八高 さつきの投稿作品一覧
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毒を注ぎ込んで 深い闇の中
甘く熟れた果実を舐め回して
絡み付いた声が僕を蕩かせて
この胸を締め付けて離さない
誘う口唇紅く染めて
微笑み返す陶器の肌
靭やかな腰に手を回し
今夜もまた君を求める
ああ 密かな愛で汚してあげよう
君の全て塗り変えるように...Poison Love
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流れる飛行機雲を
そっと指でなぞってみるよ
滲んだ絵の具みたいに
すっと空に溶け込んでゆく
伝わらなくて口を噤む
不安な色に染まってく感情
戸惑いながら触れてみたよ
それは優しくはじけては消えてゆく
ずっと変われず ずっと変われず
きゅっと口唇噛み締めて泣いた...無色透明カラー
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駆け抜けた草原 空に浮かぶ街
優しく風が吹いてる
水鏡に映る月を掬うように
運命の砂は刻を告げる
いつか
夜空の星々が輝きを失いかけて
闇に飲み込まれてしまったとしても
きっと辿り着いてみせる
真っ白な翼を広げて
揺がぬ瞳で今 空を見据えて...アオキトキ~遥かなる空へ~
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青い空に手を伸ばしてみる
どこまでも広がる
そよいだ風には透き通る香り
鼻を掠めていく
忘れていたまま 閉じ込めてた
苦い思い出 過去の記憶たち
全て抱えて震えたまま
ふさぎ込んだ殻の中
破り捨て飛び立とう
「怖くない」...2nd Flight
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テレビゲームじゃ満足しない
インターネットもそろそろ飽きた
もっともっと刺激が欲しい
街角スキップ飛び出した
テレビドラマの恋じゃあるまし
”乙女の心命短し”?
きっときっと曇りのち晴れ
今はまだわかんなくていいや
予想外な出来事 探しに行こうよ
ぐずぐずしていられない 早く行かなくちゃ!...Prism Shine
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立ち込めてく 風に薫った
硝煙が頬撫で回してるから
何も見えない 何も触れない
このままじゃただ振り回されるだけ
壊れた世界の中で 不敵な笑みを浮かべたままで
君の震える右手が放った愛憎
朱く深く熱く痛みが突き抜ける
閉じた瞳が求めた理想の映像
白く淡く滲む楽園 脳裏に焼きつけた ah
薄れる意識の...Heaven's Gate
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Blue moon
満月の夜が過ぎ
細く-細く-欠けてゆく
儚げに消えてゆく
星の涙
凍える孤独の宵闇が
自らの汚点を責め立てる
償うこともできずに
Grow tears
夜露に濡れている花...wolf’s solitude
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初めてのドキドキラブコール
待ち合わせの約束も決めて
完璧なデートスケジュール
てるてる坊主に願いを込めた
予定通りモーニングコール
ちょっぴり早く起きた朝は
土砂降りあり得ないスコール
眠い目擦りカフェオレ淹れた
初恋のキスはレモン味
何度もイメトレもしたのに...ゼッタイ
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紅く燃える鬼灯の明かり頬を染めて
落つる涙 秘そませし 愁いの鬼よ
焔灯す指先で 弧を描き想う
闇に迷う妖の真の言ノ葉を
舞い散る花弁集めては
ほの香薫る 風に泳ぐ
遠き面影
凍る刻に閉じ込めた温かな眼差し
契約交わし永久に生き 冥府へ誘う
餓える血潮宿されし 心捉えては...紅に染めたるは妖の夜
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おやすみ 眠い目を擦って
揺れる微睡みの中 潜んで
「今夜は良い夢が見れるかな」
ゆったりと空を渡り歩く
モノクロの欠片集め
綿菓子に包まれてるような
甘い夢 探しに行く
大人は現実に追われて
夢を見ることさえも忘れる
「明日が来なければいいのにな」...獏-baku-
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長く伸びる影 二人で歩いた帰り道
「つめたいね」と手を繋いで 笑い合っていたよね
春の訪れは期待と不安を連れてくる
それぞれの道 歩んでいくための ここがスタートライン
開く卒業アルバム 写る君の微笑み
あどけなさを残して
これから歩む 新しい日々 見守っているから
ずっと忘れない 君の笑顔 君の涙...浅黄水仙
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星屑のテラスの上 薫るシャンパーニュ
夢に見てた お姫様のような 甘い夜 始まるの
赤いリップスティックで 唇をなぞる
煌めくような広いダンスホール ヒールを響かせるの
見つめ合う 瞳の奥に 淡い期待を隠して
まばたきで 合図を交わす 頬を赤く染めながら
首筋に腕を伸ばして そっと髪を撫で上げて
触...Dancing with Me Tonight
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Wonder world
Take me off
Carry on
To the sky
Wonder world
Take me off
Carry on
Have a nice trip (Have a nice day)
歩みだそう 旅に出よう
地図を広げ 迷わずに...Northern Airline
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熱帯びていた 小麦色の肌を魅せつけてく
滲む汗と光る胸に抱く熱情
溶けかけた氷を口で転がすような快楽を
酔いしれてく 夏の風に身体預けながら
眩しいくらいに照らす太陽と
珊瑚礁が輝くこの楽園で
ありのままの自分で走り抜けたなら
パレオ脱ぎ捨てて
溢れるほど押し寄せてく 感情の波に委ねたまま
恋しくて...碧の楽園~blue paradise~
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白い城壁聳える中
唱える言霊は
空高く舞い上がるように
輪廻を繰り返す
透明な素足(あし) 揺れる床
滅びた羽衣の行方
安らかな愛呼び覚ます
ニンフの穏やかな笑顔
「ああ愛しい神子、汝の生に幸あれ」
時の狭間で密やかなる...時の詩~requiem~
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明日は日曜日 何をして遊ぼうかな
特別な日にしたいな
お気に入りの靴を並べてまだ迷ってる
夜更かしのシンデレラ
赤いマークで囲うカレンダー
心の準備はまだ出来てないけれど
逸る気持ちが溢れて止まらない
「早く明日になれ」
Come on ! Brand new Holiday
待ち焦がれた一週間長か...Brand new Holiday
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うつむき疲れた世界に背を向け
がむしゃらに走り抜けた 遠く
石畳の路(みち) 踏み潰された華(はな)
酷く傷付いた姿
色を失っていく意識-synapse-(いしき)
再構築と分離を繰り返す肉体-device-(からだ)
新たな世界への規則(ルール)を断ち切れる
最期の手段(ひやく)
朽ちていく朽ちて...―解放のbad a fly―
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taking 私のこと連れて
calling 名前を呼ぶから
視覚に飛び込む真相
何度も何度も反響する
知覚に伝わる連想
何度も何度も反響する
動けないまま終わる 満身創痍の溜息
快楽主義の思想 完全勝利は綻びて 覚醒めた
Telling I continue lie
駆け出してゆく 理想の果てに...Truth and [Lie]
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這いずり寄るシーツの上
冷たい手と手そっと触れて
求めてくる 憂う瞳
飲み込まれては眠れない
朝が来る前に繰り返す
キスが降り注ぐ 紅い傷跡
舐め上げて 舐め上げて
貴方の優しさで満たされて
貫いて 貫いて
蕩けるほど快楽で溺れたい...快毒
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噛み砕いた 爪が残す
痛みに問いかけて
まだ覚醒めないままの衝動
剥がれ落ちた仮面の奥
生きる意味探して
彷徨ってる消せない感情
喘ぐ程に藻掻き 言葉失くして
鳴り止まない鼓動 熱く灼き付けてく
激しく突き刺す衝撃
目蓋に飛び込む惨劇...craving pain
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「ありがとう」今もまだ
上手く言えぬままで 胸に留めている
紫陽花の青紫(むらさき)が
滴る雨の中 静かに揺れている
季節の移ろい 溢れてく記憶達
指折り数えて
離れかけた指先 届かない想い絡まり続けて
窓にそっと口付け 冷たい余韻を残したまま
今日も独り
ありふれた毎日が...雨紫陽花
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繰り返す 細波に合わせて
飜える薄紅のドレープ
強い日差しの中で揺れる
忍び来る 足音追いかけて
身に纏う綺羅びやかなパール
寄せるガラス越しの口唇
温かな眼差しで手を取り見つめられたら
込み上げた熱 走り抜けてく身体
もう眠れない
さあ、踊りましょう 今夜一度だけ...オランダシシガシラ
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絶望を曝け出す 赤い部屋の中
虚ろな瞼閉じ
悲鳴を上げ始めた 軋んだ思考は
破滅を導く狂想曲(カプリチオ)
荒ぶる波の頂へ この身を焦がし続けて
身体に刻む傷を舐める 快楽が欲しい
交錯する 交錯する
理性が弾け飛んで
警告する 警告する
早まっていく鼓動...狂奏「I」
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一人、佇んで白い煙をただ見てる
一人、手を伸ばす白いページをただ捲る
一人、懐かしい無音の中にただ浸る
【君に伝える歌 僕が残した声 君に伝える歌 僕が残した声】
忘れたいの 耳に残る旋律が
(忘れないで)
忘れていたの 遠く伝う残響
(忘れて欲しい)
何を求めても朽ち果てる現実
言葉、繰り返す ず...モノクロスト
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長い旅路を歩み続けてきたんだ 一握りの約束
挫けそうなときには いつでも傍にいてくれた
壊れそうになる心を 未来に繋いでいくから
不安に押しつぶされそう 眠れない悲しい日々に
手を差し伸べ続ける だからもう
膝を抱えてる虚ろな思い出に囚われないで
断ち切れると信じて 「大丈夫」
はるか遠くに目指して...into strength
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空見上げたら 浮かんだリズム
足音に合わせたら ハートが輝きだした
ねえ 教えてよ ヒミツの魔法
プレゼント開けるような ワクワク楽しくさせる
パステルの絵の具で描く未来はキラキラ
温かな優しいキモチ 溢れる 溢れる ああ
逆さまに映し出す 水玉の世界を
指メガネ覗いたら 何が見えるのかな
恋のパン...初恋❤ぱすてりずむ
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真夜中を切り裂いた 赤い電光石火を見つめて
S・O・S叫びだした 白い感覚器官を
加速装置でハイスピード飛び越す
音にならないダンス繰り広げて
バランス崩し縺れて転んでも
ここには変わらないものがある
ゆらり沈んでゆくこの世界に飲み込まれても
ぶらり歩んでゆく孤独な僕らの後ろ姿
呼吸を止めないで傷つ...伝脳スピードトラベラー
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醒めない夢を見る 絵本の中のような
無邪気に走り出す 羽のように軽やかに
照明の照らす舞台の上で踊る そっと一人で
エラスコットの包む脚を ブーツに変えて
静かな部屋に落ちる一滴の
旋律に乗せて
合わせ鏡に映る姿見つめ
蒼白く微笑んだ
遠くで声がする 微睡む意識の中
動かぬ悲しみも いつの日か終りが...ひとりぼっちの病院
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白い窓見つめ 今年もまたやってきた
二人で過ごした 一年前の思い出連れて
細い指先に 冷たく触れた結晶(カケラ)は
苦いコーヒーに 砂糖ひとつ落としたような
淡く甘い傷が胸に突き刺さって
もう一度奇跡が起こることを祈ってる
変わりゆく街の片隅で 変われない私がいるよ
いつまでも待ち続けてるよ 叶わな...remember snow
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繋いだ線(ライン)の果てはいつか
心を届けていくのだろう
to tell the world
言葉だけでは伝わらない
響く声を感じて
ただ寂れた ブリキにまみれていた
たった一秒重ねた
スライドショー かき集めたノートの切れ端
そっと掌で握りつぶした
窓を開けば メロディ 越えて...to tell the world
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