りりィさんの雑貨店「星を売る店・上海屋」。
レンくんとゆくりさんが、オーナーのりりィさんと話していた。
「彼女のたくらみ?」
金髪を掻きあげながら、りりィさんは答えた。
「ええ、モモさんの“ギャラリー・ゆうひ”で、景織子さんの原画展を観たとき、気付いたのよ」
「ふぅん」
二人の話を聞いていたゆくりさん。
カウンターの隅に、一体の人形が置いてあるのをみつけた。
「あら?これ、もしかして…」
それは、赤い髪の“小悪魔”のようなドールだった。
「これ、りりィさんが、テトさんと一緒に作っている新製品かしら?」
●テト・ドール、デビちゃん誕生!
「あ、わかっちゃった? そう。これが新しい“テト・ドール”なの」
りりィさんはそう言って、人形を抱き上げた。
「まだサンプルだけどね。これがテト・ドール、通称デビちゃん」
髪の毛が、赤いドリル型のツイン・テールをぶら下げた、小さい人形。
背中には、小さな黒い羽根が生えている。
彼女は説明した。
「新製品は、このデビちゃんと、ミク・デビル…通称ミクデビ。それと、天使のカイコちゃんがあるのよ」
「カイコちゃん?」
レンくんは聞いた。
「キディディ・ランドのカイさんをモデルにした、ダメな天使の女の子よ」
ゆくりさんは、それを聞いて笑った。
「楽しみねー。ミクさんがモデルの“ミクデビ”も、どんなのかなー?」
●“心”をもったドール…?
「そういえば、ミクさんって言えばね」
りりィさんはドールをカウンターに置いた。
「人形の話じゃなくて、本家本元のギャル社長のミクさんね、なんだか、スゴイ新製品を作り出したらしいのよ」
カウンターに両ひじを乗せて、彼女は話しはじめた。
「デビちゃんの制作の打ち合わせで、カイさんと会った時に、聞いた情報だけど」
「うん?」
「ミクさんが、友だちのデフォ子さんという人と一緒に、何か“発明”をしたらしいの」
「発明? へぇ、どんなの?」
2人は、身を乗り出した。
「発明品はね、ロボット…というか、一種のメカのドールなんだけど」
りりィさんは、人さし指を立てて言った。
「そのドールが、なんと“人格”、つまり“心”を、もっているんですって」((゜m゜;)
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胸がズキンと痛んだ
心では聞きたくないと思いながらも
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けんはる
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