シャンティxxxの投稿作品一覧

どうしてないているのかが、わからない。
なにをおもっていきてるの、わからない。
わたしどうして、めのまえが、みえなくなる？
あたまのなかに、ごみばこが、みつからない。
だれのことばもとどかない、くるしくて。
からっぽなうつわがいいの、くるしくて。
わたしどうして、いつまでも、なきやめない？
あたまの...

シャッターの音が響く　いつもと違う教室を
満たしてる笑い声に　追われるように駆け出した
ひとりきり小さく息を吐く　屋上手前の階段
幾度となく隠れては泣いた　この場所もお別れだね
繰り返す毎日の終わりなんて　いつまでも来ないと思ってた
強くなりたいなんて願うだけで　心だけ卒業できずにここに残ってる
『...

〈A〉
パパとママはどこにもいないわ　ひとりぼっちのほうき星
いつか聞いたおとぎ話では　誰だってお姫様なの
〈B〉
嘘みたいでしょと呟いてみても　本当なんて誰も知らないから
センチメンタルな嘘に溺れてみたいと　まだ一人夢を見てる
〈S〉
あなたと私　隣同士なのに星座にはなれない分かっていても悲しいよ...

「あ、暖まってきた」　君の声が弾んで
きゅっと握られた手が　また熱くなった
私、君の隣にいてもいいのかな
生きるつもりだってないまま生きてきた　私に生きる意味をくれた掌の
この温度もいつか離れ冷えてくのが　怖くて離せないまま
「ね、もっと笑ってよ」　なんて君は言うけど
もう充分なくらい　満たされてい...

なけなしの勇気だけで　君と二人旅立った
カミサマに導かれ　引きずるような剣背にして
格好悪いとことか見せられず無理して　倒れては目覚めて照れ隠しで笑う
そんな僕の横でいつだって微笑む　君は涙たった一度だけ流したよね
弱音を吐けずに怯えていた僕を　黙って抱き締め震えている唇重ねたね
あの時に誓ったんだ...

些細なことで傷つく心を　守るために嘘をつく
そんな自分が嫌いで嫌いで　許せなくて傷つける
嫌いなのに守るなんて　矛盾してるそんなの分かってる
生きるのってもどかしいね　そんなもんかな
好きになれない自分への　誓いのエンゲージソング
心こめて歌うから　受け取ってくれるかな
上手く行かずにぐちゃぐちゃに...

A-1. 果敢無い牲の刻　樂園は灰燼に歸せど　嗚呼彷徨い何處へ向かう　罪も無き咎人よ
A-2. 雙眸に宿した　終焉の焔は畢竟　僞りの闇に絆され　朱く朽ち果てる
B. 哀哭は留め處無く　見据える此の眼（まなこ）　渦卷く殘滓の聯鎖　贖罪の遊戲場
S-1. 默せよ肅正せよ　紅蓮に燒かれ前後不覺　傀儡（くぐ...

もう充分だったはずの　僕ら繋ぐレールは
鼈甲飴みたいに　甘く溶けていった
「幸せの形」だとか　「君が見てる空」とか
紋切型にさえも　指差され目を逸らす
カタン・・コトン・・
し合えない理解でも　重ねれば重なった
つもりだって良かった　君は笑ってくれた
何が君を悲しませてしまったの？
ビタートレイン　...

〈A〉
一つ目の少女が微笑う。
「本日はお日柄も良いのですね」
不安を白い膜が、食べてくれるんだ。
ノック、ノック、ノック。僕はここだよって。
〈S〉
廃ビルの煤けた外壁で、蛙は言うんだ。
「できの悪い物語に浸るのは、もうよしなよ」
カミサマに見つからないようにと、ひとりかくれんぼ。
〈A〉...

踊るネオンの街駆け抜け　指を離す
神様はここに居ます。　レプリカのまま
綺麗でしょ、そう言って　嫋やかに腕絡め
唇でなぞるまま　闇のない夜に溶ける
あたしの声は聞こえてますか？　崩落、させて
今だけが全て。どこへ行くの？　終わらせないで
グラス並べて路地裏　潜むノイズ
素っ気なく振舞っても。　たゆた...

ふざけた正義感と　醜い勇敢さと
縺れた人間愛　さあ何処を狙おうか？
また建前だけ救済の提唱　ちらつく強欲な本性
何時まで是か非かの環状　銃口は弱者に向けられ
押し付ける箱舟など　大義の拘束具
「然様なら」グレンデル　終末を切り裂き穿て
最期を飾れよ粗末な空論で　条理に抗え鼓膜を揺らせ
終わりの幕開け...

まだ今も息をして　明日に怯えてる
昨日に魘されて　長い闇の中
痛みを知る程に　強くなれるなら
どうして頬伝う　滴止まらない？
誰かの背も見えぬまま　どこを向けばいいのか
あてもなく彷徨っては　流されるだけの日々
涙いくつ零しても　救われないこと知っていた
それでも未来へどこまでも　続いてる道がある
...

甘く見ないでよね　ココロ？カラダ？　飾りじゃないの
もう子供じゃないわ　莫迦にしないで
溶けるカラダ揺らしてリズム　跳ねるココロ照らすプリズム
与えられるだけの遊びじゃ　何をしても物足りないわ
濡れた肌に香らすライム　瞳の奥燃えてクライム
スリルだって悪くないでしょ　だからもっと愛を頂戴！
「俺から...

まだ君が傍に　いるような気がしてる
あちこちに君の　影が残ってるみたい
「さよなら」と言わず　「ありがとう」と笑った
あの時の声が　ふと浮かんでくるんだ
「ずっと一緒だよ」　なんて無邪気につけた
手帳のハート　破り捨てても泣きそうだよ
君がいない日々に　『いつもの場所』なんてなくって
きゅっと胸が痛...

ああ…　ありもしない居場所　
探してまた自分が　嫌いになっていく
ああ…　いてもいなくなっても
迷惑でしかないこと　分かっている痛いほど
取り繕えるような　笑顔も作れないまま
吊るされたピエロは　泣けずにいる
もがけばもがくほど　深く絡まって
息ができないまま　生きられないよ
ごめんなさいと許してを...

まだ遊ぶギア　あたしの引力さ
もっと振るって　洗って躙ってほら
ただ踊るルビ　震える軌道下へ
黒を連れてって　私を浴びる瓦礫
引いて弾いて全て忘れて　割いて咲いて全て壊れて
次第に褪せるベクトル　沈めばクランク
映り虚ろ移ろう　引き金深く
落ち切るダイヤなら理想　カテゴライズして
噛んだダイアローグ...

赤い糸切れてさ　こっそり陰で結んで
だけどすぐ解けて　そこ見られサヨナラ
もう恋はしないと　涙拭いて這い上がり
ふと視線絡んで　また恋に落ちてく
恋なんてそんなもの　割り切れるならいいさ
そう上手く行かないね　何もかも
君が望む明快な　ハッピーエンド・ストーリー
きっと描いてみせるから　ずっと傍にい...

淡い光が差す五時の部屋　夢から覚めて
二センチ先の幼い寝息　瞼に感じた
全てがおとぎ話で　いつか結ばれるとしても
二人が結ばれるにはまだ　早過ぎて内緒にしてるの
この温度が幸せなんだと　そっと教えてくれた
王子様はいつも魔法が解けて　朝になれば他人のふり
浅い呼吸と胸の温もり　微睡みの中
冒頭もなく...

ひとつふたつ過ちを　乗せて描く行き先
息をする微かな隙さえ　裏返しのカードのように
巡る時は迷宮に　閉じ込められたままで
フォルトゥナの声は遠のき　砂時計が浮かんだ
絶望などできない　させない
許されるは　未来を求めるだけ
ダスト・トレイル導く時　私はどこにいるのか
定められたこの心　誰にも触れられ...

白き朝の霞立つ　地に墜ちるは幼天使
傷痕撫ぜる春風に　一片の薄紅
夜の帳深く澄み　天を仰ぎ過ぐる夏
浮かび上がりし星々は　遠き日々の轍
移り行く季節の　色彩鮮やかに
魅せられた天使に　神の声は届きもせず
翼を忘れた天使が　背負いしは白き罪
風に漂う雫は　空染める七色
旅路に探す果ても無く　行くあても...

絡んだ鼓動に吸い込まれ伸ばす指先
（わたしに呼吸（いき）を　水面を指す指先）
重なる心音（ノイズ）　目覚めに揺られて
水底を　たゆたい照らすの
瞳の奥に　描いた鏡像
触れるような　視線で
私を　救い出して
絡める掌溶け合ってふたり繋がる
（あなたを求め　響き合って繋がる）
交じり合う色　温もりに委ね...

生を失い、静に沈んだ。
世に蔓延る、征の牲達。
輝く星に、幾度請せど。
声は届かず、誓は錆する。
勢或る者は、やがて逝する。
正や誠たち、政の彼方で。
聖を纏えど、醒を叫べど。
歳の鉦から、制さるるのみ。
晴に落つ青、西へと消えて。
精に整した、成も変わらず。...

キミをデリート　ボクの軌道上
廻る廻らす　アイ（哀）をインプットした　ココロの果て
ガイア導き　微笑うフローラ
紅く煌めき　蒼く瞬く
宙を翔るは　躍る踊る環
『起動』―『切断』　歪んだ軌道
機動演習　開始のブザー
アイデンティティ→Ｉ(愛)……？
ボクをデリート　キミの軌道上
廻る廻らす　アイ（哀）...

ＮとＮが惹かれ求め合うように　どこまでも不毛な痛みを舐め合う
歩幅を合わせればぎこちなくて　話を合わせれば噛み合わない
この歪んだ関係が愛しい
温もりが離れるのを恐れるだけ　慰めを枷に変えて繋いでいる
「…愛して」
生温い腕の中で呼吸を知る　心の落とし穴を埋め合うように
「…愛して」
同じサイズの入...

いつものように　迎えたはずの夕飯時　覗きこんだ
冷蔵庫は　冷えているだけ　なにもない
着替えを済ませ　飛び出した道すがら　電灯の下　
ふと開いた　財布の中　なにもない　なにもない
ゴハンはもう炊き上がるのに
何で食べればいいの
最後の手段だけれど
でも　仕方ないね
らいすゴハン　らいすをおかずにして...

「探し物はどこにありますか？」　記憶の受け皿を逆さまに
濡れた思い出が砕け散る　隅まで探しても何もない
無くしたくないと抱え込んでいた　宝物はこの腕で消えた
この手はいつしか世界の流れに　しがみつくために大きくなってた
痛みを押し殺し上を向き　毎日をさまよい前を見た
幼子よく似たこの世界　あやすよう...

誰かと寄り添えるほど　強い人になれず
捌け口が生き甲斐と信じて
ただ舐め合った傷を　理解し合った証と
思い込めば少し楽になれる気がする
痛みを重ね合わせるように　誰かと触れ合えるならば
信じることは裏切られることと
分かりきってても　前を向けるかな
初めから最悪しか　見えず考えずに
それでも隙間に突...

錆びつき　かすんだ言葉が　深く深く穿つ澱んだ肺
温もり信じきることもできず　ひとり眠る
その陰りゆく　眼の奥の泣き笑い
ただ垂れ込める　薄墨に消えていく
冷えきり　くすんだ言葉が　重く重く抉りとる輪郭
掌残った感覚　淵の記憶巡る
今埋もれゆく　息の音の隙間風
ただ朽ち果てる　抜け殻の声がする...

la la …
金曜日の午後　時計が気になる
君との約束まで　おおよそ３時間半
久しぶりの　恋愛だったから
舞い上がる気持ちを　抑えきれそうもない
このままじゃ　依存症
別に　それもいいけど
しっかり　強く繋いだ手を　離さずに
ちょっぴり　退屈な時間も　心地いい
やっぱり　軽く辛いだけの　話なら...

隠せたら消えてしまいそうな　想い出をなぞっている
重ねてく今に包まれ　少しずつ大人になる
いつしか心には　優しい声だけを
覆わせて微笑み　涙を飲みこんだ
淡いめもり　砂粒に似た　追憶を集めてる
柔いめろでぃ　言の葉に触れ　儚げな哀を知る
震える胸の奥抱えた　弱虫な子供の僕
揺れる度よみがえる疼きは　...