木々を抜けて 白い鳥を追う
誘うような瞳 どこか心を引いた

白いバラの花を百本抜けたその先に 
不意に開けた泉 佇む淡い影
風になぐ 白銀の髪は笑う
振り返る瞳は月に重ね これ以上の運命はない

なんと甘美な恋だろう 閉ざされた森の奥で
麗しきニンフに出会う 乱された心

艶めく肌長い髪 目に入れるとて痛くない
やわらかな夢に消えない痕を残させて




木々を抜けて 白い君はいる
誘うような瞳 何度心を折れど

赤いバラの花を百本買ったそれなのに
無為に破けた花弁 微笑む怪し影
風に泣く 薄氷の僕を笑え
振り返る瞳を水に濡らし これ以下の宿命はない

なんと甘味な伽だろう 閉ざされた未来の先に
うら悲し妖婦に出会う 乱したい心

艶めく寇長い罠 目に入れてくれ痛んでも
いよよかな姫に癒えない仇を残させて



さざめく木々柔い肌 目に入れたくて痛むから
いややかな騎士に冴えないキスを残させて
残さず君を食べさせて

赤いバラの花を一本刺したその果てに
愛に破れた君は 時めく恋に散った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

バラは矢となり君を射る【曲募集】

泉で出会った少女に、彼は恋をした。

閲覧数:73

投稿日:2016/12/28 01:22:45

文字数:450文字

カテゴリ:歌詞

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