「これ、かわいいですね」
いろんな人が、グラスを手に取る。
「ありがとうございます」
1人で応対しているテトさんは、大忙しだが、笑顔を絶やさない。
東京ビッグサイトの西館で開かれている、「アクセサリー・フェア」の会場。
アクセサリーや装粧品、卓上小物を並べているのは、「トーイパーク」のブースだ。
テトさんは、ここのコーナーに、自分の雑貨の作品を並べさせてもらっている。
●企業のブースで、新作を発表!
アクセサリー・フェアには、今回、神居(かむい)店長たちのいる、
「トーイパーク」が出展している。
トーイパークでは、装粧品やコスメなどの輸入の卸(おろし)をしていて、お店の売り場に出す前に、こういう展示会で発表すると、
お店のバイヤーさんや、企画担当が見にくるのだ。
自分の製品を、神居さんのところに卸しているテトさんは、
今回、自分の新作を、ブースに置いてもらえることになった。
●笑顔と悪魔の羽の、フォト・グラス
テトさんの新作雑貨は「フォト・グラス」。
マコさんや、モモちゃんが撮影した写真を、透明なポリ・フィルムで印刷して、
グラスに貼り付けた、おしゃれなグラスだ。
その中のひとつに、グラスの取っ手に小さな悪魔の羽がついたものがあった。
グラスの透明な写真には、あどけないテトさんの笑顔が写っている。
ガラスの悪魔の羽と、笑顔が、妙にマッチ。
ブースには、展示会に来たたくさんの人が立ち止まって、
そのグラスを手に取ってながめている。
●あっという間に、名刺の山
テトさんは、コーナーの机に、カフェ・つんでれの住所と、テトさん、モモちゃん、マコさんの3人の名前を書いた名刺を置いた。
それが、どんどん減っていく。
そして、横にある、名刺受けの箱には、少しの間にたくさんの名刺がたまっていく。
「わぁ、すごい名刺」
展示の様子を見に来たモモちゃんが、驚いた。
「そうねぇ、この名刺、アドレスをデータに打ち込むの、大変だろうな」
テトさんは言った。
「そうだ、お店のソラくんにやってもらおうか」
「だめだめ。ソラくんは、料理してない時も、四六時中、カレーのレシピを考えているから」
モモちゃんは笑った。
「株式会社山田商店、材料:とりもも肉...とか書かれたら、カオスだよ」ヽ(´・`)ノ
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