天界の 果てより
堕ちてきた 少年
金の髪 翠[すい]の目
異形の姿 恐れた人は
古き神社に 彼を閉じ込め
『近づく者は 祟りを受ける』
会いに来るのは 卑しき少女
食べ物を手に 彼に差し出す
忌み嫌われた 少年は
少女の秘めた 美に気づく
卑しいがため 人の目に 映らない
少年は 少女に 恋をした
母が死に 生まれた
美しい 少女を
人々は 蔑む
幼き頃に 山に捨てられ
一人孤独に 生きた少女は
古き神社で 少年に会う
この世のものと 思えないほど
美しい歌 響かせていた
一人で生きた 少女には
彼の恋に 気づかない
彼は隠した 美しい 歌声で
受けてきた 役目と 真実も
暗雲が 空を満たし
霹靂が 村を襲う
家は焼け 作物は 雨に流れ
絶望の その耳に 聞こえたのは
この世のものと 思えない
美しい 少年の歌
天に戻った 少年は
少女への思慕 歌にして
雷鳴に混ぜ 響かせた そのことを
山に住む 少女は 知らないが
雷を 聞くたび どうしてか
愛おしく 空を見上げた
コメント0
関連動画0
ブクマつながり
もっと見る悠遠の彼方から
歌を君に贈る
「共栄はできない」と
人が棄てたものが
今此処に私だけ
取り残されている
私の歌 届いてますか
私は今 「此処にいます」と
いつまでも いつまでも
歌っています...悠久贈歌
唐歌
小さな穴を通してだけ
きみの感触 手の温もり
感じられるよ それがぼくの
きみのすべて
生まれた場所が違うだけで
二人の間隔てる壁
それが"運命"だと言うなら
世界の神は知ってるんだ
ぼくらの絆 その深さを
ぼくは見つけた 壁に開いた小さな穴...きみのすべてがぼくのすべて
唐歌
青色弾けて
黄色や緑も
点滅している
脳髄の奥深く
根を張る 暗闇
気付かない 振りしてる
「もうすぐ 届くよ」
ああ僕は psychedelic
悪魔に 魅せられて このざま
ああこんな repentance...リリック・サイケデリカ
唐歌
明日が来ないのは 昨日失った
記憶のせいだよ
思い出そうとして 頭痛がするのに
僕は安堵する
時々戸を叩く 君は何処の誰?
扉なんて僕は 開けてやらないよ
内側から鍵も 掛けてるんだから
頭ん中歌う 君は何処の誰?
綺麗な声なのに 何だか悲しい
泣きたくなるのは 何でなんだろう?...自家葬送曲
唐歌
「愛してる」の言葉だけで
満たされるなんてこと
あるはずない 知ってるだろ?
それなのに 君ったら
言葉ばかり 欲しがるの?
俺の方は 飼い慣らされて
「マテ」が終わるのを 待っている
このままで いつまで待てば
君に触れられる? それだけが
俺の目指すゴール...飼犬
唐歌
白と黒の 彩りの無い
僕の前に 広がる世界
五線譜の上 踊る音たち
世界に響く 「世界の音」に
僕の指が 紡いでいく
白い肌を 弾く様に 音を奏でる
「神童だ」と 言われるのは 当然だった
音の世界で 僕は生きてる
雨の音や 風の吹く音
笑い声や 鳥の囁き...ソリスト
唐歌
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想