龍-Ryu-の投稿作品一覧
-
あともう少し鼻が高かったらなあ
横顔が綺麗になれただろうに
頬杖ついて空眺めて憂い顔
様になっただろうに
あともう少し睫毛が長かったらなあ
寝顔が可愛く見えただろうに
悩ましいときに震えるまぶた
素敵に踊れただろうに
思わず割ってしまった
鏡に映った私は余計に不細工で...ナイモノネダリ
-
まだ、気付かないのかな
それじゃあひとつ
足音を響かせてあげよう
嘘を簡単に吐き出して
柔らかく笑うその口元は
可笑しいくらいに歪んでいるのにね
素敵なお面の裏側
窪みだけなんて勘違い
あともう少しで君の首に手が届く
もどかしささえ今は享受して...Golden Dinner
-
化学変化 泡吹くビーカー
零れ落ちた液体 生まれ落ちた正体
蠢く一部 紛れもない鼓動
滑り落ちた焦燥 転げ落ちた妄想
ドロドロネバネバグチグチガラガラ
存在価値を見出したいからって
あらゆるものに酔いしれたって
ひとつの視線ももらえやしない
何処かオカシイところが
あるなら教えて、教えて...ZERO
-
背景はぼかしてゆったり眺めて
一つの表情(カオ)さえ逃さずに
丸い視界 中心は間違いなく君
何処にだって行けばいいさ 蝶のように
愛らしい振る舞い焼き付け
熱い視線 長い睫毛を数える
僕的展開ラブストーリー
ありふれた当然の倫理
そんなもの破り捨ててやろうか
肉体的に繋がりたくない...ONE-WAY
-
大好きな人の大好きな手
大嫌いな人の髪をいじりました
滑らかに指先
短いのが好きって言ったくせに
今すぐ説明して、なんて
今すぐ離れて、なんて
大胆に割り込んでいける程
子供じゃないの
気付けば隣に寝てる
穏やかな顔がムカついて、愛しくて...シクソッチ
-
(昨日まではひとりぼっちが楽しかった
今日だけはひとりぼっちがつまらなかった
明日からはひとりぼっちをやめることにした)
寂しい少女に声掛けたのは
悲しい目をした素朴な少年
ぽっかりとあいた心の隙間を
埋め合うように二人手を取る
ふたりぼっちを知った少女は
少年に何もかも教えて、与えて、尽くして
次...The child hid God.
-
どこにいたって同じでしょ
吐かれる言葉は一緒でしょ
だから僕は逃げたのです
暗い暗い天国へ
自分の足の甲ばかりを見て
歩いていたのに小さな石にさえ躓く
いない、いない、どこにもいないよ
僕を助けてくれる人なんて
僕だけがひとりぼっち
世界中が指を差して笑う...ボク、ボロボロ
-
好きだから近付かないで欲しい
君は素敵だから僕に触れない方がいい
傷付くことは目に見えている
それでもいいと言うのなら
目の前で迷い込む
腕の中へ誘い込む
そんなに身を委ねてしまって
ねえ、本当にいいの?
白い白い肌を唇で撫でて
弱い弱い骨に愛しさ感じて...FiNe LiNe
-
僕が出来る事と言えば
君を愛することぐらい
どこまでも深く、深く…
絆を捜索、果てを模索
終わらない恐ろしい優しい愛撫
愛情表現に正解なんて無い
君は今嬉しいんだって
僕がゆっくり教えてあげる
微かに香る甘い蜜の香り
鼻腔を擽っては脳を溶かす...pursue
-
死にましょうと思考ショート
ナイフ翳してカラカラ嗤って
なんだっていい持ってらっしゃい
ハンマー、ライフル、スタンガン
大砲、日本刀、火炎放射
ああああああああああああ!!!!
地獄爽快快楽ツアー
針の山で遊ぶ ふわふわ
汗かいたら血の海で落としてらっしゃい
何を?汗を? 首を!首を!!...BLACK WORLD
-
▼愛しい愛しい貴男の笑顔
優しいのに目が冷たい
そんなの長ったらしいキスを
する前から知ってたわ
▽愛しい愛しい貴女の笑顔
綺麗なのにどこか虚ろ
そんなの身体を
重ねる前から知ってたよ
▼遠慮がちに撫でる手も(▽壊してしまいそうで)
▽あんなにすぐ赤くなる頬も(▼優しい指先で触れて)...狡猾男女
-
笑ってるときは怒ってるとき
泣いてるときは面白いとき
君は神がかった嘘吐き(ライアー)
理解(わか)ってもらえず悩むなど
そんな可能性塵にも等しい
理解(わか)らず一緒に過ごす私達(わたしら)を
愚か者だと泣き喚くのでしょう
その目も嘘吐き(ライアー)
その口も嘘吐き(ライアー)
その耳も嘘吐き(ラ...the God of a liar...
-
きみはいつもぼくのてを
にぎっていないとねむれなかったよね
おぼえてる?
ねえ、きかせてよ
うしろにならぶぼくをきみはえらび
むねにつよくいだいてほおをすりよせて
あたたかなばしょへとつれていってくれた
ないてるきみのなみだを
ぬぐうことはかなわないから
おもたくなるまですいこんであげたの...きみのて、ぼくのて
-
奉仕をしろとは言ったけど
奉仕をするとは言ってない
嫌(イヤ)、厭(イヤ)、否(イヤ)、都合良く考えないで
溺れさせてとは乞うたけど
溺れてくれとは乞うてない
来(クル)、苦(クル)、狂(クル)、新しい波はすぐそこに
背中丸開きのドレス身に纏う
唇でなぞればいいわ
出来るもんならやりなさい
赤い華は...自己中心的快楽思考少女
-
化粧で隠してたってわかるわ、君の本当
醜い欲が渦巻いてるわ、君の煩悩
手にある人形の中身はなあに?
前菜だなんてよく言えたもんだわ
廻る白い記憶に新しい白を塗る
唸る喉に震える胃に悦びの種を
前夜祭で痙攣してる
アンタはもう死んじゃいな!
踊り方ってモンを知らないのね
愛の受け渡しが下手くそ...欲望LADY
-
血乱れた羊水で眠り
欲望に塗れた子宮(ハラ)を
突き破って君は誕生(ウ)まれた
眠りなさいと機械(ママ)が唄う
タマゴ型の柵格子の中、響く
狭間で揺れるわたしの思考
刹那瞳に映る魅惑の羽、高く
さあ、荒れ狂う姿を曝け出せ
懐柔された感情などいらないから
おさえなくていい、本能のまま...killing machine
-
生まれたときから
ずっと君たちの上に居るのです
雲よりも遠い場所
そこからずっと見ているのです
手を伸ばしても届かない
声を掛けても気付かない
なんて切ない想い
いつしか諦めて泣いた
どうか教えて欲しい
私の生きる理由を...GOD BLESS
-
暁の空を見上げながら誰を想う
身体に刻まれし刻印抱きながら
指先一つで広がる波紋はどこまでも
繊細で歪なライン描きながら
誰を信じろと云うの
いつも差し伸べられる手は
煙に変わるというのに
枯れた花が美しく咲いたのかどうか
残像の世界さえ答えてはくれない
しなる弓が遙か彼方へ届けたのか...P.A.P
-
わたしの指先があなたを殺(アイ)そう
髪を掴んで引き摺りまわすほどに
爪の跡が快楽になる
光はあなたの目を潰すから
果てない闇を歩き続けましょう
震えないで、そばにいるわ
どうか、どうか、一つにしてほしい
わたしに溶けてゆく
あなたはきっと綺麗よ
霞む視界に映る...地獄ロマンス
-
壊れたオルゴール
ズレた旋律が鳴り響く
優雅に舞うその姿は
神々しく恐ろしい
背中のぬくもりに安堵をおぼえる
首に伸びるその手に気づかぬまま
冷たい空気が瞳[メ]を殺す
最期に見たのはあなたの微笑
空を仰ぎ手を伸ばしたら
鳥が嘲笑うでしょう...WaRp=lOvE
-
「愛してる」「美しい」
そんな言葉どうだっていいから
私の言う通り動いてよ
綺麗な花束 輝く宝石
飾られたってつまらない
今すぐ土下座して足の指を舐めて
囁けばときめくと思ってる
バカな男共にはもう飽きてるのよ
さあ、私の望む世界を!
優しい愛撫 労る交わり...求ム世界
-
同じ世界を見つめ続けて
手のひらのぬくもりは変わらず
大切なのは本当のことだから
決して嫌いにはなれない
君は甘えるのが当たり前
僕は優しく享受する
ねえ、どうして僕らはふたりなの?
表情、感情 すべてが鏡のように動く
一瞬、刹那 君を憎んでしまう
もう消えてしまいたいよ...ぼくのいちばんほしいもの
-
埃被った沈む心
足元を見ていればいいと
人を見上げて過ごす日々誤魔化した
「なんにも出来ない
そんな人間だから…」
いつ何かをしようとしたの?
わたしは今、蝶になる
硬い硬い殻を破って
あの冷たい視線おもう
今に見てろと薄く笑う...PRIDE
-
錆びた心臓 埋まる心情
軋む身(カラダ)ぬくもりは滅(メツ)
背景を稲妻が彩る怪城(カイジョウ)
指先に信号が伝う
嗚呼、お腹がすいた
忍び込んだのは誰だ?
徘徊(オド)れ徘徊(オド)れよ
375号室(ココ)までおいで
爛れる素顔 醒める衝動
剥がれた爪血(ソウチ)正気は失(シツ)...漆黒血城
-
赤なのか黒なのか
わからぬこの双眼(メ)は
狂気に染まり愛に飢えて
恐怖に耐えれず腕が離れていく
「まあだだよ」
探しに来ないで
この苦しみは“あたし”のものじゃない
全部“わたし”のものだわ
感情ひとつひとつ
共通理解をハカル…...苦痛分配
-
【A】
君のリモコン ちょうだい
僕ならもっとうまく
君をコントロールしてあげるよ
もっと上手く、美味く、巧く
【B】
猫のように威嚇するくせに
兎のように寂しがり屋
感情の起伏が激しい君を
誰もわかろうとしない...リモートコントロール
-
寂しがりな君は
離すものかと
手首と手首を鎖で繋いで
絡め 指さえも束縛した
毎日耳元囁く狂言は
愛の意味さえ見失ってしまう
心の中でいくら祈っても
君の暗い言葉には勝てない
どうせなら染めてくれ
何色でもいい...「壊れた?」「…壊した」
-
終焉(オワリ)を求めてるの?
こんなに楽しい世界
満喫しないでどうするの
「バカじゃないの?」
頭(ズ)が高いわ
ヒールで沈めてあげましょうか?
私だけに乞いなさい
愛も許しも生死も
神に祈るなんて
愚かな行為(コト)はさせない...虐待性淫乱症―サディズム―
-
【A】
言葉にしたって伝わらないから
抱きついたりしてみた
今はその笑顔さえ僕を痛めつける
【B】
「すきだよ」
【C】
こんなにも溢れる想いに
どうして気付いてくれないの
僕はまだ子供だから...白い華が咲いた日
-
【A】
ひとりぼっちで満たすご飯は
涙のせいでしょっぱくて
君のためにとしてきたこと
それは「寂しい」の理由
【B】
言えるわけないの
君の笑顔を見ていたいから
その髪から頬を撫でて
擦りよる君を抱いた...From white...