7月25日はシンの誕生日。
って事で誕生日パーティーをする事になりました。



「お誕生日おめでとう!」
「有難う、ナナ」

笑顔でプレゼントを渡す美少女と笑顔で受け取る美少年。
まるで絵に描いたような…。

「おーい。俺達いる事かんっぺきに忘れてるよな?」
「…チッ」
「オイ今舌打ちしたよな?」

甘い雰囲気を壊したのは鏡音弟のレンだ。

「ねぇ…君ってKYなの?」

シンは思い切りレンを睨む。
殺気まで放って。

「敵意剥き出しでコッチを見るなアホ」

二人の目線がぶつかり火花が散っている中、ナナは相変わらず平和である。

(あの子絶対、取り合いされてるって気付いてないよね)

リントも相変わらずナナを観察している。

「ジュースもって来たよ…って二人とも何してるの?」

タイミング良く登場したのはノアだ。

「あ、ノアちゃん」
「相変わらずノンキだね。まぁ…あんなバカ二人ほっといて二人で…」
「「させるかぁ!」」
「…まだ何も言ってないんだけど」

ナナの両手をガシリと掴んだ瞬間、レンとシンに邪魔をされる。

「あぁ…もしかして女である私に嫉妬したの?」

図星な二人を見て笑うノア。

「まぁまぁ。今日は誕生日なんだし仲良くしようよ」

リントが笑顔で3人に近付く。

「ゲームしようよ」




リントの提案でゲームをする事になったのだが…。

「私が景品ってオカシイよね?普通に考えてオカシイでしょ」

景品と書かれた紙を貼られた上に、どこから持ってきたのか分からないロープで逃げれないように拘束されている。

「うるさいよナナちゃん。口塞いじゃうよ?」
「…黙らせていただきマス」

黒笑顔(ブラックスマイル)でナナを見るリントの手にはガムテープが握られていた。

「うんうん。最初から素直に言う事聞こうね?」

(もう泣きたい)

ナナは目を閉じる。







「ナナ…」
「うーん」
「起きて」
「…」
「おはよう」

体を揺らされ目をゆっくりと開くと、目の前にはドアップにシンの顔が映る。

「オハヨーゴザイマス?」

寝ている間に何があったのだろうと考える。

「ナナが寝ている間にゲームで俺勝ったの」
「へーオメデト…」
「って寝るなよ」
「…」
「さて、ナナに何しようかな?」

シンは何かを笑顔で考えている。

(もう、本当に逃げたい)

「まぁ、やりたい事全部やっちゃおう」
「ちょ…まッ…!?」









「ねーシンに何されたの?」
「ミク…この世の中、知らなくても良い事もあるんだよ」
「何急に大人になってんの」
「寧ろ私が思い出したくない」
「なんで」
「恥ずかしいから」
「…消してくるね!」
「買い物行ってくるねみたいなノリで言うなし」


シンにはずかしーい事をされたとかされてないとか。

byミクとナナの後日談



「シン(アイツ)ってぜってぇ腹黒だ」
「レン…略奪って言葉知ってる?」
「知ってるけど…なんだよ」
「つまり」
「奪っちゃえばコッチのモンって事ね!」
「いや…女の子が言う台詞じゃ…」
「リント…諦めろ」
「お前がな」
「いやお前だろ」
「イヤイヤあんた達2人が諦めろw」
「「いや、お前がさきに諦めるべきだろ」」

byリント、レン、ノアの後日談

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

誕生会での悲劇

シン君を祝うハズが…w
でも愛を込めました!

たまには、シン君だって良いトコ持って行きたいのよ!←

閲覧数:173

投稿日:2011/07/26 01:38:59

文字数:1,370文字

カテゴリ:小説

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