――お前のせいだよ、カタストロフィ。





≪カミサマネジマキ【自己解釈】Ⅱ≫






 とある人間はそれを、無限に金を生み出す装置として使った。
 とある人間は自分を嫌う人間をすべて消し去る装置として用いた。
 また、とある人間は――

 どういうことだろう、って?
 つまりは簡単なことであった。


 人間の欲望は、とてつもなく強いこと。






「こんなはずじゃないのに……!」

 なんで私のネジマキがこんな感じになっちゃうのよ!
 どうやら、エデンの木の実が甘すぎたみたいで、堰を切ってあふれ出た願いは――全てがくだらない。
 助けを求める? いや、そんなの無駄だろうね。
 ――のっぴきならない。
 カタストロフィーとやらが無ければ……よかったんだけどね。





「ふーん」

 引きこもりは新聞を見て、退屈そうな表情を浮かべていた。と自分で三人称っぽくしてみるのも面白い。まあ、そんなのはいいとして、俺が見ている記事はこんなものだった。


『“カミサマネジマキ”流行、世界犯罪率過多』








 さてさて、マキはいったいどういう末路をたどっていくのか?
 断片的ではあるけど、ちょっと見てもらおうかな。ショートフィルムで悪いね。
 懐かしいだろ? 僕のもつ一番古いやつさ。……それじゃ、見てもらうか。


 『出来ぞこないのカミサマ』の末路を――。



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カミサマネジマキ【自己解釈】Ⅱ

「あれあれこんなはずじゃ」


本家様:http://www.nicovideo.jp/watch/sm18511216

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投稿日:2012/08/02 19:26:59

文字数:605文字

カテゴリ:小説

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