タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧(22)
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7月31日23時50分。
「……………………」
俺は自分の誕生日にもかかわらず、自分の部屋のベッドの上に体育座りで、スマホの画面を穴があくほどに見つめていた。
だがスマホの画面は黒いままで、俺の仏頂面を映すだけだった。
暫くして俺は空しくなってスマホを見つめるのを止めた。
これがにらめっこだったらス...【がくぽ誕】dead line
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「誕生日おめでとう、がっくん」
屈んで俺の頭を優しく撫でながら言うルカ。
何を隠そう今日7月31日は──俺の誕生日なのだ。
ついでに俺についても紹介してやろう。
俺の名前は「がくぽ」。
愛称は「がっくん」で、ここの屋敷の皆に愛される存在だ。
ハハ、この世に誰からも愛されるなんてことはないよ、だって?...【がくぽ誕】たとえこの思いが届かなくても
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目を開けると、僕は見知らぬ場所に立っていた。
上を見上げると紫がかった空には白い星や月がチカチカと光っていた。
それを見ているうちに僕の目もだんだんチカチカしてきた。
僕は見上げるのをやめて目を擦る。
すると、突然何処からか声が聞こえてきた。
「──ようこそいらっしゃいました。ドリームランドへ」
「...ドリームヒーロー
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「「「「「「「Happy Birthday!!」」」」」」」
≪Birthday with a......≫
ぱーん! と高い破裂音が部屋中に響き渡り、僕の視界が一瞬「色鮮やか」になる。
そして「色鮮やか」はそれがクラッカーの紐だと気づくのに、僕は数秒かかったのだった。
僕は頭をふるふると横に振って...【カイメイ】Birthday with a......
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今、アタシの目の前で愚痴を言っている女二人のヤバさに、マジで病院に行ったほうがいいんじゃないか、とマジで思ったことが何度かある。
そして、今もそう思っている。
「メイコ姉~、ホントレンがムカつくんだよ~!」
緑髪のツインテをしたネギ娘、ミクが泣くような声でアタシに縋ってきた。
……アタシが何をすれば...【レンきゅんなう!】いちゃみねめ、レンだけ爆発しろ!←【自己解釈】
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「おいコラミク姉、ルカ姉ェ──ッ! お前らにけっとぉうを申し込む!」
昨日降っていた真っ白な雪が今朝には溶けてなくなっていた、よく晴れた昼下がり。
俺は、リンの部屋のドアを蹴破る勢いであけた。(ノックは一応した)
そしてそこにいたのは、口と手足を布で縛られて涙目のリンと、そんなリンを襲おうとしていた...【リンちゃんなう!】リンは俺の嫁。おk?←【二次創作】
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こんにちはー! 皆のアイドル、カイト兄さんだよ!
……うん、まぁ気にしないでね。
雪りんごが「兄さん言って!」ってお願いしてきたから言ってるだけだから。
今日は【原曲者に謝れ】のハズなのに、今度やる予定の「リンちゃんなう!」でのインタビューをしてほしいんだって。
雪りんごがやればいいのねー。
一応僕...【リンちゃんなう!】リンちゃんについてのインタビュー!←【原曲者に謝れ】
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「──私は、あなたが好きでした……」
それはどうしようもないほどに。
自分の運命を歪めてしまうほどに。
そんな私は、もうすぐ泡となって消えてしまうのだろう……
さようなら……
私の愛しい人。
この青い海と蒼い空に溶けて、あなたをいつまでも見守っています。
<人魚姫>
「いい? 私たち人魚は15歳にな...人魚姫【自己解釈】
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──一言いうと、
≪Birthday with a cat≫
時々、「自分の誕生日を忘れていた」などのお話を、マンガや小説などで見たことがある。
そういうのは非常にマヌケだと思うが、少しだけ羨ましいと思ってしまう。
だってその分嬉しさが何倍にも膨れ上がるし、それに……焦ったり、不安にならなくていいか...【カイメイ】Birthday with a cat
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「貴方ってカワイイですよね。"甘いイタズラ"をすると、すぐに怯えちゃう」
≪trick・treat・kiss≫
「トリック・オア・トリート!!」
「はいはい、どうぞ」
俺が目の前の「緑」にお菓子を渡すと、「緑」は目をキラキラさせて喜びの悲鳴を上げた。
「緑」……否、俺の妹弟のグミとリュウトが、口々に...【ぽルカ】trick・treat・kiss【ハロウィン】
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深い深い森の奥、月をバックに聳え立つは「不思議の館」。
わたくしはその館の主人と奥方の愛する娘である。
《お嬢様と狂ってる住人達》
「……はぁ」
今日何度目かわからない溜息を小さく吐く。
一体自分はどうしちゃったんだろう。最近は溜息ばかり吐いている。
確か、自分が変になり始めたのは一週間ぐらい前だっ...【Bad ∞ End ∞ Night】お嬢様と狂ってる住人達【二次創作】
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映画館の住民達を集めて、裁判ごっこを始めましょう。
『墓場の主』と『サーバンツ』はいないけど……まぁいいや。
──さぁ、始めよう。裁判という茶番を!
【茶番カプリシオ】茶番とは一体何ですか?【原曲者に謝れ】
……さて、さっそく聞いていきましょうっと。
「神の命により探し求める。器も残るはあと一つ、【...【茶番カプリシオ】茶番とは一体何ですか?【原曲者に謝れ】
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……今宵の犠牲者は誰だろう?
わからない。それは富豪の誰かであるということ以外は。
さぁ、わけのわからない言葉を発する太った豚にナイフを突き立てて。
黒から、赤へ─────
【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
「──アンタ、よくあんな冒頭文書けたわね。勇気あるわー」
「あれ、そんな...【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
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「レンッ!レンッ!ねぇ、レンってばっ!」
私はレンの頬を叩き続ける。
しばらくすると「う~ん」という、レンの呻き声。
あ、気絶しただけなんだ、と気づき、私は叩くのをやめる。……レンの頬が赤く腫れてるのは気にしないでおこう。
とりあえずレンをベッドに運ぼうと、レンを抱き起こした。
その時、レンの部屋の...【リンちゃんなう!】続・リンちゃんは誰にも渡さない!←【自己解釈】
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俺はいつものように、自分の部屋でだらーっとしていた。
そんなときだった。
ガチャッと、ドアの開く音に俺は向くと、そこにはミク姉とルカ姉。
「どうしたの?」
俺は二人に訊く。
「ねぇねぇレン君」とミク姉。
「あのねぇレン君」とルカ姉。
「「リンちゃんのアルバム写真とか……くれないかな?」」
あぁ、なん...【リンちゃんなう!】リンちゃんは誰にも渡さない!←【自己解釈】
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「さぁ、眠りなさい…」
私はマルガリータ=ブランケンハイム。
皆に幸せを与えているの。
このgiftを飲めば、皆ぐっすり眠れることができる。
このgiftを飲めば、誰でも幸せになることができる。
へ?私は幸せなのかって?
ふふ、嫌ね。変なこと訊いてきちゃって…。
そんなことより、さぁ貴方も、このgi...【眠らせ姫からの贈り物】正しい「gift」の使い方【原曲者に謝れ】
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-サーバンツ(グレーテル)side-
「「お待たせしました。我らが偉大なる主」」
EVILS FORESTの墓場にて。
私たちは出来上がった料理の数々を偉大なる主にお出しする。
「今夜のメニューは何かしら?」
「【大人の都合により掲載できません】と【大人の都合により掲載できません】です。
デザー...【茶番カプリシオ】10、「人生」という名の茶番【自己解釈】
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-呪われた庭師side-
「『待つ者』・・・お前に一つ、聞きたいことがあるのだが」
まだ「裁判」という会議が開かれている最中。
我は『待つ者』に、ずっと前から聞きたかったことを質問する。
「何よ、『雑用係』の分際で」
「『雑用係』って呼ぶのはやめてくれ」
「じゃあ何?『我らが偉大なガモン様』とでも...【茶番カプリシオ】7、二人の人間の違い【自己解釈】
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-箱庭の少女side-
「ただいま」
「お父さん」が家から帰ってきたようだ。
私は自ら車椅子を押して出迎える。
「お帰りなさい、お父さん」
「ただいま、ミッシェル。今日もお仕事、頑張ってきたよ」
「お父さん」はそう言って微笑んだ。
「ねぇねぇ、今日は何をしたの?」
「・・・ミッシェル。外の世界は残...【茶番カプリシオ】5.5、少女の思い出【自己解釈】
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-in EVILS FOREST-
サーバンツは、一人の亡骸を前に立ち尽くしていた。
その亡骸は勿論、『墓場の主』の為の料理になるのだが。
「さて、この死体を茹でるか、それとも煮るか・・・」
「グレーテル!焼くなんてどう?死体の丸焼き、きっと主も喜んでくr」
「アンタは黙ってろ」
グレーテルはヘンゼ...【茶番カプリシオ】4、独り歩きをする物語【自己解釈】
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-サーバンツ(グレーテル)side-
ここはEVILS FOREST。
「ガレリアン=マーロンの遺産が隠されている」という噂で有名な森。
そして私の役目は、その遺産目当てでやってきた哀れな訪問者を、偉大な主のために
美味しく調理すること。
それを、頭の悪いヘンゼルと一緒にやっている。
私たちは今、と...【茶番カプリシオ】2、サーバンツの役目【自己解釈】
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-人形館長side-
今は空の被告席と、ガラクタばかりの傍聴席。
いつもなら、ここであきないほどに訪問者が裁かれている。
そして、その光景を、『時の魔導師』や『待つ者』などが見つめていた。
しかし、私は違う用事でEVILS THEATER〈ここ〉の住人達を、ここに呼んだ。
『墓場の主』などは来ていな...【茶番カプリシオ】1、「裁判」という名の茶番【自己解釈】