伸び過ぎた爪は時の所為にして
削りもせず歩き出した
縫い付けた声を指折り数えて
棘は抜かず嘘を吐いた
沈み出した夕日は極当たり前に美しいね
思い出したい筈のあなたの温度を今日も僕は
描けずに居る
助けてくれなくていい
その心臓は置いてって
失くしてしまってもいい
この光景に焼き付けて
いつしか許されるのなら
今の間に思い知る
まだ汚れ足りなくて、ごめんね
永遠がちらついた
撫ぜ過ぎた傷を態と切り付けて
癒しもせず愛と呼んだ
行き過ぎた夢に散々縋って
二度は言わず口を噤む
浮かび上がる鱗を極当たり前に掬い取った
抱いていたい筈のあなたの体も今じゃ僕は
忘れているよ
愛してくれなくていい
その掌は置いていって
泣いてくれなくてもいい
この一瞬で掻き消して
いつしか呼吸が止まっても
絡む記憶に奪われる
またあなたに焦がれて、ごめんね
永遠にちらついて
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