空想を歩く爪先は重力を断ち切って
君の咲かせたあの花だって潰さずにゆける
優しい子供に生まれ変わるよりもっと近い過去の中で
合わせた鏡を潜るみたいに僕らは遊泳するのだ、嗚呼

惑星が呼んでいて
遠からず朝が来るはず
アネモネの赤に染まる
楽園みたいに澄んだ窓辺

ここには生まれなかった君がいつだって棲んでいる
底には名前を棄てた僕が住んでいる
かげろうの様に

儚くも愛しくて
気づけば両手を捧げる
黄昏の空に映える
懐かしくも新しい景色

微睡みが呼んでいて
降り積もる時は煌めく
アネモネの赤に染まる
天国より満ち足りた窓辺

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

深淵、或いは横顔


潜(くぐ)る
様(よう)に

閲覧数:479

投稿日:2011/08/08 05:08:06

文字数:266文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました