「あぁ、昨日はなんていい日だったんだろう」





昨日はいろいろ殿と話した。




どーでもいいようなこととか学校のこととか。





　「あ、グミちゃんおはよう」





玄関にグミちゃんがいたから声をかけた。




　「あ…おはようございます…先輩」




あれ？いつも元気なグミちゃんなのに今日は元気ないなぁ…





　「どうしたの？」





　「え…？何でもないですよ」






やっぱり暗い…どうしたんだろ…





　「じゃまた部活でね」





　「あ…はい」





グミちゃんは気になったけど教室に行った。





　「何よ先輩…私のキモチ知ってるくせに…！」





　「ね、ムカツクでしょ？」




　「はい…」




　「ふふっあなたは黙って私の言うこと聞けばいいのよ。分った？グミ」




　「はい。先輩」




















キーンコーンカーンコーン






授業が終わり部活に行こうとした。





　「先輩」




誰かに呼ばれて振り返った。





　「何？あ、グミちゃん」





　「先輩。ちょっと話しがあるんですけど…いいですか？」





　「うん、いいよ」




　「じゃあ、こっちに来て下さい」






そう言われて案内されたのは…図書室？





　「グミちゃん、ここで何の話を…」




ガチャ






えっ？鍵かけられた！？





　「グミちゃん！何する気！？」





　「先輩、わたしに協力してくれるっていいましたよね」





ぎくぅ



　「い、言ったよ？」




　「なのに何で神威先輩と帰ってたんですか！？」




　「何でって…神威さんが一緒に帰ろうって言ったから…」




　「違う！先輩から誘ってました！わたし、見ましたから」





　「そ、それは…」




私は言葉をつまらせた。





　「本当ですよね！？なんで裏切ったんですか！？」






裏切った…？私がグミちゃんを…？





　「そんなことないよ…？裏切ってなんか…」































































　「あら、あなたにそんなことを言う権利はないわよ」










後ろから違う声がした。