物語には　そうさ　悪がつきものだ
伝えたい主張(テーマ)があり　それを伝える主人公(ヒーロー)がいる
そして悪役は越えるべき敵として　立ちはだかるんだ
そうやって主人公を引き立てるのだ

悪役がいなければ　物語は盛り上がらない
明暗とも言うべき　メリハリが必要なのだ
ここで私の中に　一つの疑問が生まれた
その疑問はこうだ
『現実世界(リアル)での悪とは何か』

物語では悪が倒されれば　世界は平和になる
ならばそれは　現実では通用しないのだろうか
無差別大量殺人犯か　はたまたどこぞのテロリストか
そもそもココでの悪って何だよ
どいつをぶっ飛ばしゃいいんだよ
どうすりゃ世界はヘイワになんだよ!!

悪役ってのはそういや主人公の前に立ちふさがるんだった
ならばそれは　現実での主人公(ヒーロー)を探しゃいいのか
神の声を聞いた少女か　それともそこらの猿大将か
そもそも主人公って誰だよ
どいつが正義だって言うんだよ
どうすりゃ世界はヘイワになんだよ!?

そうさ　主人公なんていやしない
いるとすりゃ　そりゃ全員がそうだ
この地球上の命一つ一つが　それぞれ主人公だろ
だから悪なんてない　だって世界中ヒーローだらけだ
これで平和にならない世界なんてないさ

なあ　そうだろ？