0.
貴方と同じ様に沈んでいく、私の人生(せかい)
でも貴方とやっと会える
そう思えば死ぬのは怖くない

1.
呪われた旅の果て
廻る過去、それが運命(さだめ)なのだと
想い出はここに在る
後はただ、大海(うみ)に身を投げるだけ

私が今、ここにいるなら
貴方は今、何思う？

沈め！
息も出来ない閉鎖空間に独りでいるよりずっといい
けど信じられないよ、信じたくないよ
私の醜い終着点(エンディング)

明日の私が今、嘲笑(わら)っている"貴方は愚か"
でも私は、私のため選んだ
"貴方の側にいたい"

2.
狂おしい愛の末
苦しみを貴方で癒やしていく

貴方の手、その温度忘れない
「愛してる」それだけで救われる
気持ちの悪い視線は要らない
言霊が私を解呪するの

貴方が今、そこにいるから
私は今、歩き出す

抱け！
貴方と共に過ごせる空間はきっと幸せで満ちている
ただ畢生の終わり、それが近いのは
私が一番分かってる

響け！
感じる冷たさ、這い寄る渚が
私を飲み込み消えていく
もう生きてたくないよ、貴方だけがただ
私の人生(せかい)の救済者

明日の私は今日と違う「私」で
貴方のこと以外、波に呑まれ消えてく
死神？知らない！
貴方がいるならいい
死にたいとかじゃない
貴方とただ"在る"だけ

果ての水際 [涯ての汀] で胸が躍る音が鳴る
今の世界にはさよならをしようよ
夜の渚 [依るの薙沙] で命捨てる音が鳴る
明日の朝には、貴方と2人だよ

嗚呼

貴方と海の底へ沈んでいく、私の人生(みらい)
でも貴方のそんな笑顔
目に入れば死ぬのは怖くない
貴方と共に生きた日常たち、脳裏に過る
「それじゃあ、私はもう死んでる」
「そうだね、辛くない」

貴方と旅した路、その全てを想い返して
幸せ、それを掴み取る為、私は死にに行く