...あの甘さを君はしらない