「知、らない
僕は何もしていないんだよ
ほんとに、ほんとのほんとに」


枝垂れ柳が揺れ揺れる あの夜
遠田のかはづ 泣いていた
刹那に響く 不協和音に
胸を八つ裂きにされたような感覚、


一瞬永久(とわ)に続きそうで
紅いの女のひと 俯きながら
小指に赤い糸を巻きつけて 呟く

「あのヒトと一緒になれないのなら…」


まるで 昔の僕だった
貴女に受け入れてもらえなかった 僕だった、
期待させるだけ させた貴女は
僕のことを「いらないの」って言ったんだ




「お、願い
少しでいいから、ほんの少しで
聴いて 耳をかたむけてよ?」


貴女と僕 いついつまでも ねぇ?
ふたり一緒と 誓ったのに
滑り落ちてく 木の葉のように
返り血で真っ赤に染まった 奴の顔、


嗚呼 今まさに歩む道を
間違えたのだと 嘆いていても
藍色の空に思い切り 叫ぶ

「アナタの世界に僕はいませんか…?」


いつも 少しだけ微笑む
あの紅い女の人だって ほら 一緒だよ
きっといつか「復讐を…」って決めたんだ


まるで 昔の僕だった
貴女に受け入れてもらえなかった 僕だった、
期待させるだけ させた貴女は
僕のことを「いらないの」って言ったよね


でもね 今になって気づいた
返り血で真っ赤に染まった 奴の顔が
ずっとこびり付いて 離れないんだ。
いついつまでも 纏わり絡みつく…







ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

からくれなゐ

悲恋と狂愛を入り混ぜたような…

ちょっと、いやかなり自分でも分からない作品に。
紅いひと=MEIKO
貴女=初音ミク
奴=KAITO

みたいな感じですかね…?←

閲覧数:111

投稿日:2011/01/31 19:57:26

文字数:601文字

カテゴリ:歌詞

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