[イントロ]
月明かり照らす丘
擬音囃子に誘われ
踊り狂うは影一つ
[A1]
とある集落 祭りの夜
祭囃子の響く丘
影は増えずに右から左
[B1]
鳥が私に問いかけて
風が答えをかき消した
暮れる私を差し置いて
祭囃子は賑やかに
勝手気ままに踊りだす
[S1]
ユラユラ揺らいだ 儚い願い
サラサラ崩れる 砂塵の楼閣
チラチラ瞬く 星を見上げて
ハラハラ流れる 私の涙
[A2]
とある祝言 契りの夜
祝い囃子 響く丘
影に飲まれて上から下へ
[B2]
花が私を憐れんで
月は朧に霞みゆく
濡れる私を差し置いて
祝い囃子は華やかに
我がもの顔して鳴り響く
[S2]
キラキラ煌く 私の夢は
ヒラヒラ舞い散り 遥か彼方へ
フラフラ揺れてる 視線の先も
クラクラ眩んで 見えなくなった
[C]
遠く離れた現世に
残した想い引きずられ
無間の世にて清らかさ
鈍く濁って成り下がる
[B3]
闇が私に微笑んで
鬼が私を迎え入れ
哮る私を皮切りに
獄卒衆は連れだって
傍若無人に練り歩く
[S3]
フルフル震えて 逃げる間もなく
ギラギラ光った 眼 慄き
クルクル狂って 叫びと共に
ドンドン奏でろ 擬音囃子
[アウトロ]
赤に染まった闇夜の宴
周り見渡し独りきり
戻らぬ夜に鬼が哭く
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[イントロ]
つきあかりてらすおか
ぎおんのはやしにいざなわれ
おどりくるうはかげひとつ
[A1]
とあるしゅうらく まつりのよ
まつりばやしひびくおか
かげはふえずにみぎからひだり
[B1]
とりがわたしにといかけて
かぜがこたえをかきけした
くれるわたしをさしおいて
まつりばやしはにぎやかに
かってきままにおどりだす
[S1]
ゆらゆらゆらいだ はかないねがい
さらさらくずれる さじんのろうかく
ちらちらまたたく ほしをみあげて
はらはらながれる わたしのなみだ
[A2]
とあるしゅうげん ちぎりのよ
いわいばやし ひびくおか
かげにのまれてうえからしたへ
[B2]
はながわたしをあわれんで
つきはおぼろにかすみゆく
ぬれるわたしをさしおいて
いわいばやしははなやかに
わがものがおしてなりひびく
[S2]
きらきらきらめく わたしのゆめは
ひらひらまいちり はるかさきへ
ふらふらゆれてる しせんのさきも
くらくらくらんで みえなくなった
[C]
とおくはなれたうつしよに
のこしたおもいひきずられ
むけんのよにてきよらかさ
にぶくにごってなりさがる
[B3]
やみがわたしにほほえんで
おにがわたしをむかえいれ
たけるわたしをかわきりに
ごくそつしゅうはつれだって
ぼうじゃくぶじんにねりあるく
[S3]
ふるふるふるえて にげるまもなく
ぎらぎらひかった まなこ おののき
くるくるくるった さけびとともに
どんどんかなでろ ぎおんのはやし
[アウトロ]
あかにそまったやみよのうたげ
まわりみわたしひとりきり
もどらぬよるにおにがなく
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