モノクロの景色　針の止まった置き時計
君がいない明日を迎えて　ただ立ち尽くす
何もしたくない
どうだっていいよ　もう

「クライマックスが泣けるから」と手渡された小説
読みかけのまま忘れていた
『刑務所のリタ・ヘイワース』

どこかで聞いたことある台詞が胸に響く
都合のいいように出来ている
そうさ僕らの脳みそなんてね

どうやったって戻れない　楽しかったあの日々に
当たり前のことが愛しい
ただ悔しくて　君の写真のデータを全て消した

どうやったって忘れない　共に過ごした記憶
君に伝えたくて此処から　張り裂けそうな想いを
届いてくれ「君が好きずっと」

海の近くで暮らそうかな　青くて綺麗な場所

広大過ぎて少しこわいけど嫌なことも飲み込んでくれる

運命を恨んでも　現実は通り過ぎてゆく
悲しみに打ちひしがれても
出会わなけりゃ何も知らないまま

君は何を思ったのかな？　何をしたかったのかな？
代わりに何かできるかもな
とりあえず小説は読み終えたから

モノカラの景色　針の動いた置き時計
君がいない明日を生きるよ
また歩きだす
君の笑顔が背中を押してくれる気がして

どうやったって奪えない共に過ごした記憶
君に伝えたくて叫ぶよ張り裂けそうな想いを
青い空へと「ありがとう」
届いてくれ「君が好きずっと」

ライセンス

君がいない明日　（絵師様、動画師様募集）

モノピク

ボカロオリジナル楽曲にMVを作っていただけませんか？？

長年バンドや制作活動を行ってきましたが、今回初めてボカロ作品を制作しました。
コラボしていただける絵師様、動画師様を募集します。

ご連絡お待ちしています。

＜楽曲コンセプト背景＞

二人の恋人の物語

長く恋人関係にあったが、
突然の事故で彼女が亡くなってしまう。

口約束ではあるが将来一緒になろうと誓い合っていた。

その連絡を聞いて、取り残された彼は、その運命に愕然とし、生きる気力を失う。

連絡から1週間、1ヶ月と時間が経ち、彼女との思い出の共有物(小説)を見つけ、悔しさを吐き出すと共に今後の生活について漠然と考える、

まだ全てを納得したわけではないが、彼女のためにも前に進まなくてはいけないんだろうと無理やりにでも思うことにして、やり場のない彼女への愛情と感謝の気持ちを青い空へと届けようする。

悲しい出来事に直面した中での、彼の成長と彼女へのレクイエムを描いた歌。

曲の場面展開も1番から順に、彼女が亡くなってからの時間軸に沿って、描いている。

<補足>
歌詞中に出てくる、『モノカラ』という言葉は今回この曲を作詞する時に、僕が考えた「造語」です。
一般的にはあまり使われていないので、逆にこの作品を通して、浸透させていくことがてきたら面白いかもしれないと考えています。

この曲の時間軸の流れに沿って、光や色のないモノクロの世界から、少しずつ彩りが加わってきた彼の頭の中の世界を表しています。

モノクロとカラフルの間
不完全なモノクロ
不完全なカラフル
モノクロとカラフルが混ざり合った色調

といったニュアンスで使っています。

投稿者バンド情報

ツキミタイヨウ
http://artist.aremond.net/tsukimitaiyou/

モノガタリピクチャー
http://artist.aremond.net/monogatari/