タグ:清花ちゃん
17件
「かなりあ荘が…消える?」
そんな話をゆるりーさんから聞いたのは、確か春先だったような気がする。
各々が自分の道を歩み始めて幾年経っただろうか。
一人称が『俺』だった自分も、仕事を重ねていくうちにいつしか『私』と自分を呼称するようになった。
そんな中、時折かなりあ荘には顔を出す時はあった。
同好の士...【最後の物語】さよなら、またね、かなりあ荘
Turndog~ターンドッグ~
ハロウィン。
子供たちが奇々怪々な怪物たちに扮して大人たちを脅はk……もとい誘惑するこのお祭り。
去年も一昨年も、変なものをやるもんだと斜に構えてたあたしだけど。
……たまにはそんな変な風習に身をゆだねてみるのも、悪くないよね?
『Trick or……treat!!』
そう嗤い掛ける私の目の前で――...【ハロウィン!!】Trick or…Love?【つんでれ☆どっぐちゃん】
Turndog~ターンドッグ~
「あー、暑いー…」
夏。
先日日本列島を直撃した台風は、この地域に何日も大雨を降らせた。
その時に作ったてるてる坊主が、今はもうすっかり晴れた窓際に風鈴のように揺れる。
「…すいか食べよう」
部屋の冷蔵庫から1/4カットのすいかを取り出し、キッチンまで行って切って(一つはゆかりん用に小さく)、お皿に...【かなりあ荘】小さな迷子【ちびゆかりん】
ゆるりー
《with あゆみんさん》
「ハロー!ゆるりーさん!」
すぅさんとちずさんがこたつから出て行き、読書をしていた私。
ちょうどちずさんから借りていた本が読み終わったので返しに行き、そこでごたごたに巻き込まれ。
なんやかんやあって、リビングへ戻ってこたつむりをしていた私に、あゆみんさんが声をかけた。
「...White happiness --後編-- 【かなりあ荘】
ゆるりー
机に向かい、かぼちゃの形をしたネックレスを眺める。
この行為も何度目だろう・・・飽きるほどやっているんだろうきっと。
年明けてすぐ、ターンドッグさんとこのネルちゃんに頼んで作ってもらったシルルスコープ。
清花ちゃんに会ってみたい、とは思うものの中々決心できずに2ヶ月が過ぎてしまった。
ずっと机に向か...日常と清花ちゃん【かなりあ荘】
すぅ
「Zzzz……」
2014年元日。
深い眠りについていた私は、陽気なアラーム音により一気に現実に意識が引き戻された。
私は音だけを頼りに、虚ろな目のままを手探りで探した。
数秒後にである祖母から貰った折りたたみ式携帯──電話もメールも出来ないため、目覚まし時計として使用している──のサブディスプレイ...正月のかなりあ荘【withかなりあ荘】
雪りんご*イン率低下
……一年というのは早いものである。
気づけば木枯らしが吹き、昆虫は姿を消し、俺は生き甲斐を失い、どっぐちゃんは自らの髪にくるまり、ルカさんは灰色のコートを着て出勤するようになる。
師走―――――12月とはそんな時期だ。人肌恋しくなるぐらい寒く、それ以上に忙しい。
そんな冬の時期――――――――――
...dogとどっぐとヴォカロ町! Part11‐1~年収め:しるる・清花・ネル~
Turndog~ターンドッグ~
―――――一瞬、普通の人間だと思った。
それぐらい、彼女の姿には違和感がなかった。
袴が私服代わりだといってしまえば普通の人間で通用しただろう。
だがその足はふよふよと浮いていた。
その瞬間、彼女が幽霊であることを理解し、一瞬体が固まった。
だがどっぐちゃんは明るい顔をしている。
そうか、そうか。こ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part10-2~15人目~
Turndog~ターンドッグ~
雨も冷たくなってきた、12月中旬のある日のこと。
俺はかなりあ荘一階のしるるさんの部屋の横で、どっぐちゃんと一緒に佇んでいた。
元々の用は、『ネルネル・ネルネクリスマスセール! 大特価で放出しちゃうぞSP!!』という、アイテム割引セールについて相談しようとしていた。
……が。
「……この話声……」
...dogとどっぐとヴォカロ町! Part10-1~邂逅~
Turndog~ターンドッグ~
#「しるるとネルちゃんとシルルスコープ」
かなりあ荘の住人は女の子が多い
けれど、そんな厳しい環境の中、みんなを引っ張ってくれるお兄さんがいる
なんだかんだで、みんな、頼りにしている
私だって、精神不安定な時はお世話になってます
そういえば、この間、りんごから、「ターンドッグさんと兄さんが重なってて...しるるとネルちゃんとシルルスコープ
しるる
#「幽霊ちゃんとしるるさん」 後編
私は決心して、シルルスコープ(SS)をおよそ半年ぶりに使う
……動かない
「あ、電池きれちゃったかな?」
そう、しるるのSSは電池式なのだ(遭遇しませう参照)
半年ほど使っていなかったSSの電池は完全に放電しきっていた
「これでよし!」
電池をそこらへんの目覚まし...幽霊ちゃんとしるるさん 後編
しるる
#「幽霊ちゃんとしるるさん」前編
*最初に……今回はながいよ、そして清花ちゃんは前編にいないよ
かなりあ荘には現在14人が暮らしている
いや、厳密には15人目がいる
その子は、私たちとは少し違う
……いくら食べても太らないし、いくら遊んでても歳もとらない
うらやましいいいいいいい!
まぁ、それは、...幽霊ちゃんとしるるさん 前編
しるる
「ああああああ!!!」
机に思い切りノートを叩きつけ、ばたんと立ち上がる。
本当はそれだけでも騒音なのだが…あ、しかも私叫んだね。
でもまだ、こんなんじゃ収まらない。
本当は、机に向かっていないで、一日中わめいてすっきりしたい。
だが間違っても今年は受験、ちゃんと勉強しなければいけない。
というか、...清らかな花【かなりあ荘】
ゆるりー
――――――――――つんでれ☆どっぐちゃん。それが、あたしの名前。
変な名前でしょ? Turndogが何を考えたか、こんな名前つけたのよ。……まぁ、せっかくつけてくれた名前だし、悪い気はしないけどね?
かるーくあたしのこと、おさらいしよっか。
あたしの正体は、Turndogから分離したあいつの精神体...【つんでれ☆どっぐちゃん】どっぐちゃんと清花
Turndog~ターンドッグ~
#「幽霊ちゃんの気持ちになってみませう」
清花……それはこのかなりあ荘に憑りつく幽霊ちゃんの名前
見た目は、まだまだあどけなさが残るかわいい女の子
朝食を作ってくれたり、カーテンをシャーしてくれたりととても面倒見のいい子
でも、そんないい子を泣かした阿呆がいた
それが管理人のくせに管理する気がないし...幽霊ちゃんの気持ちになってみませう【byしるる】
しるる
#「幽霊ちゃんとお話しませう」
ある土曜日、かなりあ荘は静かだった……
共同リビングでお茶を淹れて静かに飲む管理人しるる
「……お茶、うま」
ずずーっと音を立てて飲む
歳よりくさいかもしれないと思いつつも、誰かがみているわけじゃないし、いいかと思う
しるるは暇を持て余していた
「……静かだなぁ……み...幽霊ちゃんとお話しませう【byしるる】
しるる
#「幽霊ちゃんと遭遇しませう・後編」
前編のあらすじ
しるるがふざけた
お化けを見ようと手に入れた【シルルスコープ】であったが……
うまく使えないので、説明書を見る
『本商品には、電池が入っていません。別売りの電池を装着してください』
あ、電池ね
しるるが電池を入れる
そして、シルルスコープを起動す...【後編】幽霊ちゃんと遭遇しませう【byしるる】
しるる