タグ:幻想
118件
世界は狭くて
異なるものを恐れていた
ただ二人
手を繋ぎあって生まれた
それだけの話
だけど後から生まれた
あの子は 悪魔の子
15歳の誕生日
禁止されていた外の世界
見たくて外に飛び出した...虚独蟲の脱け殻
ゾンビモヌス16世
深い森の奥
あの子は眠る 虚独蟲
わたしは歌う 虚守唄
夢幻の遺跡
儚げに咲く花
囁きの風に揺れながら
紡ぐわ
双虚唄
あの子は眠る 穏やかに
わたしは歌う 切なさに...虚独蟲の唄
ゾンビモヌス16世
闇 明け
夜(よ) 明け
褪め行く 時の流れ
陽(ひ) 光り
皆 照らし
繊(せん)に 染まる
清き流れよ 春愁(しゅんしゅう)の風
吹き抜けるなり 白碧(はくへき)の大地を
永久の流れよ 春愁の風
緑青(りょくせい)なりて 無に還らん......wing-春愁-
Yizuku
深く深い闇の奥
光さえ届かぬ 気泡が雪のよう
そこで
宇宙鯨が夢を見てる
幸せへと 繋がる海で踊っているんだよ
誰も知らない 幻想の青
数多の 石が 遺志に 変わるころには 世界も 流れてた
背中合わせの 願い事は 水に融けて 永久に 息づく
跳ねる魚たちが目指す楽園 音を立てて遠ざかっていく
長い...宇宙鯨の夢
螺時
夢を見ていたの
懐かしくて暖かくて
まるで守られた胎児のように
優しい闇の中眠っていた
聞こえる鼓動の速さも
いつもと同じに緩やかで
何も変わらないまま
幼子(おさなご)のように満たされていた
痛む心の傷も
複雑なものは知らなくて...宙のデルタ
風彩
孤独な少年は友と二人光り輝く草原を走る列車に乗った
知らぬ間に手にしていた異なるチケットそれぞれのカラー
あれは島の真ん中見える北十字
バイブル片手に旅人達は祈る
お菓子の鳥 可笑しな鳥 不思議な味 赤く燃えるさそりの炎が瞳に映る
僕らはまた二人ぼっち 君と一緒に行こう とごまでもどこま...銀河鉄道と二枚の切符【09/13タイトル変更】
CHOCO BABY
【A】
白い雪を彩る
赤い緋い水溜り
傍に佇んでいるのは
虚ろな目をした少年
【A'】
白い筈だった着物も
今は紅く染まってた
傍に転がっているのは
無残な肉塊...【オリジナル】闇に呑まれた者【曲も募集】
弐星 猫助
それは、すべてゆめでした。
川の向こうには淡い桃色の霧がかかっていた。
水面にふれたとたん静かに碧く染まり沈んでいくそれを、レンはくらげの骨だと言った。
「くらげに骨はないのよ」
「それでもあれは、くらげの骨なんだよ」
ぎりぎりで触れない距離を保って。
背中を向け合って寝転んだまま、視線を合わ...くらげの骨 -きみ みた ゆめ-
ヤネコ
眠りについた
わたしの世界
瞳を閉じて
流れにまかせ
色のない時を
音のない今を
渡ってゆれる
輪廻の果てへ
それはわたしの
愛しい子等との...輪廻,水と蝶
箜@名前変えた九曜
初めて見た雨が 不思議だったね
どうしてこんなに 空は 悲しいの?
そう言って君は僕に寄り添った
降り続ける雨は 冷たく悲し気で
窓越しに見る僕らも 不安になって
君の腕の温かさが 大切だった
いつも明るい空は あんまり優しくて
見上げる傷ついた人の 心を癒そうと
きっと沢山の悲しみを 吸い込んでい...六月の雨 【曲募集】
玉風東風
忘れられた部屋の 奥にひっそり
埃まみれの椅子の 上にラヂオ
聞いているのは 棚の上の 人形
翠の髪を撫でるのは すきま風だけ
静かに微笑む口と 硝子の大きな瞳 閉じる事の無い瞼は 白く光ってる
ラジオの曲は海の 向こうの音楽
切れては切れては 繰り返し永久に流れる
聞いているのは 棚の上の 人形
...ラジオと椅子と人形と
玉風東風
【白と黒】どちらも同じ【光と影】
あなたが白なら
あたしは黒だよ
君が光なら
僕は影になろう
踏み潰されるのは
闇でいい
だからあなた、そして君はそのままでいて
輝いて 輝いて
眩しく照らせ...【白と黒】どちらも同じ【光と影】
なはまだない
(A)
真っ暗な夜の 帳が下りると
お星様たちは ネオンとお喋り
お日様はなんで 東に沈むの?
宇宙に投げ出され "この世"が終わるの
(B)
この運命は くるくるまわる
私は馬車に あなた白馬に
どこまでも 繰り返してく
(A)...メリーゴーラウンド
夜宵
また羽ばたいた 夢見鳥
あなたは何処の誰でしょう
人の心の己を忘れ
いまは胡蝶と舞い上がる
つつじ のあざみ ひなげしと
花の香りに さそわれて
うつつにおぼえた哀しみを
いまは知らずに飛び回る
風にたわむれ 夢見鳥
あなたは何処の誰でしょう...夢見鳥
浮草
深く深く おちる その先に
暗い暗い 森の先
みんなの夢が落ちている
綺麗な綺麗な 夢の中 その中に
黒い黒い 欲望が
ぎっしりずっしり 詰まってる
(ねえ?君の夢を教えてよ。)
深く深く おちる その先に
暗い暗い 森の先
みんなの夢が落ちている...夢々【ゆめゆめ】
有紀乃
紅い月が浮かび
鴉は不気味に鳴く
人々は恐怖に震え
街は鎮まる
紅い月が天高く上がり
血に飢えた吸血鬼(ケモノ)が狩りを始める
紅い紅い道は
やがて消えて
人をまた寄せては
同じ事を繰り返す...幻世界
廻羅
灯ともし頃 二の笛で (6・5)
いちばん星が起き出した (7・5)
あの駅じゃあ 定刻に (6・5)
さみしい子らが旅立った (7・5)
ゆらり上り月 蟹の泡 (8・5)
みにくい鳥はアロースター (7・6)
不器用なセロが軋んでて (8・5)
信号機たちは恋つなぐ (8・5...イーハトーブメルヒエン
らいらい
零時に鐘が鳴るのです
神(ちち)よ、神(ちち)よと涙声
零時に扉は開くのです
聖母(はは)よ、聖母(はは)よと唄う声
月の光が射し込んだ
瑠璃色の湖に
ゆらり逆さに映るのは
古びた祈りの城
水底の教会に
一人の少女は歌を捧げ...水底の教会
吹憐
月は星を殺し
星は闇を殺し
互い殺し 生きている
始まり 夜が私を狂わせた
【貴方】(光)死んで 【武器】(ナイフ)手にして
血が飛び散った
朝は死んで 【貴方】(光)いないの
闇に飲み込まれた 闇に消えてしまった
夢うつつ 【貴方】(光)裏切る
私【殺戮の天使】(闇という魔女)...光殺し
咲愛
今更 無に帰れと言うのか
それも卵を 壊しながら
生まれた事は 偶然かもしれない
存在できる事は 偶然かもしれない
必然の水槽の中で
揺ら揺らと 漂ってきた僕らは
全てが 白い 白子動物だ
その中で 君だけが
僕にとっての 本当の【音】だった
満月に 上も下も無かろう...やがて 零に なったとしても 【詩】
甍 槐
雑踏が 脳内を掻き回して
一筋の光さえも 手離してしまいそうになる
僕は 何の為に 生まれたのだろう
最果て目掛けて 亀裂を入れるかの様に
僕は唯々 唄ってきたのに
今更 何を――――貴方は望む?
半自律的な 創られた平面
見上げれば 精妙な景色
それは 曖昧な世界の中
遠くて近い あの空だけは...やがて 零になる その前に 【詩】
甍 槐
飽きる こともなく
ただ ずっと 夢を 描き続け
その夢が 消えても 切れても
かすんでも 描いていた
転生は循環
終始は輪廻
此処に何が
あるのかな
飽きる こともなく
ただ ずっと 夢の 死を見てる...蝶々―ココ―
犬ガオ
闇を祓いて 夢を焦がさん
月夜の影を 瞳に映して
また眠る
この世界 すべてと
僕だけを 照らして
ずっと ずっと
扉の前 守る人
部屋に 鍵を掛けて
倒れた者たちに
子守唄を...夜の砂漠
アラノヤズ
Ry RyTRa RySTiLla
MiZ DiLla MoI FiLy
Ry RyTRa RySTiLla
Dei RiZy FoLTeNa LaI
Ry RyTRa RySTiLla
NaMiDraT So YeIm ToRYa
Ry RyTRa RySTiLla
FeL To RySTiLla...FoLTeNa -フォルテナ-
アラノヤズ
幻想という名の岸辺に寄せる 細波のような詩の欠片
波は砕けて星になるのなら この想いも空に届けて
夜色の海に 白い船が浮かぶ
銀の星に導かれ あなたと出会いたい
辿り着く場所さえ知らないまま 旅立つ白い船ふたつ
例え奇跡が星のように降り注いでも
あなたは歌い続けるでしょう 細波が運ぶ歌を
もしも波が...白い船
Xi_owl
ひらひら ただよう
まちなか かぜにのる
ひろがる まぼろし
まいちる つきあかり
どきどき かさなる
こいかな なんとなく
からまる ざわめき
にぎわう わたしのなか
いっぱい あつまる
きらめき おりまざる...らいちょう
てん(tenkisaragi)
(終わりの来ない宴が始まる……)
緑の娘は鮮やかな新緑色のドレスを身に纏い
月と共に夜を迎えましょう
赤の女は美しい真紅の髪飾りで飾り
鴉と共に闇を祝いましょう
黄色の少女は派手やかな黄色(こうしょく)の靴で
星と共に踊り狂いましょう
「さぁ、宴の始まりだ!」
満ちたる月は訪れぬ朝を嘲笑い
闇と鴉が...sleep less
赤メガネ
海に流れた白踏む水よ
飛沫を上げて輝く青よ
わたしは影になって波間に溶けよう
打ち捨てられた枝の分まで
透明に 蒼海に響いて
漆黒の髪染めた朝焼けの風
奮い立てて彼方に疾れ
どうかこの想い
叫ぶことできみに届けば...
揺蕩に宿る青の陽よ...潮騒
おがぶら