月夜の光と影に 揺れる狭間で
あなたの横顔 ただ見つめていた Ah…

A
小さな欠片 水に浮かべて
忘れないように 胸にしまった

深い海まで 届く光に
指を重ねて あの夜想う

B
過ぎて行く時間に怯え 遠くで見つめるだけの日々
叶わない願いなのだと 知ってるけど

S
いつの日か すぐ隣で あなたは微笑む
そんな儚い 幸せな 夢をみるの

A
確かな欠片 拾い集めて
わたしは人間(ヒト)の 足を求めた

波間を抜けて 地の上に立ち
わたしは一つ 声を失う

B
満ち足りたものはなくても 傍にいる それで良かったの
たとえ真実の言葉が 言えなくても

S
いつの日か わかり合えて あなたは微笑む
そんな少しだけ 未来の 夢をみるの

C
それは幸福な 夢物語で
わたしとあなたは 違う存在で

S
わかっていたの ずっと 夢をみていたの
だけど伝えたい 想い 最期だから

出せない声を震わせ 言葉を紡ぐ
たとえ伝わらなくても わたしは歌う

あの日と同じような 美しい月夜
わたしは海に溶けて 泡に還るわ Ah…


~かな読み~

つきよのひかりとかげに ゆれるはざまで
あなたのよこがお ただみつめていた あー

A
ちいさなかけら みずにうかべて
わすれないように むねにしまった

ふかいうみまで とどくひかりに
ゆびをかさねて あのよるおもう

B
すぎてゆくじかんにおびえ とおくでみつめるだけのひび
かなわないながいなのだと しってるけど

S
いつのひか すぐとなりで あなたはほほえむ
そんなはかない しあせな ゆめをみるの

A
たしかなかけら ひろいあつめて
わたしはひとの あしをもとめた

なみまをぬけて ちのうえにたち
わたしはひとつ こえをうしなう

B
みちたりたものはなくても そばにいる それでよかったの
たとえしんじつのことばが いえなくても

S
いつのひか わかりあえて あなたはほほえむ
そんなすこしだけ みらいの ゆめをみるの

C
それはこうふくな ゆめものがたりで
わたしとあなたは ちがうそんざいで

S
わかっていたの ずっと ゆめをみていたの
だけどつたえたい おもい さいごだから

だせないこえをふるわせ ことばをつむぐ
たとえつたわらなくても わたしはうたう

あのひとおなじような うつくしいつきよ
わたしはうみにとけて あわにかえるわ あー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

泡沫の記憶

アンデルセンの「人魚姫」の悲劇的な物語を題材にしてみました!

閲覧数:214

投稿日:2011/03/15 16:50:54

文字数:1,011文字

カテゴリ:歌詞

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