夏の匂いがした
照りつける日差し
暖かい風
雲ひとつない空
快晴だ
記憶に残っている
夏をまた迎え
目を瞑る
あの日に戻りたい
いくつもの時が流れていき
通りすぎるあの頃の思い出が
この季節になると何故だか無性に泣きたくなるんだ
夏が来る前に
閉じ込めたんだきみとの思い出
それでももし、なくなったことに
気づけなければそれほどの物だと
きみがいない夏を
あれから何回過ごすのだろうか
この夏を終わらせたいんだ
また夏が来る前に
雨の匂いがした
雫が落ちてゆく
頬に触れて
暗くなっていく空
曇天だ
記憶に残っていた
紫陽花を見つめ
耳を傾け
思い耽てしまう
このままじゃだめなんだと
わかっていたよもう随分前から
この季節になると何故だか無性に会いたくなるんだ
夏が来るたびに
溢れ出すんだきみとの思い出
それでもまだ、足りないという
僕のココロは欲張りなんだ
あと何回目の
夏がくればきみにあえるんだろう
約束のあの日は浮かんでは消え
今年の夏は永い
もう二度と
同じ夏はこないからと
そっと手をとる
「君の記憶に残るような夏にはできなかったみたいだ。」
あと何回夏を
きみと過ごすことができるんだろう
きみとの距離が近くて遠くて
もどかしいんだ
その度にまた
恋い焦がれ夏に溺れてる
今年もここで待っているよ
26回目の夏が来る
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