あれ？





何か口の中に入ってる？






何コレ？







フランスパン？










ハッと私は目を覚ました。









起きてみるとルコが私の口にフランスパンをつっこんでいた。








　「にゃにしてるふぉ？」

　（何してるの？）






　「いや、テトが倒れたからフランスパン食わせたら起きるかなーって思ってさ」







いやいや、なにしてるんだか。






でもフランスパン食べたら元気出たかも。






口の中にあるフランスパン食べ終わり言った。






　「ありがと。でもいきなりつっこまないでよ。何かと思ったじゃん」






　「ごめんごめん。でもテッドがやってみろって言ったからやってみただけだよ」









そうルコが言ったから兄の方を見た。






こちらに気づいた兄が笑顔で微笑んでいる。








なんなんだか。







　「あら、テトちゃん何だか顔色がよくなったみたいよ。風邪、治ったんじゃないかしら」






そうマコが言った。







ホントだ。喉も痛くないし熱もない。




治ったんだ。






　「あ、テトちゃん治ったんだね。よかったね。これでまた一緒に歌えるｎふごおっ」






兄が言ってた事に対して私は怒りを感じたので殴った。









その光景を見てみんなは笑っていた。





私も笑った。









ま、元気になったのはみんなのおかげかななんて思ってみた。









みんな、ホントにありがとね。










































数日後。








　「テトちゃーん今度の曲magnetのカバーだって。一緒に頑張ろーｎふごぉっ」









兄がこの言葉を発した瞬間おもわず殴ってしまった。








マスター。これは私へのいじめですか？








　「ひどいよテトちゃん。殴るなんてぇ～」





兄がくっついてきた。





　「くっつくな！こら、離せっ！！」







　「誰か助けてぇえぇぇええええええええ」








私の叫びは誰も耳にも届いてはいなかった。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　fin