セミの声がした一瞬で
引き込まれていた夏の世界
ああ、何度でも聴いていたいと思うんだキミの声は
駅のホームから
見上げた空は白く
木々は揺らめいて見えて
麦わら帽子が通り過ぎた
その瞳は青すぎる空色で
どこまでも広く写った
このまま連れていってほしいと思うほどに
輝いていた
キミの声がした一瞬で
引き込まれていたあの日の世界
ああ、いつまでも一緒にいたいと思うんだキミのそばに
懐かしいあの時を思い出しては
消えていく夢の中へ
ああ、過ぎ去っていく今日も探しているんだキミの姿を
またあの頃のキミに会いたいと思っている僕は
またあの頃のように笑いかけて欲しいと思っている僕は
ぜんぜん弱くてどうしようもない
僕の事を思い出して欲しいと思っている僕は
僕の事を忘れないでいて欲しいと思っている僕は
なんて情けなくてどうしようもないんだろう
セミの声がした一瞬で
引き込まれていた夏の世界
ああ、何度でも聴いていたいと思うんだキミの声は
懐かしいあの時を思い出しては
消えていく夢の中へ
ああ、過ぎ去っていく今日も聴いているんだキミの声を
忘れないように
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