ひとつの傘の下の温もり
肩を寄せ合うふたつの木の葉
みつめる瞳 刻む四つ打ち
いつかは土に還るのかな

秋は夕暮れ それは気まぐれ
煙る秋雨 そんな慰め
いつかのふたり 映す水玉
ぽつりとひとり 濡れるスカート

流れゆく日々に戸惑い揺らめく
君と歩いた街 少しずつ変わってく

夢も希望も散った空に
落ちるは長雨 泣いているみたいな
紅い季節に身を沈めて
どうして涙が止まらないの

金木犀が好きだと言った
貴方にあげたハンドクリーム
左手だけに残る匂いは
どこかで薫る淡い思い出

遠ざかる日々に戸惑い揺らめく
貴方の好きな季節 少しずつ終わってく

愛も未来も散った空を
満たすは長雨 泣いているみたいな
紅い季節に身を委ねて
どうして貴方を忘れられよう

色葉を散らす秋の雨と
いつか共に土に還ろう

降り止まぬ雨に体が震える
離れ離れのふたり ひとつの傘差せたら…

明日も木の葉も散った空が
残すは長雨 泣いているみたいな
紅い季節に身を任せて
どうして涙が止まらないの
どうして貴方を忘れられよう

ライセンス

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霖雨、色葉散る

二人の別れを、秋の長雨で散った葉に重ね合わせた切ないバラードの歌詞。

閲覧数:65

投稿日:2022/10/07 19:18:11

文字数:455文字

カテゴリ:歌詞

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