ブックマークした作品
-
ここは神威邸。
と言いたいところですが…
「あの、がくぽ様、本当にここはどこですか?」
「これは俗にいうジェットコースターというものだよ。ルカ。」
「いや、そんなことは承知しておりますけれども。何でここにいるのかという質問ですよ。」
「まあまあ、落ち着いて。あ、安全バーおろさないと吹っ飛ぶよ?」
そ...【がくぽ誕】メイドの君に最後の命令【ルカ誕の話の続編】
紅華116@たまに活動。
-
月末―――それは私たちVOCALOIDの一か月の運命が決まる日である。
「みんな、準備はいいか?」
マスターが厳かに言う。
隣に座っているミク姉がごくりとつばを飲み込んだ。
そして、一斉にみんなで机の上にある瓶の中から割り箸で作られたくじを引きぬいた――――
初めに声を上げたのは、メイコ姉。
割り箸...【大遅刻☆】私と掃除と君との距離【芽梨沙への誕プレ…遅れてごめんなさいっ><】
紅華116@たまに活動。
-
5月1日、天気良好―――俺は自室のベッドに寝転がってアイスココアを飲みながら漫画を読んでいた。
ああ、暇だなあ…とかのんきに考えてるところへ、俺の彼女のリンがやってきた。
白いリボンを頭の上でぴょこぴょこと弾ませながら俺に抱きついてくるリンは世界一かわいい…じゃなくて。
「びっ...【れいあ(元れっちぃ)へ】 鏡音君と鏡音さんとキスマーク 【誕プレでござるよ←】
紅華116@たまに活動。
-
ピピピピ ピピピピ
今日も規則正しい優等生な目覚まし時計が鳴る。私はゆっくりと上半身を上げた。
その時に目に映る壁に掛けられたカレンダー。今日、4月26日の日付のところに水色のペンでハートマークが描いてある。
今日は、今付き合ってる彼と出かけるのだ。
…ニヤけてない。ニヤけてなんかない。
待ち合わ...【誕プレ小説】 意地悪な君 【芽梨沙ちゃんへ】
美里
-
ぶわぁ。
「―…!」
桃色の花弁が風に舞い、僕の視界を埋め尽くす。それは少しの間続き、ようやく前が見えるようなった時だった。桜の木の下に整然と立ち、空を見上げる少女を見つけたのは。
…花の精、かと思った。
頭の中に浮かぶ、現実ではありえない考えを振り払う。だが、それくらい、彼女からは不思議な...桜吹雪のあとで
結菜
-
4月1日。エイプリルフール。
そして、今日は僕の親友の誕生日だ。
≪テト誕≫ 君にありがとう ≪エイプリルフールには何の関係もありません≫
「テッド~!今日のご飯は~?」
彼女――重音テトは階段を駆け下りながら叫ぶ。ドタドタと音を立てて走るテトに僕は半ば叫びながら答える。
「今日は餃子~!」
「本当...≪テト誕≫ 君にありがとう ≪エイプリルフールとは関係がありません≫
美里
-
あなたのGUMIラブ度が分かります☆(((殴
【第1問】
GUMIの正式な名前は?
①メグポ
②GUMI
③Megpoid
【第2問】
「VOCALOID3 Editor」のGUMIは、何種類のライブラリが追加されている?
①4種類
②5種類...ボカロクイズ☆【ぐみさん編】
芽莉沙
-
「レェーーーンっ!」
私は最近出会って仲良くなった少年の名を呼んだ。
それなりの音量を出した私の声が、時計塔の中を床から天井までを駆けていく。
グワングワンと少し反響した後、聞き覚えのある声が返ってきた。
「おー、いらっしゃーい」
―――なんだ、“いらっしゃい”って。レンの家かよ。
心の中で、レンの...シンデレラシンドロ-ムⅢ【協同解釈】
芽莉沙
-
グミが深刻そうな表情かつ、緊張した雰囲気でチラチラと俺――グミヤと目を反らしつつ見てくる。
反らしていた目が合った瞬間、グミの肩がピクッと跳ねて頬が真っ赤に染まり、パクパクと何か言いたそうに口を動かす。
―――言いたい事があるならさっさと言っちゃえばいいのに。
そうは思うが、ここは流石天ノ弱と言うべ...【天ノ弱番外編】はんたいことばの愛を大嫌いな君に【4/1ネタ】
芽莉沙
-
リンの手を引いて母さんのほうへ向かうと、母さんは赤いグロスで艶めく唇で俺たちに微笑んで見せた。
そして、周りの人の輪から抜け出て俺たちのほうへ美しい無駄のない動きで歩み寄ってくる。
リンが俺の手を少し強く握った。
「あら、レン。…そちらの女の子は…もしかして彼女さんかしら?」
ヤメロ、...彼らの恋の結末は14,レン視点
紅華116@たまに活動。
-
「ねえ、最後に話をしようよ」
白で囲まれた部屋――クジラ病棟と呼ばれる場所の一角――で僕は君にそう話しかけた。
君は白いベッドに横たわって、灰色の管に繋がれて僕の顔を見て頷いた。
『綺麗だ』そう思った。出会った時も、最期の時も君は綺麗だった。
煤けたカーテンに囲われて君はぽつりと、
「んー、そうだな...ボツネタ集
姉音香凛
-
2月6日。時刻は14時30分。今にも雨が降りそうな曇り空。
こちら、とある公園の西入り口。
「遅いなぁ・・・」
一人の少女がベンチに座って、ぼんやりと青く澄んだ空を見上げて呟いた。
一方、こちらはとある公園の東入り口。
「遅いなー」
一人の少年がベンチに座って側に居る鳩と戯れていた。
ひとつの公園に...【誕プレ小説】公園の罠【Dear 希来】
姉音香凛
-
此処は、とある東の国。特徴といえば和の文化がとても栄えている事だろうか。
その東の国に円尾坂と呼ばれる有名な坂がある。緩やかな斜面でお年寄りや子供なども軽々と登れるような坂だ。
円尾坂の片隅にあるのは、小さな仕立屋。仕立屋を営業するのは桃色の髪が清楚な顔に似合う女主人――カヨ。彼女はあまり有名ではな...円尾坂の仕立屋-envy1-(再解釈)
姉音香凛
-
ここは神威邸。
ポニーテールに髪の毛を結い上げたアホ…がくぽ様のお屋敷です。
私、巡音ルカは此処でがくぽ様にお仕えするメイドをやっています。
おっと…早速がくぽ様が私を呼んでいるようです。
「ルカ!!ルカ!!」
「はい、なんでしょうがくぽ様。」
「庭が爆発しているのだが、あれは誰の仕業だ!?俺の茄子...【ルカ様】メイドの君へご褒美を【誕生日小説】
紅華116@たまに活動。
-
テスト勉強。掃除。資料まとめに提出課題。
“大体それで良いんじゃないの”
全部丁寧に徹夜してでもやり遂げようとする私に、ルキがいつも掛ける言葉。
“適当だって良いんじゃないの”
全部を完璧にやるなんて、時間も気力も脳も足りない。
“少し不安残したほうが、楽しく生きられるんじゃない?”
気楽そうに、無...【ルカ誕】最後はきっと、非論理的【No Logic自己解釈】
芽莉沙
-
グミヤが私を見てくれないのは何でだろう…。
辿り着いた結論。
“そうだ、グミヤのレンズを新しくしてしまえばいい”
―――あなたの視界に、私を入れててみせる。
ちゃんとした結論にはならなかったけど、これで何かが変わるなら…。
【シリョクケンサ Ⅱ ~自己解釈~】
「つ、追試ですか?!」
自分で聞いても...シリョクケンサ Ⅱ 【自己解釈】
芽莉沙
-
だだだだっ。
と、階段を滑り落ちていくような、なめらかかつ速いスピードで二階から降りてきたリンが叫ぶ。
「レェェェーーーンっ!!!」
レンはリンが息を吸い込んだその瞬間に、ぎりぎり耳を塞いだ為、鼓膜の犠牲を防ぐ事が出来た。
「…で?何?」
うっかり目まで瞑ってしまったレンは、片耳と片目をあけてリンに...【鏡音誕】大好きな君へ
芽莉沙
-
――彼に聞いた話をまとめると、こうだ。
ここはもともと時計塔の時計の調整室だったけど、電子時計になった為、使われなくなり、人が入る事は無くなった事。
電子時計になる時に、時計塔の内側への普通の入り口(…って何処?)は鍵がかかり入れなくなった事。
でも設計した人が遊び心で作ったこの隠れ扉のストッパーが...シンデレラシンドロームⅡ【協同解釈】
亜梨亜
-
街中に灯が燈り、街路樹もがイルミネーションで光り輝く12月のとある日、調度9時頃。
明らかに不必要な程明るくなった道を、駆け足で有名私立高校の制服を着た少女が駆け抜けていく。
その少女は頭の上で結わえた白くて大きなリボンが印象的で、リボンを揺らしながら街路樹の合間を縫う様に走っていく。
小窓から見え...シンデレラシンドロ-ムⅠ【協同解釈】
芽莉沙
-
ねぇ、君は片方の偏った見方でしか私を見ようとしない。
視力検査の時の様に、左眼は遮眼子で隠してる。
隠した方の左眼にはどんな私が映るの?
開いた方の右眼だけじゃあ、
本当の私は見えないでしょ?
それとも―――君はわざと本当の私を知ろうとしないの?
もっと、踏み込んできてよ…
【シリョクケンサ ~自己...シリョクケンサ Ⅰ 【自己解釈】
芽莉沙
-
切なく高鳴るの 鼓動
遠く見つめているだけでもいいの
胸熱くするの 嫉妬
私だけのものに…
あぁ…
ほらすぐ感じるの 哀愁
たった一つ 声を聞ければいいから
ほらすぐ想うの 愛執
嘘でも構わない
これ以上 望まないわ...WINE BERRY 歌詞
蘭ちゃん
-
シンデレラシンドローム
作詞作曲:カラスヤサボウ
甘い甘い時の中で
確かな事は何もなくて
明日を告げる鐘の音に怯えて
心に積もる灰の中で
駆け下りる階段の途中
ガラスの靴は支えてくれないの
冷え切ったこの声が
綺麗な言葉でつむぐ嘘を...シンデレラシンドローム
カラスヤサボウ
-
*次の土曜日*
ついに三人目のグミと会う日がやってきた。この日を複雑な思いで待っていた。楽しみでもあり、胸が締め付けられるようでもあった。それでも、二番目のグミを見た時、俺は少しだが彼女に惹かれていた。
「ぐううううみいいいいいやああああああああああ!!!!」
【私(君)の中の】十面相Ⅱ【住人は】
...【私(君)の中の】十面相Ⅱ【住人は】
姉音香凛
-
日がすっかり落ち、街の風景も夜の闇にすっかり溶かされた午後8時。
だらだらといかにもだるそうな成人程の女とその彼女と周りの人気を配る青年が歩いていた。
「ねぇ~、かいとぉ~」
カイトと呼ばれた青年が答える。
「何?めーちゃん」
めーちゃん―――もといカイトに話しかけたメイコは少し溜めてから呟いた。
...【MEIKO誕生祭】とある夜道にて【カイメイ】
芽莉沙
-
*グミ*
「好きっ!」
私は自分と幼馴染にして、外見までそっくりなグミヤにそう告げた。 俗に言う〝告白〝というやつだ。まぁ、「両想いかもしれない」と、いう恋をしている女の子独特の思いを持って言ったのだが・・・ 例え、両想いだとしても、付き合うのは無理だろう。
なぜなら私は―――
『十面相』
なのだか...【私(君)の中の】十面相【住人は】
姉音香凛
-
「クオーー」
間延びした声が静かなリビングに響く。
……返事は帰ってこない。
「クーーオーーー」
更に間延びする声。だが、やはりその声は寂しく響くだけで返答はない。
「クオってばー、暇ー」
やはり返答は無い。
そんなクオに、ミクはぷうっと頬を膨らませてから、ハァァっとため息をつく。
「何なのよぅ…そ...初音家の休日
芽莉沙
-
僕がずっと前から思ってる事を話そうか。
ずっと前から思ってたけど、ずっと言えなかった言葉。
「ねぇ、僕はずっと前から、いや、今でもグミヤの事―――…」
【はんたいことばの愛のうた 4】
「好き、だから…」
小さく呟いた言葉。
それは、ゆっくりと屋上の風に乗っかって―――、
「え…と、」
…グミヤの耳...はんたいことばの愛のうた 4
芽莉沙
-
「もう会わないようにしよう」
俺がそう言った瞬間の君の顔。
目を見開いて、その目からは今にも涙が零れでそうだった。
その目で真っ直ぐに見つめられるのは辛く、俺は足早にそこから逃げ出した。
あぁ、俺は、グミよりずっと、
―――天の邪鬼で弱虫。
天ノ弱、なんだ。
【はんたいことばの愛のうた3 -グミヤv...はんたいことばの愛のうた 3 -グミヤver.-
芽莉沙
-
僕がずっと前から思ってる事を話そうか。
姿は見えないのに、言葉だけ見えているんだ。
―――君の噂話。
新しい彼女が、出来たって。
ねぇ、それって本当?
僕の事は、もう綺麗さっぱり忘れたの?
「僕は君の事なんか忘れたけどね。」
【はんたいことばの愛のうた】
なんて、グミヤに吐き捨てた言葉にチクリと胸が...はんたいことばの愛のうた 2
芽莉沙
-
僕がずっと前から、思っている事を話そうか。
友達に戻れたら、それ以上僕はもう望まないさ。
君が、それでいいなら…
これは、嘘つきの僕が吐いた――――
【はんたいことばの愛のうた 1】
今日の天気は、突き抜けるような晴天。
なのに、僕の中は土砂降りの雨。
グミヤと、別れた、から。
―――きっかけはグミ...はんたいことばの愛のうた 1
芽莉沙
1
- 2