フリースの投稿作品一覧
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おめでとうで始まり
おめでとうで終わる
置いてけぼり一人ぼっち
僕はここから動けない
おめでとうのその先を知らない
書かれた言葉は白い涙
書かれた事実は明日には消され
消せない孤独だけが残る
おめでとうで始まり
おめでとうで終わる...黒い板
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失敗なんて何もないさ
僕らは間違えた分覚えていくから
雨の日に傘を忘れても落ち込む事はないよ
いつだって空模様なんて気分次第
一つ忘れたらまた一つ覚えればいいだけだよ
最後には間違いが正しさに変わるんだよ
正しさなんてホントはないさ
間違いがあるから正しさが生まれただけ
正しさなんてホントはないさ
...全て正しい
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神さま僕はいつ一人になれるの
炎がまだ消えないんだ
火を灯しても
蘇るのは思い出だけ
君の灯火はもう消えた
僕の中で埋み火(うずみび)だけが残っているよ
音も無く消えるんだね
突然過ぎて過ぎて言葉さえ交わせない
蝋燭が泣いている
拠り所にしてた灯火が消えて悲しいのかな...蝋燭
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真っ直ぐに生きたくて
生きられなくてもどかしい
遠回りをすれば確実にたどり着けるのかな
歩いていたらどんどん追い越されて行くよ
近道でもしようかな
地図にない道を曲がろうかな
近道なんてあるのかな
路地裏に迷い込み抜け出せない
真っ直ぐに進めばよかったな
帰り道なんて何処にもない...目的地
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君には出来ないよ
君は僕じゃないから
僕は出来ないよ
僕は君じゃないから
お互い役割があるならそれでいい
才を別つそれは補うって事
君が居て僕が居る
男が居て女が居る
半分に欠けた月は綺麗だけどさ
どこか満ち足りないのは気のせいかな...別つ(わかつ)
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世界と言う名の檻の中
目には見えない獣が潜む
誰も分からず笑ってる
笑ってられるのも今のうち
優しい言葉で隠してはいるけど
結局汚い物には変わりはない
彼等にとっちゃパーツに過ぎない
錆びつきゃすぐに交換されるだけ
切り捨てないで涙の意味を
切り捨てないでホントの笑みを...総白
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明るさと引き換えに星を失った世界
ちっぽけだけど僕はここで生きている
こんな石の街にも生活がある
音が聞こえる人々の生きてる音が
吹き抜ける風から暮らしの匂いを感じる
足裏には車や電車の振動を感じるよ
僕達が居て街がある
街があって僕達は集まった
出会いがあって別れがあって
なんでもあるけどなにもな...街
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Please give a name
風が吹けば消えちゃいそうだから
命があるのかさえ分からないから
まだ良く見えないよ
白い天井と温もりだけが分かるよ
ここは何処なの?
I will certainly be here
まるで輪郭の無い歌のような
形はあるはずなのに命が無いみたい
I will c...名前を下さい
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涙っていつ枯れるのかな
流し尽くした先に果ては見えるかな
使い果たしたはずなのに
身体の内から溢れて来るんだね
苦しいから生きていられる
冷たいと感じると暖かくなれる
僕等は矛盾の中でこそ正直になれるんだよ
何もない世界だから夢見れる
何もない世界だから生み出せる
真っ白だから描ける未来...僕から誰かへの軽いメッセージ
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僕は出て行くよ
まだ何も知らないから
自分の事さえ知らないから
ここに居ればそれなりなんだろうけど
僕の世界はここで終わりなんだよ
だから僕は出て行くよ
ホントの一人を知りたいから
街に出て見知らぬ誰かに会おう
誰かが居ないとホントに僕が
居るのかさえ分からないから...まだ知らない
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乾いた風が僕の心に突き刺さるよ
唇も喉も乾き言葉さえ発せない
苦しいと言う叫びさえ出てこない
外では涙さえ出てこない
泣ける場所泣き言を言う場所も無い
自分の中にも居場所無く生きていく
心が溢れてるのに乾いてる
乾いた僕の心にも雨が降らないかな
いつまでも恵の雨待っているよ
僕にとっては冷たい雨でも...雨
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春の光に包まれ
起きる朝が切なくて
桜の樹は満開なのに
ひとひら頬から舞い落ちる
麗らかに続く花道を
歩く度に蘇る
色褪せない日々達
思い出が暖かい程
歩みが少しずつ重くなる
近付けば近付く程...未来
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君が好きだったあの頃
忘れないと思っていた
鮮明に残っていた記憶
笑顔も声も温もりも全部
二人で海へ行ったね
サンダル忘れて砂浜で足を汚したよね
海水で足を洗って潮風が心地よく
記憶のアルバムに閉まったね
過ごす時間長くなるほど
増えていくアルバム...いずれ消えて行く
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生まれたら幸せがそこにあるとは限らない
愛情を注がれるのが当たり前だとか
他人と何かを比較して錯覚していただけだよ
誰もが違う 環境さえも選べない
最初から持っていた命 なにも持たず生まれた命
それぞれが歩いてく 放り出される事もある
まだ子供のままでもいいのに突然大人になる事もある
外の世界に突然...不安
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寂しい時こそ前に進め
立ち止まっていたらずっと一人
歩き出せば誰かが居る
待っている人が居るかもしれない
たとえ僕が分からなくても
誰かが僕を分かるかもしれない
目を凝らして街中見渡せば
こんなに沢山の明かりの中
こんな僕を照らしてくれる
進もう寂しさ振り払い...前へ
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土の味を知ってるかい
血の味を知ってるかい
痛みを知り地べたに這い蹲り
苦渋に悶えた事があるのかい
空から降り注ぐ恵は
傷付いた身体に染みる
慰めの言葉さえも
冷笑にさえ聞こえ
自分を責める言葉に
結局は変わって行く...翼
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一番大事な物を君にあげよう
僕にはもう必要のない物だから
僕の一番はもう目の前に居るから
僕にはもう必要ないんだ
僕にとってはもうガラクタだけど
君はこの指輪を気に入ってくれるかな
ホントは物なんかじゃない
僕の心を全部あげたいんだけど
形に出来ない物だから
僕のいつも着けていた...指輪
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眠い眠い眠い
けたたましく鳴り響く目覚まし押し留め
再び布団で二度寝する
ああこれがこの世の天国なんだな
たった5分しかない天国って一番の贅沢
それが過ぎれば5分の後悔地獄が待っている
ハイハイ分かってますよ
走ればいいんでしょ
二度寝と言う天国に負けた自分が悪うござんした
至福の時間なんだから多目...天国
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僕も何かになれるのかな
誰かの記憶に残れるのかな
たった一人でも僕の事を話してくれるのかな
毎日が職場と部屋の往復
生きるだけで精一杯
なにがしたかったのかも忘れて行く
僕もなにかになりたかったはず
あの頃の自分さえ忘れている
いつか僕の語った言葉は
未来の知らない誰かに伝わるのだろうか...100年後の僕
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どうやら随分と嫌われてしまった様だね
時代のせいなのかな
本当は分かってるはずだよ
形が変わっただけで
何も変わって無い事を
求める物を遠ざけようとしている行為
それが一番有害なんじゃないのかな
代用品では本当の満足は得られないよ
やめたいなら形からじゃなくて
手の中から消さなくちゃ...cigarette
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生きてていいと言われたから
生きるのかい
生きると決めて生きるんだよ
自分で決めなきゃだめなのさ
言葉に惑わされちゃいけないよ
進むべき道は切り開くもの
濁流に押し流される事もあるけれど
それでも前へ進むしかない
自分の意思で決めた事なら
失敗も成功も折り合いが付くよ...生きる事
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君が居なくなってからどのくらい経つのだろ
狭いはずの部屋が広く とても寒く感じるよ
二人掛けのソファー 座る気さえ起こらない
ただいまと言っても返事の無い日々
空っぽになった部屋に虚しく響く声
君の声が聞こえるはずないのに
僕の胸の中には君の残響が聞こえて来る
何もないはずの空っぽな胸の中
どうして...広い
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ねえ海へ行こうよ
悔しさや悲しみを洗い流そうよ
潮の中でなら涙を流したっていいんだよ
汚れるのは足の裏だけで
心は洗い流されるよ
発端なんてないんだよ
理由なんて無い
生きてるだけそれだけで
それだけで窮屈なんだよ
人波の中で人並みに生きるって...海へ
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どうしてこんなに寒いのに外に出るの
風も強く進む事すら辛いのに
少しは休めばと思う あなたが心配だから
私は大丈夫だから 焦らないでね
知ってるよ 本当は知っているよ
あなたが頑張るのは 私が焦らせてるから
私を守る為だって事を
暖かさを守る為だって事を
だから寒さにも耐え外に出て行くんだ
でもね私...暖かい
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人生なんて夢物語
いつ目覚めるかなんて分からない
夢を持ったら夢の中
今と言う目覚めのベルが呼んでいる
何をやりたいの?
何が出来るの?
結局出来る範囲でしか選べない
小さな国の小さな夢物語
それは自分で見てる夢なのか
誰かの夢の中なのかさえ分からない...夢物語