タグ「曲募集」のついた投稿作品一覧（76）

ジレンマ
Aメロ
憂い？怒り？痛み？迷い？
出来上がった言葉なんかじゃきっと
誰も 何も 僕の 絡まった感情は著せない
Bメロ
救われない思いを形にしたくて
凡庸な僕は流行りの 歌に縋る
知らない誰かが残した歌詞(ことば)
ああ、なんだ。くだらないや...

アンサー
a
『思ってることはちゃんと言えよ』
人は僕らにいつも言うけど
僕をもし全部可視化したら
きっとアナタを困らせるんだ
a
それでも行く宛などないし
独りで供養でもしてみるか
どうせ灰になるなら変わらない...

ワタシノツヅキ
a
ひとりで過ごすことで 拙さを覚えてる
「見つけて」つぶやくのは 宛のないわがまま
b
きっとこの先も誤魔化して
本音に蓋をするんだろう
だけど君と歩幅揃える度
伝わるのは 知らなかったことばかり
s...

Dear my
友達を選べない日もあって
無理に周りに合わせた日もある
自分の心の声を塞いで
笑えてると思ってた日もある
『嫌だよ』って一言がつっかえて
喉元で熱いまま燻ってた
悲しませるかな、傷つけちゃうかな
見えない心ばかりに怯えてしまうんだ
僕だって苦手なことがあって...

独白パラノイア
a
無意識に始めた 自己査定が
深く 痛み残して悴む
a'
嫌悪繰り返す度 見失った
理想 憧憬 追いかけ続けて
b
何度同じ 追憶しても 拭えなくて
足りない スコアを強請った...

【blank:】
a
弾けたはずのピアノが 弾けなくなったこと
書けたはずのポエムが 書けなくなったこと
a
大好きだった歌を 忘れたかったこと
誰かのための嘘が つけなくなったこと
b
眠れないだけの時間に追憶
いつの間にか 引き換えてた「何か」...

【Re:インカネーション】
a
昨夜(ゆうべ)投げ捨てた鏡が
音立てて砕けて散った
割れたガラスに映るのは
欠けて歪んだ僕の顔
a
むかし揶揄われた声と
理想とかけ離れた顔
他の誰かになれたらなぁ...

【Gemini】
a
朧気な記憶をたぐり寄せて
濃紺の空に 声をかける
a
応えのない無数の光包む
壮大な藍に 僕はなりたい
b
呼吸(息)をして 脈を打って
それでいい それだけでいい...

【タブレット】
a
今日もただ無機質な電子音が
とうに見飽きた悪夢を遮って
a
少し湿る体に寄り添うのは
昨日飲み込んだ重いタブレット
b
禁じ手のOD(オーバードーズ)無意識に破り棄て
惰性の約束は 細胞が許してくれない...

【キズアトエレジー】
a
傷ついた数だけ強くなる
悲しい日こそ笑え
使い古された言葉こそが
正しいと思ってた
b
痣は消えても 傷は癒えても
苦い 痛い 動けない これが答えなんだよ
s...

【多分、君が好きだったのは】
a
多分、君が好きだったのは
あたしのことなんかじゃなくて
誰かを心から想える 君自身のことだよね
a
多分、ふたり始まりのとき
スタートラインなんかなくて
ちぐはぐに歩き出しただけ 足跡が離れてく
b...

【コトダマ】
a
誰かを救える言葉なんて
自分を守れる言葉なんて
今は吐きたくないし今は聞きたくないんだ
a
綺麗な色した言葉ばっか
どこか見え透いた言葉ばっか
傷を舐めあっている なんて馬鹿馬鹿しいな
b...

【ヘイト】
a
綺麗なものを見ると瞳が眩んでしまうんです
まるで呪われたように心が冷たくなるんです
逆境に立ち向かう度に
笑顔で強さ口に出す度
輝きを増す君をどうしても好きになれないんです
b
「恨んだことは1度もないです」
「僕は今を楽しんでるから」...

【忘却センティメント】
a
君の顔を見るのは苦手だ 気疲れしてしまうから
少し乱暴だけど許して欲しい
a
どこか重たい影に囚われて 僕まで取り憑かれそうだ
戯れは今日でお終いにしようか
b
消えてしまいそうに君が零した
曖昧な笑みを僕が護った...

【Nervous】
a
君の望むものをひとつ 与えられるとしてさ
実体のあるものなんだろな 君は単純だから
a
例えば金とか連れとか… やっぱ金だったりさ
貪欲に生きられたらいいな 君のことを見習って
b
普通やら一般なんて言葉にいちいち反応しちゃって
目くじら立てて怒っちゃって君は一体何がしたいん...

【嘘つきカウント】
s
大丈夫なんて言葉を
僕は何度口に出してきた？
a
退屈な時間より 忙しい時間がいい
静かな脳には荒い波が立つから
a
見下されてしまうより 期待されていたいから
本当の自分隠して胸を張った...

【それでも君へのうただから】
a
まとまらない 小さな単語だけが溢れ出して
穴空きの パズルは色味だけを誇張してる
a
噛み合って また散り散りになっていく言葉は
何度目の 意味を見失って彷徨ってる
b
描けなくなったわけじゃないよ
未完成のまま棄ててしまうことに...

【Identity】
a
ほら、また 人差し指向けたまま
歪な 顔して 君が笑ってる
a
「もう、やだ」 こんなに振り払うのに
瞼に 焼き付く 君が嗤ってる
b
何しても半端な僕なんて
扱き下ろされて当然だ...

【メモリア】
a
冷たい眼で眺めたのは たわいもないニュース
なんて平和なんだ なんて煩いんだ
どこか白けた心がつぶやく
a
諦めたように言葉並べて 平気なふりしていた
今更思い出す 今更考える
あーあ どこで間違ったんだろう
b...

【生きてく】
a
知りもしない痛みを勝手に否定して
わかったように慰めを言葉にするんだろ
a
そうやって僕の心に無理やり踏み込んで
粗を探して嗤うんだ 君だってそうだろ
b
人は自分が一番可愛くて それ故に嘘つきだって
子どもなりに理解してたくせに信じられずいた...

【about:Blank】
a
脳裏浮かんだ心情 独白は無情
言葉同士ぶつかって退け合うんだ
a
どうしたって埋まらない 空白に劣等
使われないフレーズだけがうまれてく
b
飾られてきた命は 確かに色を孕んで
御立派な額(がく)に守られた...

【#BFF】
a
さよならを予感させるような
空白に目を背けた私に
「大丈夫だ」って 手を差し伸べた
偽りのない軌跡
a
大人になる途中感じた
違う道を選ぶための痛みが
折り重なって 歯痒くなって...

【メモリア】
a
君が僕を想う気持ちを
疑うことなんてなかったから
たとえそばにいないときでも
分かり合えたつもりでいた
a
僕が君を想う気持ちに
初めから嘘はなかったけど
電話越しで震える声が...

【Hello×Halloween】
a
少しお腹が空いたら
おじ様におねだりするの
「わがままなあたしを満たして」
フルムーンより煌めくディナーで
a
実は自慢じゃないけど
甘いものは好きじゃないの
柔らかくてお熱いだけの...

【ジレンマ・シンドローム】
a
昔サンタに宛てた手紙には
欲しいものと労いの言葉
無事届いた温かいおもちゃが
記憶を美化してる気がしてる
a
無邪気すぎたあの頃の僕らに
都合よく話を合わせては
深く踏み込んで知ろうとすると...

【missng...】
a
いつからか奏でることが 億劫になってしまった
もうそれどころじゃなくなってしまったんだ
a
頭をよぎる不安でいてもたってもいられずに
気づけば声に出してた旋律が消えた
b
気まぐれに始まる 大好きを否定する理由を
もう特に知りたくなんかない...

【キミ色カレンダー】
a
代わり映えしない 真っ白なカレンダー
右端に埋まってく 同じ名前
a
やりたかったこと 突然溢れ出す
抱えきれないほどの 眩しい日々
b
立ち上がって また座って
食事抜いて 眠り込んで...

【もしも。】
a
ひとりになんてなれないからさ
窓を閉めて耳を塞いだ
a
気づいたらただそこにいたんだ
設定(デザイン)なんてない 台本(シナリオ)もない
b
僕は上手く生きられてますか？
遠回りしてる気がしますが。...

【独白フラストレーション】
a
あぁ、思いっきり興味無いわ
はぁ、加害的ナルシスト
a
あんたから出る言葉の
どれも頭に入んないの
b
世界一無駄な 時間すごしたことでしょう
季節が築いただけの情のせいで...

【シオンの夜】
a
こんな夜更けにどうも騒がしい
金属音は空耳を劈く
起き上がるのも気怠い身体は
再び目を閉じた
a
何故か不気味に重みを増していく
指先が少しずつ痺れていく
麻痺する事に慣れたこの心は...