「嘘でしょ?あの時死んだもん!!」

あの時の悲劇は嘘じゃない。
確かに殺されたんだから。

「そう。私達は確かに殺されたわ」
「だが、今居る」

二人の言葉に有紗は泣き出した。

「…データ?」

考えたく無かった。
こんなデータが保存されていた事に。

「今は、有紗達の敵よ」
「記憶だけの塊だからね」

二人が一斉に襲いかかる。

「…」
「有紗!?」

動かない有紗に驚き、有紗をかばう。

(やられる!)

梓は目をつぶる。

「うっ!?」
「きゃあ!?」

二人が吹き飛ばされる。

「マスターに手を出す事は許しません」
「梓サンにも、です」
「遅いと思ったら、こんな事になってたのかよ」

カイト、アカイト、帯人が二人の盾になっていた。

「まったく。マスター、どうしたの?」

和音は有紗を担ぐ。

「梓、ここを任せて良いか?」
「良いよ。有紗を頼む」
「任せなさい!」

和音が人離れしたジャンプ力でその場を後にする。

「マスター、無事ー?」

ミクが身軽な動きで梓の横に立つ。

「あぁ。有紗はこの場から離した」
「なんで?」
「親のデータプログラムだからだ」
「成程。んじゃ、解除して?」
「はいはい」

ミクの瞳が赤く染まる。

「覚悟しなさい…!」

ミクが静かに、素早く動く。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

闇にレクイエムを___データ

有紗は敵の策略に嵌りました

果たしてどうなるのk((

閲覧数:169

投稿日:2010/02/26 21:31:03

文字数:553文字

カテゴリ:小説

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