ブックマークした作品

ちいさな窓から
落ちる夕立ち
朝焼けも忘れたころに
夢をみた
結わえた黒髪の
甘い蜜は
人知れず滴っては
夜を彩めて
きみの好きな人にはなれないの
呑み込んだ言葉も消えて...

まとまりがなくて震えて落とした
その手が
戦う姿が想像できない
幻のように求めすぎたか
気のせい
他愛もないんだ　はじまらないんだ
もう　僕の話をしないでよ
あっけらかんと忘れてよ
耳を塞ぐ腕もないから
とめられるはずもない...

消えないラインを大事に抱えて
今日も愛情を買いに行くんです
小さすぎるバスケットなんかじゃ
受け皿にもなりゃしないってさ
息継ぎの速度がいつもより早いね
絶え絶え感　浮遊感　このジンセーにそっくりだ
かくれんぼしてあげよう
君の世界をやさしくしてあげよう
「そんなことない」が時間切れなのだ
とっくの...

【A】
たとえばアナタがもし ワタシが嫌ならこんな事しないでしょう
愛情表現皆無 ワタシが好きなのは分かっているのよ？
水の上を歩く そんなイメージの誰とも違うスタイル
いつでもワタシは自由 誰にも従わない肉食の野良猫
【B】
猫の下には犬がつく　上下関係大歓迎
熱い目線で見つめてる　微笑み返すワタ...

言いかけたことばを紡ぐのを止めた
理解なんて求めて傷付くのはもう嫌だから
見せかけの愛想笑いもその場凌ぎで
あとからあとから降り始める感情表れの雨
痛いと叫んでもここには誰もいない
立ち上がるすべがどうして見つからないの
行く宛てもないそこは暗くて恐くて
ひとりの世界にたった一点から賽を投げた
悲し...

あたしがあなたに会えたのは
運命じゃない　偶然じゃない　必然でもない
街を歩けば誰かと　すれ違うことみたいに
当たり前なことだったんだね
いつも俯いてばかりのあたしには
あなたがまぶしくて
あたしが持ってないものを
あなたはたくさん持っていて
もっと上を目指していく
はじめから遠かった...

[A]
取り出したのはいつもの手帳
思いついたのはいつもの歩調
好きなようにしてもいいんだよ
考えなくてもいいんだ
さらり走らせた2Bの芯
さらに足しだした歪な線
ちょっと待って、明るいモノを
ちょっとずつでも変えていかなきゃ
[B]...

太陽の光が
カーテンから差し込む朝
携帯アラームより先に起きた
鏡の前で
優雅にターン
タグの外し忘れもチェックして
雑誌で見掛けたあの子のように
笑う仕草を見せつけてやるのよ
ブロック・シュガー
コーヒーに溶かして...

【A】
空に咲いた 星空見上げて
君とふたり 切ない夏の夜
【A】
当たり前に過ごした日常
ありふれてた君との毎日
ほんの少し変わっていったの
【B】
いつからかな
流れはじめた...

瓦礫の山 揺らぐ陽炎
ささやかな希望さえ 掴むことが出来なくて
怯えた目で 膝を抱えて
僕のこのてのひらの 無力さに涙が溢れた
向かい風に逆らって 立ち尽くした幼い日
風の中で伸ばした手 その先には何がある？
進めないこと 分かっていた それでもまだ一寸先を
踏み出せたら 変われる気が...

君といた景色から 君がいる景色へと今
駆けていくこの僕を どうか笑って
その手を離した日から その手をまた取り合う日を
待っていた気がしてさ 笑えないんだ
交差する　一瞬の
煌(きらめ)きが　視界を
灼(や)き尽くすまで
総(すべ)てを越えて 彼方(かなた)に想いを
確かな誓いの波紋 目覚めては震え...

左耳に振動　咲く桜
蒸留水
録音機能はどこですか？
お姫様が攫われた瞬間にハッピーエンドです
（やさしくてやさしくてやさしくて）
世界は止まって
消音機能で
咲いた花は刹那
（やさしくてやさしくて）
大切にしたいと思ったのに...

Ａ１
白線の上で　君に出逢った
一瞬で気付いたよ
君は僕。
Ｂ１
まるで道化だ
傷舐め合って　痕抉り合って
自分たち同士で「好き」なんて言ってさ
嗚呼、嗚呼・・・
サビ１...

冷たさを感じる部屋の中でふと目が醒める
自分の世界を壊すようなファズの音が聞こえてくるんだ
モノクロな世界はどうせなんの楽しみも無いんだろう
そんなことを思う僕は何処かの悲劇のヒーローか？
結局、幸せなんて物は自分の手で掴むものでしょう？
サビ)
単純な日常の中で単調な時間を過ごしても
何も見えない...

白が蔓延るこちらの世界　合わせ鏡のアナタに伝えたいことがある
黒が佇むこちらの世界　生き写しのアナタに聞きたいことがある
黒のワタシ　愛とはなんでしょう？
白のワタシ　愛したのは誰でしょう？
ずっとずっと何度も伝えたかったのに
ワタシの世界のカレは風　抱き締めようとしてもすり抜けてく
ワタシの世界の...

『おはよう』　大好きなあなたの声
いつも元気いっぱい
笑顔がステキだね☆
私だけを見て欲しいな
この気持ち伝えたい
さわやかな風　背中を押す
優しく微笑んだ　そんな気がしたよ
私だけのあなたでいて
ハチミツみたいに甘い気持ち
ギュッと　ギュッと　包まれたい...

鋼 超合金の腕
神経のかわりに銅線
電気信号びりびり
感情 感覚 通して電流
どれだけまねしたって
だめなものはだめと
言ったのは君なのに慰めるふり
際限ない それならばもう
限界もないはず
オクターブ振り切ってく...

無機質な相棒　ノイズの相づち
一人だけ雑音に飲み込まれ
砂嵐と走馬灯が
ざらざらと流れて　
ふっと横切る　すっと消える
ちょっと疲れて　ぐっとこらえてみる
真夜中に仰いだ　手のひらに
星の光が落ちてくる
無自覚装って　かわしてみたんだ
そしたら落ちてたのは自分だったよ...

新境地　開拓しようと
友達と　近くまで出かけたの
裏道の　奥にある店
外観に　引かれてそっとドアを開ける
流れてる　不思議な音楽
大体が　暖かい色に包まれ
落ち着いて　席に座って
赤色のメニューを開く
「メニューはフツー」なんて
笑って顔見合わせながら...

（わん！　つー！　わんつーすりーふぉー！）
Ａ）
翼広げて飛びたい　この青空
でも翼なんてないから
夢の中で飛行するの
Ｂ）
綿菓子みたいな雲　食べたいな
きっと甘い味がするんじゃないかな
（そんなわけないじゃんｗｗｗ）
Ｃ）...

誘ってくれて　ありがと
水族館なんて久しぶり
私の胸は　せっかちにもはしゃいで
海が早く見えないか待っている
というのはちょっとした言い訳で
隣の君の顔が見れなくて
君も私の顔を見ないよね
多分それでいいの　これでいい
友達だもの　そう一番の
だから手は伸ばさないし伸びてこない...

微睡(まどろ)みの中 浮かんでた夢
このままならば 二人きりだよと
触(ふ)れることなく 声もないのに
君の姿を どうして感じていられたの
信じた昨日は 罪のしるし
辿った今日は 真白(ましろ)の底
焦がれた明日は 許されない
朽ちるようにそっと 時を待つ
それでいい、いいんだと 刻んだ
眠るように...

むかしの私が思い描いた
ファンタスティックな将来設計。
叶うはずがないって
今はもう捨て去ってるけど
そんな私がいたことも
素敵だと思いたい。
そしたらまた、
あの少女に会えるの。
あの瞳の奥から
懐かしい想いが溢れ出す。...

空を飛んでみたくて
両手を広げたら
自分の手が重いこと
だけに気がついた
無性に目が痛くて
こすっていただけなのに
頬をつたった涙は
止まらなくて　
止まらなくて
自由のある場所は？...

右耳に真の音
左耳にあなたの音
それだけを信じてる
優しい吐息
耳元にふれる
優しい言葉
心ときめく
ヘッドフォンがそれを伝えてくれてる
これがきっと真音なんだよね
右耳に真音...