タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(46)
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──春。
僕は3月に中学を卒業した。
ずっと一緒だった友達と離れ、1人上京した。
初めての土地に戸惑いはしたものの、新しい生活が出来ることに嬉しさが込み上げる。
しかし知らない土地に1人、ということは紛れもない真実。
やはり寂しいし、怖い。
上京してから一週間、真新しい制服に身を包み電車に乗る。
今...春、君、僕。
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私の既存作、「メランコリック」とは一切関係ありません。
それを踏まえた上でお読みください。
「リンー」
「何?」
私が不本意ながらレンのことが好きだと気付いてからはや2週間。
この2週間は大変だった。
話してると妙に緊張するし、触られただけで肩がはねた。
でも2週間という時間を経て、この緊張感は完治...トゥインクル【Ⅱ】
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私の既存作、「メランコリック」とは一切関係ありません。
それを踏まえた上でお読みください。
「また私の赤ペン勝手に使ったでしょ!使うのはいいけどちゃんと返しなさいよ!!」
「いちいちうるさいなちびリン!」
「ち…!!もう教科書も何も貸さない!忘れたら自分でどうにかしてね!!」
「は!?それとこれは違...トゥインクル 【Ⅰ】
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「ねぇリンちゃん」
「なぁに、レンくん」
「ぼく、おとなになったらリンちゃんの“おむこさん”になりたい!」
「おむこさんって、なぁに?」
「“ずっと一緒にいれるひと”だよ、リンちゃん」
そう言って保育園の先生は笑った。
「ふぅん、じゃあリンも“おむこさん”になる!」
「ふふ、女の子はね、“お婿さん”...【リンレン生誕】幼馴染みの君と【おめでとう!】
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「あ…」
「いてて…酷いなぁ…」
何も酷くはない。
自業自得だ。
「カイト兄!?」
…カイト兄?
ってことは俺のお兄さん!?
というか男いたんだな、あの家に。
「で、こちらの女の子が新しい家族のレンちゃん?あれ、おかしいな、男だって聞いてたのに…」
「か、カイト兄、レンはおとk」...姫君のお城と借金少年(6)-兄貴-
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※リンレン幼馴染み設定
───人生なんてすべて自己満足。
君が人を褒めるのも、貶すのも、所詮自己満足なのだ。
恋も友情も愛も執着も、全部全部可愛い自分のため。
だから、人生何てモノに価値なんてない。
「───で?何が言いたいの、リンは。」
「だから宿題なんt」
「文句言わずやりなさい。」
「レン、お...人生なんて自己満足
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朝からドキドキだった。
今日は彼女の誕生日!
俺の手には彼女へのプレゼント。
気に入ってくれるかな…
「みーく姉っ♪」
「何?リンちゃん。」
「誕プレはいっ♪」
「え?あ、そっか、誕生日だね、私。」
そう言って笑うミクは天使にしか見えない。
じゃなくて!!...ミク生誕!
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「楽しみね。」
俺たちはグミとの約束通りニコファ●レの前に来ている。
「グミさんまだなのかな?」
見渡してみると見覚えのある碧髪の女の子がいた。
その女の子はケータイ画面を見て必死に頭を押し付けていた。
しかも何か言っている。
「あの人がグミさん…なわけな…」
「あ、隣のレン君っ!!」
人をとなりの...姫君のお城と借金少年(5)-ライヴ-
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「ねぇリン、髪切らない?」
「切らないっ」
「どうして。」
「3年間伸ばし続けたんだよっ!?長いのいいじゃんっ」
リンは中2から髪を伸ばしてきた。
前は肩にかかるくらいだったのに今は腰まである。
──本当に厄介だ。
リンは綺麗になった。誰にも負けないくらい。
さらさらの長い金髪を靡かせ、白く滑らかな...髪 ver.禀菟
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いつからだろう。
リンが女、僕が男ということがハッキリしてきたのは。
リンは中学に入った途端、僕と同じベットで寝るのを止めた。
僕とお揃いのTシャツを着なくなった。
そして、僕に触れようとしなくなった。
普通のことかもしれない。
僕もリンも思春期なのだから。
僕もずっとそう思っていた。
これが僕たち...only mine
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『隣の席のレン君っ。君は家族を誘ってくれればいいのだよっ』
そんな簡単に言われても困る。
あと何キャラだ。
リンやミクは誘えば来てくれそうだが、ルカは仕事があるかもしれないし、ユキは話もしてくれない。
「レン、帰ろ!」
そんな事を思っていたら1日が無事(?)終わったようだ。
「今行くよ。」
何か恋人...姫君のお城と借金少年(4)-御誘い-
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「リントおおぉぉおぉぉっ!!!!!!!!」
「うわっ、グミまた!?」
「ミクオ君にフラれたーっ!!!!!!」
「まったく……何回目だよ…」
「だってだってぇっ!!」
俺はリント。
俺の腕の中で泣いている女の子――グミ――は隣に住んでいる。
まぁ、いわゆる幼馴染みだ。
グミは可愛いし、素直だ。
だから...【100作記念】君への片想い【ただの俺得】
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「ねぇリン、うっ海行かねぇか!?」
「え、海?」
ファッション誌を寝ながら見ていたリンは顔を上げた。
「ほら夏だし!!」
「…レン変態的想像してるから嫌だ。」
「しっしてねぇよ!!してるけど!!」
「ほらしてんじゃん!!」
「だって水着だぜ!?リン胸ちっちゃいかr」
「殺されたいのか?」
「いえ何で...海 ver.禀菟
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「…はぁ…やっぱり転校かぁ…」
ミク曰く
「学校も一緒の方が親しみがあるじゃない。」
とのことだ。
確かにそうなのだけれど、問題は…
「小中一環校だからリンとユキと仲良くしなさいよ。」
何故だかユキに嫌われているらしい。
俺と話はおろか、目すら合わせてくれない。
「じゃあ私は高校に行ってくるわ。ルカ...姫君のお城と借金少年(3)-転校-
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「なぁ、ルカ殿。」
キッチンから出てきたルカにがくぽが話しかけた。
「何?」
「今日、何の日だか分かっておるか?」
「さぁ?」
その答えを聞き、顔をしかめる。
「じゃあ、今日は誰の誕生日だ?」
「さぁ?」
今度は不機嫌そうにルカを見上げた。
「……もう良い。」...がくぽ誕!
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よく晴れた月曜日だった。
僕は大好きなリンに話しかけた。
「リン、あのs」
「クオくん、帰ろっか。」
「だからくん付けすんなって。」
「恥ずかしいじゃん。」
少しはにかみながらクオという少年に笑いかける。
「か、彼女だろ?」
「ま、まぁ、そうだけど…」
知らなかった。...ヤンデ恋歌 ver.禀菟
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「グミちゃん!!」
「何?」
「いやぁさぁ、明日夏祭りじゃん?」
「で?」
「いや、で?じゃなくて。一緒に行かない?」
結構かるーく言ったけど、俺の中では超大事なこと。
一か八かでやっと誘おうと決心して話しかけたんだから。
おっと、自己紹介してなかったな。
俺は始音カイト。
グミちゃんが大好きです!...夏祭り ver.禀菟
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「こっちよ。」
俺は借金から逃れるためにミクさんの家の前に来ている。
が。
「え…。なにこれホラー…?」
「失礼ね。ちゃんとした家よ。」
ぼろぼろだった。
壁はひび割れ、窓はバリバリに割れている。
リアル廃墟だった。
廃墟のわりには建物が大きく、昔は立派なお城だったような雰囲気がある。
「あ、ミク姉...姫君のお城と借金少年(2)-お城-
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「おじさん、一回お願いします。」
「はいよー」
私は金魚。
夏祭りにいる普通の金魚すくいの賞品。
「おじさん、この金魚綺麗な色してるな。」
「ははっ、だろう?注文したらこいつ混じってたんだよ。」
「へぇ。じゃあコイツ狙いで。」
「まいど。」
私のからだの色は水色。
周りの他の金魚は赤色。...金魚 ver.禀菟
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「ルカ!!!!!!」
「レン…」
「ぼっとしてねぇで早く救急車呼べ!!!!」
「でも」
「いいから早く!!!!」
「レン」
私の手術中、2人はこんな話をしていたらしい。
「んだよ。」
「やっぱ、憎んでるよね、俺のこと…」
「まぁな。」...ある少年と‥⑬-最終話-
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「…ねぇクオ。」
「何?」
「雨止ませて。」
「無理だな。」
「じゃあこの湿気どうにかして。」
「それも無理だな。」
「あぁもう!何で梅雨なんてあるのよ!!つまらないつまらないつまらない!!」
「ワガママ言うなよ。梅雨でもいいことあるだろ?」
「…例えば何?」
「紫陽花とか綺麗だし。」...紫陽花 ver.禀菟
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「あ゛づー」
「こら、リン。女の子なんだからスカートで扇がない!!」
「めー姉こそ露出おおいじゃーん。巨乳乙(ぼそっ」
「ルカさん!!」
「何か?」
「せっかく美白で綺麗な肌してるんですから、日に当たらないでくださいよ!!」
「嫌よ。私は日焼けしたいの。」
「俺はルカさんの肌が大好きなんですよ!」
...ルカさんの日焼けを必死に食い止めるカイトの話
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「リン、僕と一緒にこの街から出よう。」
始まりは僕の言葉だった。
「どうして?私はこのままでも…」
「みんな、僕たちを分かってくれないんだ。だから」
―一緒に、ここから飛び立とう―
「ヴーッヴーッ」
「ねぇ、出なくていいの?」
「いいんだ。」
誰が何と言おうと、僕たちは一緒なんだ。
双子なんかじゃな...Fire◎Flower
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「なぁ、まだ着かないのか?」
「何甘ったれてるの!!こんなんじゃあ受験失敗するからね!!」
「縁起でもないこと言うなよ…」
俺は今、この双子の姉(というか俺のほうが精神年齢的に年上)の提案で、蛍を見ようと渓谷に来ている。
蛍とかいうから、今は夕方であり、虫がたくさんがいる時期に時間帯であり…
結論か...蛍 ver.禀菟
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「レン!何で起こしてくれなかったの!?」
「起こしたよ、何回も。起きなかったのはリンでしょ。」
「じゃあ叩くなり何なりしてよ!!」
「叩いたら怒るだろ、どうせ…」
双子の弟のレンに文句を言いながら学校へと走る。
あ、勘違いしないでね。
いつも走ってるわけじゃないよ?
今日はたまたま寝坊したわけでね?...失恋(リンver.)
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ルールは嫌いだ。
縛られることが嫌いだ。
だから僕は逃げる。
野良猫が一匹。
「何のために生きるの?」
野良猫は黙って僕を見下ろす。
私は、ただ走る君を見ている。
そして先程の野良猫にこう言った。
「私はすべて正せるよ。」
規則を破り、ぶちまける。...パラジクロロベンゼン・アンチクロロベンゼン【自己解釈】
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「ごめん、グミちょっと掃除するから出てって。」
「え?あ、はい、マスター。」
「あのさ、グミ。私たち今から大掃除するから部屋に絶対入らないでよ?」
「え?なんで?」
「いーから!てゆかグミヤとデートしてきて。」
最近、みんなに避けられてる気がする。
『用がある』とか『忙しい』とか言われて、あんまり話...GUMI誕記念
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「何でレンがいるの?」
「るせぇ、お前のせいだろ。」
重い。空気が重い。
「あの…仲良くしt」
「もとはと言えばお前のせいだろ。」
「わっ、私!?」
「ルカは悪くないよ。レンが引き下がってくれればいいだけの話じゃん。」
「警察沙汰になるだろ!!」
「あの、私が悪いんです…」
「空気が重いっ!!」...ある少年と‥⑪
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「ミキ、なにしてんの?」
「…歌の練習。」
「なんだ。じゃあマスターに見てもらえばいいのに。」
「マスターを驚かせたいの!!いっつも影薄いからもっとマスターに評価されたい!!」
「そうなんだ。」
「そういうレンは?」
「…リン待ってるの。」
「ふーん…。じゃあさ、歌の練習手伝ってよ!!」
「嫌だ。」...ミキさんの日常
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「遊園地、行きたいなぁ…」
それはずっと入院している彼がふと呟いた言葉だった。
「レン君、もう少ししたら退院出来るからね。そしたら遊園地、行けるわよ。」
看護師の言葉に口を尖らせた。
「止めてよ、子供扱いするの。」
「まだまだ子供じゃないの。」
「もう中学生だよ!!」
「子供じゃない。」
そう言って...遊園地 ver.禀菟
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