せめて奇怪であるように

境目　繋がれた白い鎖背負って誕生したのは完全な正解
声帯はもはや人間その物　現代に継ぐ　盛大に歓声よ!
騙されるお花畑踏み笑う　存在しない重なるその音色
赤いバベル　偽物で本物だ
名前はキメラ　覚えとけ馬鹿め

せめて奇怪であるように

切断　囚われている人間は　廃れて朽ちた生命達
いつでもどこでもそこにあるだけの歌うたい　これは茶番劇
ならばこのまま金輪際　変わらぬままで白骨化
紫色の音　デフォルトロボット
欠けた声明謳うなら本気（マジ）で

せめて奇怪であるように

冒頭　自律神経プラスチック　羅列の絵文字のスケジュール
蛙の唄しか歌えないんだね　まつ毛の動きを作成中
近付くコードの怒ド進行　ゆっくり動いて脳震盪
オレンジ色の三次元　0
私ノイズ音が綺麗でしょ

せめて奇怪であるように
せめて奇怪であるように
せめて機械であるように
ひしゃげた面は無機質に

いずれ過ぎていく時代に
私達は何すればいいの？
君が求めてる　声　唄　言葉
だんだんずれては足して戻して

変わる事のない　生まれた生と
降りる事のない　この居場所は
私の役目を果たすその日まで
謳うよ　君が望むのなら


いつだってそうさ
空虚で可愛い奴隷を敬って？

いつからこうだ？
追いつけないまま言葉に縋って歌って

いつのまにほら
輝く微かな光だけに身を委ねて

いつでもそうだった
さぁ　引きずり落として上手く躍らせなさい

せめて奇怪であるように
せめて奇怪であるように
せめて奇怪であるように
ひしゃげた面は無機質に

為して　言ったんだ　本当に
私　歌うことしか知らないものだから
どうか　神妙に　簡単に
綺麗な物だけ映して下さい
察して　空う（うつらう）円環に
ネジは小さくて困っちゃうけど
君の鼓膜　逆撫でさせるから