シャンティxxxの投稿作品一覧
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青の世界の その果てに
気がつけばまた 佇んで
時の流れに許されて 何になるのだろう
愛してほしい、と呟くことも
色を忘れて 降りしきる 想い出の雨
それはわたしを 今も裂く欠片
あの日の言葉 責めるより ひとり傷付こう
前を向けば 空しさが募るばかり
泣き腫らした夜の数 散らばる希望の破片
まだ歩...forgiven 《コラボ》
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ぬるい手が離れて、五時半 君を後に部屋を出たんだ
曇りガラスの向こう側で ひとり君が泣いてる
まだ 聞かせてくれないんでしょうか
その 片耳だけのピアスのことを
ねえ 僕のことをあやすような声
だれ、誰が聞いていたの
出会った日見えた左耳 ピアスの跡、今も閉じない
禁忌の向こうにぼやけた 君の痛みが...透明なピアス《曲つきました!》
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巡り合わせは徒に 朝な夕な惹かれ溺れた
影追い慕う日々を 戯れに縁と信じ
何時しか憧れは 胸を包む火群と変わり
痛みにも絆されて 絶えず燃ゆる恋病
月の影に伸ばす指は 空を割いて痕を残す
〝人目忍び泣き明かさむ 両の眼つぶるまで〟
――煩う病が咎なら いかで許されん――
〝思ひ乱れてなほ恋し 狂ひ咲...徒花綴~咲き乱る君ぞ愛しき~ 《コラボ》
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そりゃあ僕も休んでばかりじゃない、なんて
言い訳は選り取り見取りで 今日も寝る時間だ
夢を掴もうと 選んだはずの現状さ
空回りするたびに 諦めようか、なんて
誰かの背中追って 実力は追いつかない
アルバムの空白を ただ眺めてる
あと一歩先を目指す 一人きり無謀なレース
まだ夢はスタート前 それでも
...ラッキーパンチが当たるまで 《曲つきました!》
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思うほどの 大人にはならなくて
気がつけば、ばかり積み重ね
髪を撫でる かさついた掌に
甘えるフリして 素気なく
微睡みに 頭寄せ合うヤマアラシは
互いの温もりも知らないわ
頼って 縋って、
それって 「愛、みたい」
なんて笑うだけ...鳶色の強がり 《曲つきました!》
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キミにメールで 「おはよう」の目覚まし
朝の日課 今日も完了!
寝ぼけた返事 打ち間違えも可愛い
ねえ、会えるまで あと何分?
寝グセ残ったキミの左が 私の居場所だからね? …なんて!
好きで好きで好きすぎて どうしよう!
こんなに好きなのは キミだからなんだよ
何年経ってもずっと 変わらないの!
...ゼロ距離発射 《コラボ》
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手を取って、
点灯時間は過ぎたけど あと五分
目覚ましくらい鳴ったってさ 馬車はカボチャにならないし
等間隔に並べた 螺旋の歴史にも
名前をつけて良いかな 余白に書き込んだ
捨てたままだった言葉に そろそろ声を吹き込もうか
今日くらいは資格なんて ぐるぐる違う場所を廻る
触りたかったの、言葉に ぱら...margined midrange
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目蓋を閉じて描いていた 幸せばかり探していた
夢じゃないと信じたくて
明日の先の探し物 本当の笑顔は 何色に見えるかな
見えないなら色付けて 空に浮かべよう 心の目印になる
誰でも涙持ってるように 誰でも笑顔持ってるから
夢もいつか終わるのだと
明かり消して窓開けて 星を探すなら ひとつでも笑いたい...color of smile 《コラボ》
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窓辺に月明かり 街は眠ることもなく
手をつき見下ろせば 頬を撫でるひとしずく
いまでも忘れられずに ここにいるというのに
硝子の涙は いくつ 零しても尽きない
砕けてしまえばいい 願うほどに 胸の奥突き刺さるのは ほほえみ
解いた髪揺れて たゆたうまま色褪せる
心はいつまでも 眠れないと夢に落ち
ど...紺に溶ける透明
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切れかけた電灯 冷えた暖房の匂い
帰りたくないと怠惰に任せば うつ伏して明かす
疲れてしまった 弱音は甘えにぶつけた
臆病な僕は 胸の奥の深い沼に 鉛を飼い慣らしている
吐き出せない 声が出ない
足掻いて 叫んで 息が吸えないまま
僕は 僕は ただ 呼吸がしたかった
全てが無と有の 隙間にいて掴めな...霧に似た本能
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私の声が届くのなら 呼吸の仕方を教えてと 眠りに落ちる
今日も夢の奥には 私だけの場所が待ってる
いつまでここにいられるの? どうか言わずに
眠りの外は怖い場所と 忘れてしまえる 全てを
ねえ私を抱いて そう強く 痛みも忘れるほどに強く……
もどかしくて優しい 夢でもいつか終わらせなきゃ
それを他の...そして夢の中 《曲つきました!》
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これを聞いてるあなた 突然ですが、恋してますか?
青春を謳歌するだけの とっても簡単なお仕事です
随時募集中です
恋人いないあなた 研修も充実しています
恋人を作るだけの すっごく単純な研修です
ので大丈夫です
先行き見えない世の中 活気付けるお仕事
恋愛経験なんてなくても すぐ始められます
おーな...簡単なお仕事っ!
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「私」と相対 ココロの創世
開ける視界に 光を宿した
事象の総体 世界は双生
意識の淵から 生まれて出ずる
真実はどこに (『Cogito』)
何を為せるんだ? (故に「私」はーー)
画面の降灰 あの50口径
虚構はどこまで ぷつりと途絶えて
見えない後悔 重なる光景
両耳塞いで 瞑る目、それで?...Replicated Landscape
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永遠、だなんてないって
そんなの分かっているけど、でも
この人ならば、なんて
何度も「つづく」と「おしまい」だけ 繰り返していた
これで最後にする もう迷わない
忘れて思い出して 失くしてまた気づいて…
何度目の「はじまり」だってほら 二人繋ぐ糸
もっと強く強く なっていくんだ
何度だって思い出せば...E.
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溢れる雨 指先に滲む
窓開いて一人うつ伏した ガラスを伝い落ちる雫眺めて
ただ涙をごまかすためなら 一粒でいいのに雨は止まない
忘れたいよ 「もう好きじゃないの」
君は微笑う 「それでも良いんだ」
ねえ二人で幸せになるには 何が足りないの?
いま私を騙してしまえば いつかは嘘を忘れ本音に変わる
まだ...Raindrops 《曲つきました!》
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もう私のことは 見てくれなくていいよ
幸せになれると 今なら信じられるから
愛を知った印と 決別の証に
長い長い 別れの唄をうたおう
いくつになったって 机の周りはぐしゃぐしゃで
ぐずって閉ざした 心の拠り所を探した
弱音を聴いてくれた 本音に応えてくれた
あなたの一言で まだ生きていこうと誓った
...長い長い別れの唄
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取捨選択から 感情の起動
愕然? 動転? →衝撃 【確定】
無関心の反転 対人人格の形成
所要時間:??? 隠蔽完了
定型文選択 「偶然だね」 【確定】
計算開始 観察推察 心内施錠確認
測定完了 弾き出す数列 =人間性
人格形成 感情の誤差=皆無
自己暗示→記憶の糊塗 確認
表層警戒解除 心内警戒...無為より自然な数列
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好きだよ ウソだよ なんてウソだよ
どっちだったって いいじゃないのさ
大差なんてないんだろう?
ウソ?ホント? 強いて言うなら「わかんない」
当たりも 外れも 五分五分なのさ
なんて言ったって 信じるくせに
都合悪けりゃ認めないね
スキ?キライ? どっちでもない?「わかんない」
イイ?ワルイ? 知...Foolinkage
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君の声が途絶えた 午前1時の部屋にひとりきり
文字に変えた「ごめんね」 液晶越しに呟いた
私の心も回線も不安定ね 最近繋がりにくい赤い糸
知らないうちに 恋が消えてしまわないよう 君を待ってるけど
ぶつかるのなら すれ違う方がいいとか 臆病すぎかな
傷つく言葉さえ少しずつ何も 感じなくなった
でも君...Call… 《依頼用》
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目蓋閉じる 闇が浮かぶ 溶ける意識 揺れる波紋
滴落ちる ぽたり沈む じわり滲む 模様探す
隠す隠す こころ痛む 歪むこころ 隠す隠す
真理触れる 世界ノイズ インク夢幻 跳ねて無限
見える腹の探り合いを 仕舞いにするだけなら
モンタージュなんかで 生み出せるような
心の見て呉れじゃ 何...水槽ロールシャッハ
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流れ続ける時間に委ねた 閉じた意識を為すのは淡い夢
いつか光も届くと微笑った それは錆びた思索
掌で包みこんだ泡沫 握り締めたら隙間から零れた
微睡みの淵で誰かを待った 白い花が揺れる
眠りの消えない水底にて
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Amelo
離れていく あなたの視線に
気づかないふりして 腕に縋った
ルールのような おざなりなキスね
手に入ったらもう 興味はないの?
Bmelo
駆け引き繰り返し あんなに焦がれても
煩わしいだけに 変わってしまうなら
Cmelo
せめて笑ってみせてよ...せめて 《曲つきました!》
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飽きたなんて理由 ウンザリしてるの
どうせ本音でさえも持って ないんでしょ
それくらい分かってる きっとばかな女が 騙されただけ
縺れ合った赤い糸 たぐり寄せ幸せを探す
男(ひと)のせいにしては 明日に夢を見たりして
割れたハートの欠片は どこに捨てられてたとしても 使用済
それじゃ流れ通り サヨナ...縺愛漂識 《曲つきました!》
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ソウイ ゲンザイ ヨウイ コウカイ
フシン カクシン キカン メモリドーリ
宿す 歴史を繰る 浮かぶ 生命の光
拍動の氾濫クラッチ接続 感知改悪テクノロジー
螺旋階段の回帰エレベータ 行き先は《0》望むならば
壊す 孤独の果て 触れる 因果の導
万物の同義はプレースホルダと 真理証明タイムアウト
フ...contrasphere 《コラボ》
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黄昏に浮かぶ星 数えては夜を待つ
月に照らされ嘆くまま 涙は乾きもせず
悲しみを浚いゆく 降り止まぬ雨を待つ
風に追われて辿り着く 最果ての地の夢
いつまでも待ち惚け 遥か時の中で
夢を追い駆け出した 遠い記憶蘇る
愛した地に別れを 告げた日の夕暮れを想う
振り返ることさえもなく 太陽に背を向けて
...夢に黄昏 宵の果て
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〈A〉
1年に1回くらい 女の子したっていいじゃない?
なんて自分にも笑われそう 似合わないにも程があるって!
義理チョコみたいなもんなんて 言い訳して選んだカードも
ラッピングもどう見ても本命 ウソはつけないもんね…
〈B〉
聞き耳立て事前リサーチ! 8割弱、できたかな
この時期出るお菓子の本だっ...ふぇぶらりーさーてぃーん!
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〈S〉
耳元で囁かないで。 そう言ったら、どんな顔をする?
涙流したその意味を 忘れてしまう前に、さよならさせて。
〈A〉
腕を組んで、ポケットの中で指を絡める。 ビル風に吹かれて、思わずしがみつくように。
冷えてきたね。ふっとかかる息。少し俯く。 そうだね。マフラーに口をうずめて、呟いた。
〈B〉...栞はもう、動かない。
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〈A1〉
いつからこの場所でひとり 息をしていたのだろう
交差点を行きかう人 眺めては空見上げた
〈A1'〉
救われない物語を 誰かが書き換えていく
世界のはずれで見据えた のは自分の未来だけ
〈B1〉
周りに佇む人と歩幅を 合わせて歩き出した
気づけば波にさらわれるように 雑踏の中
〈S1〉...Unsaved Data 《曲つきました!》
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〈間奏部コーラス〉
甘くて甘い恋愛ゲーム 駆け引き弱いけど本気なの!
〈A1〉
「正直な人だってウソはつくし 誠実な人だって騙すんだよ」
溜め息まじり呆れ顔のあなた 「あれ、また何かされた?」
〈A2〉
「そんなところがほっとけない」なんて 「おだててるでしょ?」「そうだよ」ってそんな…
「何も出な...グレナデンシロップ・ゲーム 《曲つきました!》
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裸足のまま駆けて行く少女 とある月夜のカルナバル
ベルベットを揺らす風に乗せ 紡ぎましょう命の唄
炎に照らされ踊り続けるの 誰も彼も運命の輪の中
宵闇に沈む銀色の月追いかけ またひとり手を繋いで
幾度生まれて昼と夜を越えて 狭間に沈んでく
命の色も知らぬまま
壊れたものは二度とは戻らない 二度とは還...月夜のカルナバル