遮られる鍵盤を滑る指
何も言われなくなっちゃう
今でも惜しかったって思う
君に会いに行けなくなった

「何がほしい?」って聞かれて
答える事が出来なくなった
「それは君だよ」って言いたい
目を見る事も出来ないのにさ

文句を言われる事もない歩み
小言を与える事も無い他人
関わらないのはイイコト?ワルイコト?
本当に僕はそこに居ますか?

この星に嘘をついたあの日から
重力は僕を許そうとはしない
朝の光を投げつけたくせに
夜の闇に引きずり込んだり


忌まわしく地を這っている足
どこも行けなくなっちゃう
今更遅かったって思う
君を追いかけられなくなった

「どこに行こう?」って聞かれて
応えることが出来なくなった
「どこも君となら」って言いたい
目を上げるのも出来ないのにさ

因果を求める事も無い妬み
痛みを抱える事も無い死人
断らないのはイイヒト?ワルイヒト?
本当の僕はそこに居ますか?

あの月に嘘を投げたその日から
潮力は僕を流そうとしている
昼の暑さで焦がしてるくせに
暮れは凍えて震わせていたり


気持ちを伝えなくても知ってた
そんな不都合が認められなくて
どんなに吐き出しても伝わらない
捨てられたプレゼントの数を見た?

願いなんて最初から無かった
祈りなんて最後まで無かった
欲しいのはいつもどこにも無い
そんな僕がいつも空っぽだった

宙を舞うように沈んでいくように
眠りの中でだって悔やんでいく
しがみついた場所で赤子のように
言葉にならない言葉より重たい

握られた手の小さくて熱いこと
目が離せない大きな星みたいだ


この星に嘘をついたあの日から
重力は僕を許そうとはしない
朝の光を投げつけたくせに
夜の闇に引きずり込んだり


あいさつも無しに消えていった
手品師がタネ明かすの待ってた
そろそろ50億年目になるかな
夜更かしが心を忘れさせてく

真理は君が決めていいよ
僕はもう疲れてしまった
待つ事も眠る事もみんな
蒸発した涙を思い出せない

夜が旅する内に花が枯れる前に
怖がりな僕から全部奪ってよ

一番端っこの鍵盤を
こっそり鳴らして逃げた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Cattle mutilater

小さな頃に親にピアノの教室をやめさせられた事があります。
それは何故でしょう?

閲覧数:52

投稿日:2023/06/18 09:22:04

文字数:896文字

カテゴリ:歌詞

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