タグ「イラスト募集中」のついた投稿作品一覧(144)
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定期を落として 泣きたくなって
誰かがやさしい金曜の交番
なんか気づいたら ひとり歩きで
誰も盗まない二重ロックのひととき
みんなきれいで うつくしくてすごいな
お決まり紙パックコーヒー飲料 オフライン再生の夜
ぼくは狂ったもんが そんな好きやないみたい
最寄りを見送って 旅立ちたくて
誰にも会えな...マッシュ・ヘア・ライツ
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ひとつ飛ばし隣の席 僕を見ない横顔
K20折れたチケット 終電をなくすには早い
プライドの上映会 無声のレイトシネマ
フィクションが現実を噛む リアリストは泣きだす
縋りつくならお静かに 君だって分かるはずだったろ
エンドロールまで誰もが ひとりきりのモノローグ
大人になった僕らが いつまで大人で...レイトシネマ
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泡の渦 龍宮のロンド
手を奪り合っては踊った
幸福な御伽で恋の契り指 その痕を見ている
月は往く超深海まで
泳げないふりして黙った
晦冥にふたりで息を願い合う あの夢を見ている
乾涸びてしまった 知らない場所で
寄せては返す波に 体をさらした
冷たい海中の夏 いかないでって何℃の恋
ふたりに尾ひれが...海中の夏
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ニュースと雨がノイズで
きみの吐息がショートケーキ
消さないで青い輪郭
インスタントの夢心地
たまんないな 酔い酔い
[Deep]
冷めないで 醒めないで
抱かれてて 気迷って
あたしの腕で
どうやって こうやって...ブルー・イン・インスタントルーム
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夜に足をつけて歩きだす 共犯の僕らは夢 夢に醒める
終わらないように廻るのさ 湾岸線 電波の幽霊になって
雨を憂う他愛ない言も 誘惑の理由にした 仕立てたのさ
ふたりだけで星の旅に出よう 未踏の静寂はすぐ すぐそこに
降り頻る綻びも 迷子もキスも
小さく幸せなのをいつだって君のせいにした
星を縫い留...アストロシー旅行
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タラレバで何回だって殺せるけれど
タラレバに何回だって殺されている
アンバランスを保って僕ら
僕が出会ってきた影は
いくつ僕のものになっただろう
どこかへ行けたら どこかで生きていけたら
それだけでよかったような
そんなことでもないような
あっちに行けたら そっちで死んでいけたら
それだけでよかった...その曖昧とこの道楽
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浮遊の癖 捕らう手の指
契る銀は 硝子になれなかった
割れてしまえる花瓶なら
こんなにも 心臓の赤
君が手折れアネモネ
この犠牲、須らく。
この愛色、織り交ざる。
すべてその手 君に任せて、触れて、それからは、いいや。
逃避の夢 惑う手の指
奪う朝は 雨に掻き乱されて...アネモネ
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窓から言葉を捨てた
花瓶の影 咲かない明かり
交わす瞳 恍惚は
指切りになる
鮮烈に揺れる命
私だけ焦がす夢よ
悪魔の宵 君の瞳に騙られた
踊る
本能からしか生まれない運命
眠らない 誰にも誘われない...ブーゲンビリア
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その手の中
君の温度を游ぐ
髪をほどく
爪の先を食べた
帰さないで
ずっとここで殺して
強い夢で灼いて
夜も染まる白
軋むほどに熱を帯びた
忘れられないでいたい「痛いよ」...白熱
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爪に触れた熱
雨に焼けた肌が
君を教えて どうしようもないよ
響く水面から
底の抜けた夜へ
誘われたなら どこにも逃げないよ
この部屋から溢れたら
なんにも無かったことにするけれど
どうか丁寧に暴いて
そのまま、君は思うまま...Off
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騒ぎ立てる無関心
死に体を花という
硝子が割れた
知り得ないように潜めて
自己愛に救われたい
指先が痛い
束ねた棘を前に逃避の術など
抉じ開けた本性の喇叭
劈いた叫びと罠
唱う世迷に貴方は哂い...毒になる
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あなたがいない日の電子音
気怠くって壊れたい午後4時
言い訳と財布だけ掴んだら
1駅分の後悔
あなたがくれたもの数えて
ろくに並ばない愛に狼狽え
忘れ物だって引き返したら
1駅分の後悔
忘れさせて 忘れさせて
あなたとのこと何もかも...Dazzle
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分かり合えないあなたが
合いたい誰かに声嗄らした
形ばかりで笑った
あなたを叱る場所じゃないな
絡み合えないあなたと
合いたい未来を土に埋めた
がらんどうを抱きしめて
窓に縋った
臆病に臆病に
思えたのは...花を抱いた
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茹るベッドに呼吸託して
さよなら聡明 いま君は遥か
滲むライトに夜縛られて
眠れない時計 いま横に惨め
彼方 融け込む月 見つめて
泥む 日日何度も 忘れたい
忘れたいのに
わざとらしく痛む熱に
君はどうしてキスをした?
射竦められて 染まる色の痴れ言...Pink-Blue
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のらりくらりとチューインガム
置き場所の無い花束放り出した
思いつきのセンチメンタル
僕もそのひとりだ
すり潰した甘い毒が
身体に回る前に
あなたみたいにしてみようか
そんな気は無いけど
どうにかこうにか紡ぎ出した
あなたへの言葉も味気ないや...ミント
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グラスふたつ
輪郭を辿って
君に触れたような気がした
背中越しの
憂鬱を注いだら
色の無いお別れが見えた
グラスふたつ
輪郭を絵取って
想い出みたいに閉じ込めた
さみしくなる...そんなこと
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アルコールで台詞飾って
騙すみたいにキスをした
秘密だけが輪郭になる
君と隠した悪いこと
冷めていく身体
裏腹に心だけが火照る
さみしさも全部
埋め合ったまま
どうかこのまま
お喋りしようよ 不埒な言葉で...ピロートーク
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"遠く宙の噺
見つめ合いたいStar night"
"目眩る月の頁
縋り合いたいRosy"
"白く広がった海
繋ぎ会いたいSecret"
太陽の音みたい
景色の向こう
夢観た痕片手に
仕草で笑う...muddy
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不意に紛れた白線の上
夜を照らした色彩の群れ
このまま今日が終わるんだろう
引き寄せたかった恋もあったけど
幸せに飢えて息を継いだ
水槽で喘ぐ惨めさばかり
星灯りLight up 生まれた影に
沈み込んだ
U la la lie lie light ハリボテの夜を泳いだ
Lie lie light ...Holy one
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駅前で待ち合わせ 改札間違えたら会えなかった
迷子の迷子の子猫ちゃんで しゃなり、歩き出した
どこへいこう?
どこへいこう?
溜息の裏通り 心悲しさ零れてく
水溜り蹴飛ばして 虹なんか待てないや
駆け巡る環状線 ウン十周揺られたって
見つからなくて終われないんだろ?
僕がそうだったよに。
コンビニで...心通り一丁目
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ハートを切り抜いた紙袋
被したら僕はお姫様
瞳にしたためたラブレターで
君のこと見つめたい
ハートをぶち抜いてすまし顔
気取った僕こそがスナイパー
狙いを定めたら逃がさないの
「なんてね、冗談さ」
愛せないわけじゃない
恋したいわけはない...ラヴァーズ・ハイ
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薄い意識
遠くのSign
掬う足で
駆け出した
響く喧騒
恥はDump
誘う息は
宵に秘めた
灯りも無い檻の中 牙を剥く
壊す為に繰り返す もがき合い...Beast
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浅ましさ 不甲斐なさ
混ぜたら飲み下せるのって
訊いたのは君だった
熟れるように 腐るように
零せば踏み潰せるねって
笑うのは君だった
喚くように 呟くように
これからのことを考えなきゃ
死んでしまう
生きたくない 生きたくない...日曜日は君の遺言に耳を塞ぐ
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ちぐはぐに結んだ絲
ぷつりと切れて またサヨナラ
ゆらゆらと腹を犯す毒と
靴擦れが悼む あたしの生を
眠るように聴いた深夜ラジオが唄う
触れる距離に居ないのに、
触れたつもりになりたい。って
真赤が溶け出す口唇と
イヤホンで綴じた鼓膜が
寂しいって云う 夜 夜 夜だから...夜夜中
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ココロ乱すなら朝を濁して
誰もいなかったみたいにして
キミが望むなら星も喰らった
いつか夜になるその日まで
「ね?」
癒えたのは最初まで
熄えるなら最初まで
雑ぜるなら最後まで
喰らうなら最後まで
星になりたいキミと 虹になるボクで...星喰い
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カミサマが伸ばした最後の光
群がる手垢が汚していった
後悔が観えたら耳を貸してよ
応えは望まず ぱらっぱっぱっぱっぱっぱって
希え、希え。
みんな汚くなってしまえ。
論え、論え。
ノイズの合間に殺してしまえ。
人間が終わる ぱらりらりらら
それからどうして天使になれる?...アンチヒロイズム
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閉じた目蓋に触れるのが好き
今 此処 確かに在る
街の灯が全てを映し出す
君だけ 不確かなまま
鏡より硝子
覗いて
言葉より痛み
貫いて
此処が世界の真ん中
君と踊る Overnight...Mirages
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息を息で返すように
口唇で口唇荒らした
きっと何の意味も無いよ
冷えた慰み
僕のブルーに触れてって
そしたら最期って言って
何に塗れたか分かんない指で絆して
今日の朝まで閉じ込めて
熱を頂戴
愛しか無い僕らに情けを...under the night
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忘れていたい 僕らがいたこと
冬になったら溶けて死んでしまうことを祈った
壊れて、痛い。ハートの奥のとこ。
瘡蓋にすら出来ないまま血は流れ続ける
未だ確かに赤い糸は繋がってる
散り散りになった僕らを繕ってる
目に映る色色が思い出になるなら
遠い明日も、昨日の今日も、綺麗なはずなのに。
ハートに縁取っ...赤のハートと世界の色
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今日が気怠くて
精一杯なんだ
明日の事なんて
考えたかったら、考えてるさ。
シミュレーションした反抗期だって
こんな簡単に消えていく
人生ひとつも辛いことばっか
馬鹿になる前に死にたいな
冴えない命で生きてきました。
見えない心は癒えやしないな。...明日の事