天界の 果てより
堕ちてきた 少年
金の髪 翠[すい]の目

異形の姿 恐れた人は
古き神社に 彼を閉じ込め
『近づく者は 祟りを受ける』
会いに来るのは 卑しき少女
食べ物を手に 彼に差し出す

忌み嫌われた 少年は
少女の秘めた 美に気づく
卑しいがため 人の目に 映らない
少年は 少女に 恋をした 


母が死に 生まれた
美しい 少女を
人々は 蔑む

幼き頃に 山に捨てられ
一人孤独に 生きた少女は
古き神社で 少年に会う
この世のものと 思えないほど
美しい歌 響かせていた

一人で生きた 少女には
彼の恋に 気づかない
彼は隠した 美しい 歌声で
受けてきた 役目と 真実も 


暗雲が 空を満たし
霹靂が 村を襲う
家は焼け 作物は 雨に流れ
絶望の その耳に 聞こえたのは
この世のものと 思えない
美しい 少年の歌


天に戻った 少年は
少女への思慕 歌にして
雷鳴に混ぜ 響かせた そのことを
山に住む 少女は 知らないが 

雷を 聞くたび どうしてか
愛おしく 空を見上げた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

霹靂神 [はたたがみ]

日本昔話みたいだw
そういう雰囲気がとても好きです。
因みに霹靂神とは激しい雷のこと。
神様の名前ではないのですが、僕はそういう雰囲気でタイトルにしました。

曲やイラストを付けて下さる方、いらっしゃいませんか?
切実に募集中です。

前のバージョンで小節分け、語数表示します。

閲覧数:577

投稿日:2008/09/23 13:32:57

文字数:457文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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