タグ:弱音ハク
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注意書き
これは、拙作『ロミオとシンデレラ』の外伝です。
アカイ視点で、外伝その四十五【正しい選択】から続いています。
よって、それまでの話を読んでから、お読みください。
【人間は不完全なもの】
ハクから大事な話があると呼び出された時、実を言うと俺はかなり期待していた。ハクが俺を信頼して...ロミオとシンデレラ 外伝その四十六【人間は不完全なもの】前編
目白皐月
注意書き
これは、拙作『ロミオとシンデレラ』の外伝です。
ハク視点で、外伝その四十一【好きという気持ち、嫌いという気持ち】から続いています。
よって、それまでの話を読んでから、お読みください。
【正しい選択】
姉さんがおかしくなって、あたしは、色々と決断を迫られた。……って書くと、少し大...ロミオとシンデレラ 外伝その四十五【正しい選択】
目白皐月
昔々あるところに、ルシフェニアという王国がありました。
その王国には齢14の王女様と王子様がいました。
彼女たちの両親はグーラ病という病で死んでしまったため、大臣達の支えのもと、国を治めていました。
そして今回のお話は、双子の平和で、のどかで、グダグダで、いろんな意味でありえないお話です。
──心の...【悪ノ娘】双子と平和な国での恋仲戦争【二次創作】
雪りんご*イン率低下
#94「判決」
あの悲しい事件の翌日
朝、僕が遅めに目が覚めるとルカさんは、すでにその場にいなかった
リンちゃんの話では、今朝早く自分の家に戻ったらしい
「まったく……ルカさん、怪我してるっていうのに……」
「あとは自分でなんとかするんだって」
リンちゃんがニコニコ笑っているのだから、心配はないとは...妖精の毒#94
しるる
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:22
「一気に寂しくなったわねぇ~」
デジカメを手の中で遊ばせながら、未来は窓際で暇そうにぼやいた。文化祭も終わり、楽しさの余韻を打ち壊すような期末テスト期間に突入した昨今、ジャマ研にはテスト勉強の為に顔を出すいつもの面子が...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:22
へっぽこなGrau(近況:生きてます
#93「解決」
「ハクさん……今回の一件はあなたもわかっている通り、誰も悪くない。もちろん、あなたも……」
僕にも経験があるから……僕を捨てた親を恨んで泣いたこと……
「全て最初からわかっていたとしても、認めたくなかった。それもわかります」
僕だって……親がいないことを認めたくない時期は少なからずあ...妖精の毒#93
しるる
#92「真相」
叫ぶハクさんを僕は無言で見ていた
嫌悪でも、軽蔑でも、同情でもない……自分でもよくわからない感情で……
「うるさい……うるさい……あの女が、そいつらが、私を……」
ハクさんの髪が乱れ、長い髪の間からあやしく目だけがのぞける
「ハクさん!目を覚ましてください!こんなことをしても、あなた...妖精の毒#92
しるる
――――――――――#5
「司令部通信室からC-2。現状を報告せよ」
「C-2は異常なし。送れ」
「了解した。通信終える」
亞北ネルは旅団本部棟――基地司令室と同じ建物――の通信室で、5分毎に通信機を弄っては退屈そうに頬杖を付いていた。鏡音レンが配置についてから、2時間が経過していた。
「...機動攻響兵「VOCALOID」 3章#5
九十九折坂の狐
#91「過ち」
「あなたは大きな勘違いをしているんだ!」
僕の言葉が、今はただただ空しく響く
「あなた……さっきから、それを言っていますね?私が一体何を間違っているというのですか?」
ハクさんは不気味に笑っていた
「ハクさん……さっきの話、身に覚えがありませんか?」
「ふふ……ありますよ。さっきの女...妖精の毒#91
しるる
#90「本音」
先代とリンちゃんに恨みをもっていた人物
メイコさんに睡眠薬を飲ませることができる人物
あのルカさんを投げ飛ばすことが出来るのは訓練された人物
僕が人間だとあらかじめわかっていた人物
そう、初めからこの人しかありえなかった
「やはり……あなたでしたか…………ハクさん」
「お見事です。ま...妖精の毒#90
しるる
ああ、目の前にいるのは、先輩か…
隣は?まさか、恋人?
あーあ、先輩のこと、尊敬していたというのに。
おや、見渡せば皆リ〇充ばっかり
そうよね、どうせ私が駄目なのよね
私が馬鹿だから
私がドジだから
私が……gdgd
今日も私は弱音ハク...弱音ハクを自分なりにイメージした
*鵺*
人間なんて 信じられない
他人なんて 信じられない
クソ喰らえ クソ喰らえ
ク・ソ・ク・ラ・エ 嫌あぁーっ!!
毎日何となく生きている 今日この頃
何か少しでも嫌な事があったら いつも思う
「所詮、人なんてこんなもんだ」と
勝手に脳内解釈し 勝手に脳内納得し
そしてまた 昨日よりも一歩嫌いになってい...ニンゲンキライ
歌多音フワリ
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:21
『『ヨロシクお願いしまーーーす』』
メンバー全員で挨拶をし、定位置に付く。各自チェックを行ない、視線を交わして一呼吸。
衣装は全員、白のYシャツに赤基調のチェック柄ネクタイで上を合わせ、下もネクタイと同じ柄で男性陣とド...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:21
へっぽこなGrau(近況:生きてます
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:20
本日文化祭3日目、最終日。
昨日の演劇鑑賞、各委員会委員長が務める審査員達によるトップ争いが熾烈を極めたが、僅差で櫂人のクラスが優勝を果たした。2位には留佳のクラスがあげられた。
留佳の演じた傲岸不遜なシンデレラの型破...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:20
へっぽこなGrau(近況:生きてます
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:19
続く普通3年C組には櫂人がおり、演目は『ロミオとシンデレラ』
これは今学生達の間で流行っている人気少女漫画だ。主人公達の揺れる恋模様が気になって仕方がないと、読者達の心を常に揺さぶるファンタジーで、アニメ化も決まったら...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:19
へっぽこなGrau(近況:生きてます
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:18
昨日の合唱コンクールから一夜明け、今日は3年生がメインの演劇鑑賞会。それが毎年恒例文化祭2日目のイベントである。全学科3年9クラスそれぞれからなる演劇は毎年様々なテイストで後輩達の目を楽しませている。これも先日のコンク...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:18
へっぽこなGrau(近況:生きてます
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:17
「忙しないわよね~」
芽衣子がふと溜息を吐く様に呟いた。先日の体育祭の総合優勝は国際交流科、特別最高点賞は2年A組。部活優勝は言わずもがな、ジャマ研が断トツだった。ジャマ研は今日も慌ただしかった。
「仕方ないだろう、こ...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:17
へっぽこなGrau(近況:生きてます
――――――――――#3
1時間半後。議題は各部隊の配置と状況終了までの防衛シフトになっていた。旅団がほぼ総動員という作戦規模なので、簡易に連絡を取りながら旅団本部でシフト体勢を整えていくという方向でまとまった。
「やはり「VOCALOID」に入り込まれると、つらいな」
亞北ネルが将官達の前で...機動攻響兵「VOCALOID」 3章#3
九十九折坂の狐
エルメルト攻響旅団基地司令室。普段はだだっ広い室内で初音ミクが嫌々仕事しているだけの、あからさまな建物の無駄遣いとしか思えない光景があるだけの場所である。
ネギを生やしてはネルに怒られ、ネギを収穫してはハクに説教されるという醜態も演じた。
この司令室が今、第7機動攻響旅団始まって以来の、ちゃん...機動攻響兵「VOCALOID」 3章#2
九十九折坂の狐
――――――――――#1
ちょっと前に、ちょっとした戦争があった。
今では「メディソフィスティア僭主討伐戦争」と呼ばれる、歴史上は変哲の無い、ただの覇権争いである。
前の時代区分では英雄だった文明が、血みどろの革命の結末で暴君として倒される、良くある話だった。
けれども、やはり歴史上良くある...機動攻響兵「VOCALOID」 3章#1
九十九折坂の狐
HATUNEMIKU――――――――――STAR of ROUND.
「おっと。あいつにしてはマシなグレートコードを使ったな」
初音ミクが、衛星軌道上からの増援を牽制するコードを使った。ネルとしては、本当はそれをハクにやってもらって、ミクは後詰としてコードを保留してもらいたかったのだが。
「...機動攻響兵「VOCALOID」 2章#5 /2章fin
九十九折坂の狐
――――――――――
「じゃあ、私も仕事があるから」
「待て。仕事だ。あの「VOCALION」に乗ってたパイロットの人定、付き合って貰うぞ」
どさくさに紛れて立ち去ろうとするハクの襟首を掴む。
「お断りします。第6から通報があって、対応に忙しいんですよ」
「なんだ、第6って氷山の旅団か?あ...機動攻響兵「VOCALOID」 2章#4
九十九折坂の狐
ここに到着して、もう2週間がたとうとしている。
基地では「VOCALOID」用の個室が当てられているが、寝心地は最悪だった。
ロクな夢を見ないのだ。やれ、エルメルトが焦土と化すだの、UTAU最強の「VOCALOID」が侵入しただの、睡眠薬が聞かなくなってうなされるだの、やたら生々しい夢ばかり見...機動攻響兵「VOCALOID」 2章#3
九十九折坂の狐
――――――――――
夜が白む。食いさしのサンドウィッチを齧り、車道の真ん中で目指す街の方角を見ていた。
「蒼音の奴、どういう指示をしたんだ」
重音テトはエルグラスで「VOCALION」を失ってから、敵の捜索を掻い潜って脱出路を探していた。
エルグラスは比較的前線に近く、奇襲としてはそこそこ...機動攻響兵「VOCALOID」 2章#2
九十九折坂の狐
――――――――――#4
また戦闘かと思ったが、そうでもないみたいだ。弱音ハクはじっと窓の外を見ている。
「レン君、今日の所はいいですよ。考えて置いてください」
「はい?」
ハクはいきなり宣言すると、書類を片付けだした。
「ですが、ここにいる限りは「VOCALOID」として訓練を受けてもら...機動攻響兵「VOCALOID」 1章#2
九十九折坂の狐
――――――――――#3
エルメルト攻響旅団基地は、元々は普通科陸軍の駐屯基地だった。
音響技術が発展を極めた時、突如として「VOCALOID」は魔術や宗教や自然科学に続く新たな自然法則の体系となり、世界の姿を一変させた。
「第3次インテリジェンステクノロジーレボリューション」、「THE 3r...機動攻響兵「VOCALOID」 1章#1
九十九折坂の狐
「カエさん、お帰りなさい」
居間に入ってきたカエさんは、悩んでいる表情をしていた。どうやら、お姉さんとの対面は上手くいかなかったようだ。
「あたし、お茶を淹れてくるね。座ってて」
ハクちゃんはまた、台所に行ってしまった。カエさんは「ありがとう」と言うと、ミカちゃんの傍に屈みこんで、その頭を静かに...ロミオとシンデレラ 外伝その四十一【好きという気持ち、嫌いという気持ち】後編
目白皐月
あたしとめーちゃんは、結局この日もハクちゃんにつきあうことにした。幸い予定は入ってないし。乗りかかった船というか、単なる好奇心の赴くままにというか。
一度めーちゃんの家に寄ってから――だって、昨日と同じ格好というわけにもいかないでしょ、お酒の匂いもするんだし――ハクちゃんの家に向かう。ちなみに家...ロミオとシンデレラ 外伝その四十一【好きという気持ち、嫌いという気持ち】中編
目白皐月
注意書き
これは、拙作『ロミオとシンデレラ』の外伝です。
マイコ先生視点で、【家族の定義】の続きになります。
したがって、それまでの話を読んでから、お読みください。
【好きという気持ち、嫌いという気持ち】
なんというか、まあ、厄介なことになってるわね。あたしはそんなことを考えながら、むく...ロミオとシンデレラ 外伝その四十一【好きという気持ち、嫌いという気持ち】前編
目白皐月
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:16
第1走が終わり、続けて第2走のアナウンスが流れた。
「「いってらっさーーーい」」
「はいはい、アンタ達、大人しくしてなさいよ」
「「はーーーい」」
凛と漣に見送られながら芽衣子と櫂人はスタート位置まで移動した。選手が全...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:16
へっぽこなGrau(近況:生きてます