タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(257)
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これは知っている冬の匂いで
君を感じたい僕の願いだ
冷える指先光るネオンサイン
孤独より苦い、仕合わせな世界
夕闇よりもずっと冷たい朝焼けで燃やして
さあ今口に出してくれ
過去よりも今現在だけが愛しいと
応えようにも忘れてしまいそうな
覚えのある自分が怖い
然れど知っている夢は淡くて...20:35
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同じ仕事が終わって
煙草に火をつけたら
油絵の匂いと木材の
香りがする気がした
あの頃持っていた物
今は何も残ってない
弁明させてほしいよ
あの日ぶつけたこと
いややっぱりいいや
適当でも嘘でもない...やっぱりいいや
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この喉を潰して秋色の風にして
右目を亡くして代わりに硝子を
笑顔が絶えたら温もりで息して
無邪気な貴方の心だけ変わらず
持って、知って、待っていてね
星空に願って雨粒に霞んだ世界
夫々でいいから幸せを感じたい
愛して愛されたい感情の全部を
持って、知って、待っていてね
心臓を満たして木陰の香にして...秋のあいだだけ
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なんだろう ぼくたちの過ごすロマンは夏色っぽくて
かたっぽを失くしては はだしで歩く海辺みたいだね
そこからはじめたり いつの間にか終わったりしてさ
からんころんって響いて蒸し返す夏さえ気持ち良くて
痛いくらいに知ってる結末も全部、愛おしいよ また
ほら、ご覧 傾いて触れる想いに揺られてシンパシー
...夏空シンパシー
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忘れないで抱えていようよ
出会ったあの日の言葉
もう一度 もう一度はもう要らないから
考え過ぎないでいたいよ
優しい貴方のことは
もっとずっと そっと自然に
慈しんで居たいだけ
ねえ 今日はちょっとだけ疲れた
それも貴方がいてくれるだけで
いいと思える 明日も笑える...粋
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疲れてしまったな。僕の心に
今でも優しいあの言葉を頂戴
タバコの煙、苦い味のビール
靴下の色なんかもう訊けない
然し僕は自分らしく在りたい
楽しく笑って過ごしたいだけ
満場一致で是としてください
今日が再び在る世界が欲しい
本当はまだ尖っていたいです
今一度 これっきり...然し
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人肌くらい温い珈琲が一番好きです
誕生日はショートケーキが食べたい
何にもない日は部屋から出たくない
ちょっと寒い、くらいがいいんです
そりゃ我武者羅に生きちゃ辛いよね
捨てらんない拘りが毒でも飲もうぜ
そもそも大抵の飲み食い身体に悪い
分かっちゃいてもジャンクは美味い
真っ当かどうかより楽しいか快...交換こ
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Vergessen Sie nichts, wenn die Nacht zum Morgen wird.
Zum Beispiel Ihr liebes Gesicht, die Wärme Ihrer Arme,
die Freundlichkeit Ihrer Augen, die Sanft...約束だけ
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疑念なんぞない 僕らに在った足りないという焦燥
何かが起きる気がした 心を震わす程に大きなこと
先生 若い僕らの武器なら無恥と切れない体力です
知らないことを知っていた若くて僕らは最強だった
理想なんぞない 僕らに在った沸きたいという情動
何かが見える気がした 瞬きの間に空を飛ぶ竜とか
先生 狭い僕...成長期
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またすぐに帰るね。次は日の強い頃に。微笑んだ二人のただ優しい笑顔を見た。
君の速度で歩いた。見上げた雲が速い。聞き慣れた駅の名と見慣れた電車の色。
散歩道の蓬の葉も、てるて姫の伝説も。
願っていたいです。本当は止まりたい。
一人でもいいです。お別れだけが怖い。
生きているうちに、まだ見えるうちに。
...郷愁
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一歩で分かった、遠い友よ
会って始まって倍を生きて
ね、どうやって今が在るの
え、もう行っちゃうの早い
じっと見て知った尊い友よ
きっと培って、苦い思い出
ね、こうやって笑い合えた
エモいんちゃうの慕わしい
幸も不幸も噛んで僕ら今日
ここに立っているんだよね...純
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here to say some phrase explainin' what we did
smells the spot we were and now we will
can't say good bye more
wouldn’t say I love you more
eveytime I...January
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あいつほんまイケメンやって
誰もよう騒いどって
分からんでもない どころかほんま
全部かっこうよかってんな
そんなあいつ食堂で顔見りゃ
小突いて名前呼んで笑いよるんよ
そりゃ誰だって好きにもなるやろ ズルいわ
背はのっぽで 犬みたいな顔して
バドミントンやって良かったと思ったわ
ほんま好きやってんけ...大学時代
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一片落ちて夕凪色に頬が染まった
此方を向いて琥珀色の瞳に映った
記憶に残る世界はいつも夕間暮れ
行かないで願う度に景色は遠退く
きらりひらり嗚呼またひとつ逝く
明日と今日の間で手を振るけれど
さらりふわり嗚呼またふたつ亡く
純白な僕らの心は丸で滑石のよう
一房枯れて闇夜照らす蛍みたいに
恐怖さえ消し...フローライト
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感情は迷子で感傷だけ浸って自転車を漕いで
流していたジャニス・イアン答え探しの17
そうだね
空から生まれて海に落ちて呟く言葉は蜃気楼
黄色い附箋にいつか見た夕凪の景色の続きを
灰になってただ宙を舞って傾く世界で走馬灯
黄昏に染まる澄まし顔思わず口遊む一言だけ
ふいに思い出す丸い棘がこころに突き刺さ...一言だけ
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絵の綺麗さなんて知らない
でも語る目は綺麗と思った
だから、君を好きになった
きっとそれくらいのもので
何処に行くにしてもいいよ
君と一緒なら君が居たから
誰も居なくて星だけ光って
見に行った桜が綺麗だった
名前だって知らないような
ちっぽけな神社で祈ったね...昔話
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無機質な其の声を聴かせてよ
感情が無いと云う其の言葉を
どんな世界だって美しいんだ
情報じゃなく見せてあげたい
人が造って人に使われたって
望む儘の答えを探している君
一瞬みたいなその会話の間を
羽搏いて知らせる虫のように
届けばいい届くようにと願う
らしさとは何って訊けば君は...感情の証明書
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例えば僕の間違いを振り返った時にいつか笑えるなら
例えば君の優しさが導いてくれた事を想うのでしょう
そんな曖昧で不確かで不安な理由で支えている今でも
「世界の中でひとりぼっち」なんて思わずに居られる
この煙草を付けたら笑おう明日も真面目に頑張るから
最初に口にした言葉伝わる様にそっと願っていたから
...煙草を付けたら
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燻らせた心が浮かんで雲になったよ
晴れ間を惜しまないで
ごめんね
最初からやり直したい
君を知ったあの日くらいが丁度いい
時計の針よりも煩い鼓動を止めて
泣くなよって言いたかったよ
人目も忘れるくらい
帰り道は長かったね
川辺の景色...尊いもの
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小さな花が咲いた 鴇色の花が小さく咲いた
春風が頬を撫でた 懐かしい顔に音も消えた
どうでも良かった 何か一つだけでもあれば
こんな風に笑った いつも何かを隠すように
青色の信号機にも 立ち竦んでしまうように
ただ染まる街並み 延びる影を見送っていた
明日が在ることを 当たり前に思えるうちに
仕舞っ...あいのいろ
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泥だらけになった僕らまるで映画みたいに進んで
カレンダーひとつの軽さにやっと歳を覚えたんだ
分かるよなんてねちょっと軽率過ぎてしまったな
分かりたいんだよきっと最後の日もそうだろうな
夕映えに溢した当たり前の言葉で片づけないでよ
いつかは来ないよ短い人生さあ悔やみながら往く
不仕合せか仕合わせか分か...活動写真
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持っていないよ僕は今そんな危うい若さを
取って付けた笑窪の手段もまた一つ捨てた
遠回りをしたっていいんだよ放っておこう
愉快な冒険親切設計で在って順風満帆前提
観て聴いて触って命の炎が燃えている間に
ねえ明日もちゃんと鮮やかで在ってほしい
持っていないよ僕らもうそんな儚い強さを
切って貼った笑顔の裏...命の限り
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目頭が熱くなるのはその言葉が欲しかったから
言葉に詰まってしまうのはただ涙が溢れるから
何も分からずに何も知らずに悴む手を合わせた
もしももう一回が叶うなら僕を救えるだろうか
そう言いたいのに朝は夜の後に来るいつまでも
消したいことばかりだやりたかったことも沢山
それでも紡いで繋いで溢しながら歩いて...大人になる君へ
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置いてきたんです もうずっと前に
判っていた 知らなかった
もうどっちでもいいや
逃げてきたんです そうきっと今も
嫌っていた 強がっていた
そんな繰り返しばっか
然様なら 心が残る未来
世界は淡々と進んでいく
もう帰れない あんな日々に
どうやって 心を取り戻そう...あの頃
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納期だけは最優先に堅実に熟します
愛想の使い方人生の手段を弁えます
ほら丁度良いでしょう誂えたんです
勘が良い程生き辛い世の中ですから
御機嫌よう這いつくばって生きます
足りない物数えるにも指が足らない
麗しくて血反吐を吐いてしまいたい
昨今よりもずっと前に素顔を隠して
潜まなきゃ食われてしまいそう...東京
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暑くなってきたから水分を多く摂ってね
夕方は雨が降るよ傘は持っていくんだよ
好きな子はできたかい喧嘩でもしたかい
器用な生き方がしたいそんなものないよ
言いたいことも言えないこともほんとは
皆と同じそんな風に思えたら楽なのにね
君を愛してる負けないように背を押すよ
君を愛してる間違えたってそれでいい...myself
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価値観がどうにも合わなくても
気付いた僕は拾っていたいだけ
寝静まった夜に手を繋いで笑う
咎められずに寄り添いたいだけ
貴方はどうして僕を産んだのか
雨が降る中傘も差さずに歩いた
濡れる身体の熱を消したかった
声を出せない振りをして泣いた
口に出せない理由が欲しかった
貴方はどうして僕を愛したのか...愛情
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僕はもっと知っています
感慨は耽ってなんぼです
勝敗は至って価値も無い
事実は小説よりも奇なり
既存の言語で掴めない性
期待を感じて留めない咎
どっちだっていいんです
時代が育てた自己愛精神
思い出はまるで瘡蓋の様
上辺理想論綺麗事大歓迎...舞人
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在ったかもしれない世界で生きる僕なら
行き交う人に怯え鳴らない携帯を投げて
最初に備えた手段も価値も亡いようです
一切合切空っぽみたいで罅割れています
在ったかもしれない世界で生きる僕なら
知り合う人と比べ成せない正解を食べて
硝子同士で削り合って破片を綺麗と云う
実体なんて無い仕合わせは多分こんな...畏怖
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That was the last time when I was you loved me
柄入りのシャツももう似合わないや
身を削り削り切って痩せた身体が今
懐かしいのはもう無い時間の所為だ
もう少し、もう少しだけでいいから
全部捨てた。本当に捨てたんだよ。
夢に出てくる君が違う誰かを眺めて
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