「お…おは、よ」
「お、おはよ」

よろよろと歩きながら家から出てくるナナに驚くレン。

「凄く疲れきった顔してるけど…何があったの?」

リントはナナを後ろから支える。

「まぁ…色々と」

フラフラとナナが歩き出す。
二人は慌てて追いかける。



学校に着くと騒がしかった。

「朝から騒がしいな…。あ、ルキ」
「ん?おぉレン。どうした?」
「騒がしいけど…何かあったのか?」
「さぁ?俺もよく分からないな」
「そうか」

4人は人が集まってる所に近付く。

「学校で…殺人事件?」

ナナは掲示板に貼られた紙を読む。

「警備員が1人…」

ナナはふと考える。

(あれ…前にいた学校でもこんな事あったし、犯人も分かったし…まさかね)

「ナナ?」

レンに呼ばれて我に帰る。

「え…な、何?」
「ボーッとしてたけど大丈夫か?」
「あぁ…。大丈夫だよ」


ナナは少し視線をずらす。

(ん?)

誰かと目があった気がするのだが、もういなかった。

(笑ってたような…気がする)






「やっばい!完璧迷子だぁ」

転入してから3週間が過ぎたのだが、学校が広すぎて迷ってしまった。

「もー…ここはどこだようっ」

無駄に広すぎ!と文句を言いながら歩いてると後ろから口を塞がれる。

「んん!?」

暴れるのだが、意識を失ってしまう。






周りが騒がしい。
チャイムも聞こえる。

(…放課後なのかな?)

目を開いたが、視界は暗いまんまだ。
起き上がろうとしても、手足が動かない。

つまり、拘束されている。

「私…なんでこんな事になったんだっけ?」

思い出そうと頭をフル回転させていると、足音が聞こえる。

「目…覚ましましたか?」
「…やっぱり。ここに来てたんだね?帯人」
「いつから俺の仕業だと気付いてましたか?」
「最初から。こんな事するの帯人しかいないもん」
「さすがは従妹って所ですね」

帯人は笑いながら近付いてくる。

「このままでいて下さいね?今から邪魔な人達消して来ますから」
「え?ちょっと待ってよ」
「何ですか?ナナに近付く男共を消すだけですから」

帯人はどこかへ行ってしまった。

(ヤバイ。どうにかしてレン君達に知らせないと!)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

狼さんだらけ@10

帯人の登場!
いとこ設定www



レン達ピンチです^p^
ちなみに、学校に潜入するために警備員を殺っちゃいました←

閲覧数:235

投稿日:2011/03/22 11:39:10

文字数:944文字

カテゴリ:小説

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