誰かの気持ちにさわれない
爛れてしまう気がするから
どうしても近寄れない日は
鼻唄で誤魔化していよう

独りで居たいわけじゃない
感情を分解しにくいだけ
出来損ないの内臓みたいだ
道理で顔色が悪いんだね

さぁ浮かぼう闇に満ちた空
エーテルだって眠ってる
僕のことを知らないのなら
そのまま通り過ぎていてよ

溶け込むような暗闇の保護色
見つけたとしてもナイショだよ


誰かの思い出が辛くって
痺れてしまう気がするから
どうしても遠ざけたい時は
口笛で誤魔化していよう

孤独を楽しいなんて言わない
心情を消化しにくいだけ
枯れかけた心臓みたいだ
こうして運命が終わるんだね

ねぇ歌おう色を無くす空
中性子だって遊んでる
僕の顔が見えないのなら
このまま知らんふりしてよ

埋め込むように擬態する暗黒色
気付いたとしても静かにね


星の光で光合成したって
僕は星に手も振れないんだ
闇に沈んで受け止めるだけ
沢山のごめんねも言えずに

偽ることを覚えなかった
さえずることを知らなかった
象ることを紡ぎ続けて
今日もどこかで星が生まれる

飛び出した銀河に明日はない
時間も空間も目盛りを忘れた
年もとらずに智恵もとれずに
止まってるのかな観測者さん


ねぇ笑おう光遮る空
重力波だって誘ってる
僕の声が聞こえないなら
意のままに操ってよ

巻き込むように哀れむダークマター
包まれたとしたら嬉しいな


手を差し伸べてくれてありがとう
爛れてしまうから握れないけど
少しでも違和感を感じ取ったなら
最初で最後のサインかも僕の

優しい君に何も出来ないね
謝ることができないからそこで
暗い空を見上げていてよ
星に頼んで流星雨見せるよ

ささやかな笑顔をプレゼントしよう
そうして僕を忘れて必ずね約束だよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

暗闇のブラインドテスター

閲覧数:116

投稿日:2022/05/01 19:21:03

文字数:756文字

カテゴリ:歌詞

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